2018年ベストアルバム(邦楽編) その2
4日間にわたってお送りしてきた2018年私的ベストアルバム。今日が最後。邦楽編の5位から1位の紹介です。
5位 ムキシ/レキシ
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そのエンタテイメント性高いステージが大きな評判を呼び、最近ではすっかり人気ミュージシャンの仲間入りを果たした池田貴史のソロプロジェクト、レキシの6枚目となるアルバム。「歌詞のテーマがすべて日本史」という縛りにも関わらず、歌詞の面でもサウンドの面でもマンネリに陥るどころか楽曲の完成度が増し、インパクトも増してきています。本作はまさにレキシのひとつの完成形ともいえるエンタテイメント性高い傑作アルバムに。日本史好きでなくても最初から最後まで楽しめる傑作でした。
4位 ガラパゴス/水曜日のカンパネラ
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ほぼ毎年アルバムをリリースしながら、毎回レベルの高い傑作をリリースし続ける水曜日のカンパネラ。本作も前作「SUPERMAN」からわずか1年4ヶ月というスパンでリリースされた新作ながらも、内容はまたしても年間ベストクラスの傑作に仕上がっていました。今回も前作とはまた異なる雰囲気のサウンドとなっており、エスニックな雰囲気のドリーミーなサウンドが大きな魅力のアルバムに。その勢いはまだまだ止まらなさそうです。
3位 平成/折坂悠太
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宇多田ヒカルやアジカンの後藤正文などから絶賛を受けたことでも話題となったシンガーソングライターの最新作。メロディーラインやこぶしを効かせたような歌い方に和風な要素を強く感じる一方で、ジャズをはじめとした洋楽的な要素も取り込んでおり、邦洋問わず等距離で様々な音楽を取り入れているあたりが今時の、タイトル通り「平成」の音楽を感じさせます。今後の活躍も非常に楽しみなミュージシャンです。
2位 初恋/宇多田ヒカル
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ここに来て、ミュージシャンとしてのランクがひとつ上がったように感じさせる宇多田ヒカルの最新作。特に今回のアルバムではボーカリストとしてのすごみを感じさせる傑作になっていました。宇多田ヒカルといえばデビュー当初は最新のR&Bを聴かせるミュージシャンというイメージだったのですが、最近の作品はR&Bという観点よりもむしろ「歌」自体の魅力を強く感じさせてくれます。宇多田ヒカルのすごさをあらためて感じる傑作でした。
1位 ソングライン/くるり
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くるりのアルバムは大抵年間ベストアルバムに入ってくるのですが、1位を獲得するのは「坩堝の電圧」以来。2人組くるりの時代を彷彿とさせるシンプルな歌モノが並ぶアルバムになっていたのですが、その時代よりもさらに楽曲が深化を遂げた傑作に。特に音の重なりの美しさが印象に残るアルバムになっており、ここは岸田繁が交響曲を作り上げた影響か?こちらもミュージシャンとしてのランクがひとつあがった、ベテランとしてのすごみを感じさせる傑作アルバムでした。
そんな訳であらためてベスト10を振り返ると・・・
1位 ソングライン/くるり
2位 初恋/宇多田ヒカル
3位 平成/折坂悠太
4位 ガラパゴス/水曜日のカンパネラ
5位 ムキシ/レキシ
6位 ロックブッダ/国府達矢
7位 Mars Ice House II/ゆるふわギャング
8位 SOLEIL is Alright/SOLEIL
9位 球体/三浦大知
10位 the CITY/サニーデイ・サービス
ほかのベスト盤候補は・・・
Human/yahyel
Galaxy of the Tank-top/ヤバイTシャツ屋さん
Resources/Takaryu
enigma/MONKEY MAJIK
梵唄-bonbai-/BRAHMAN
わがまマニア/CHAI
デザインあ 2/Cornelius
愛をあるだけ、すべて/KIRINJI
WE STRUGGLE FOR ALL OUR PRIDE/STRUGGLE FOR PRIDE
Modernluv/TAMTAM
Wake Up/エレファントカシマシ
THE ASHTRAY/Suchmos
POLY LIFE MULTI SOUL/cero
湿った夏の始まり/aiko
好きなら問わない/ゲスの極み乙女。
REBROADCAST/the pillows
Stray Dogs/七尾旅人
没落/ぼくのりりっくのぼうよみ
全体的には良作が多かったものの、洋楽と同様、突出した傑作はなかったかな、といった印象。ただそんな中でも1位くるり、2位宇多田ヒカルはベテランとしてのすごみを感じさせてくれたアルバムになっていました。ちなみに10位以下では七尾旅人とぼくりりの新作と三浦大知、サニーデイの4枚は、どれをベスト10に入れるか最後までかなり悩みました・・・。
ちなみに過去のベストアルバムは
2007年 年間1 2
2008年 年間1 2 上半期
2009年 年間1 2 上半期
2010年 年間1 2 上半期
2011年 年間1 2 上半期
2012年 年間1 2 上半期
2013年 年間1 2 上半期
2014年 年間1 2 上半期
2015年 年間1 2 上半期
2016年 年間1 2 上半期
2017年 年間1 2 上半期
2018年 上半期
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コメント
ゆういちさん、こんばんは。
毎年恒例の年間ベストアルバムの選定&発表お疲れ様でした!毎年僕の年間ベストと比較しながら楽しんでいるのですが、今年はあまりゆういちさんとかぶりがなかったなって感じでした。
ちなみに僕の年間ベスト3(邦楽)は・・・
1位 ONE!/ネクライトーキー
2位 AINOU/中村佳穂
3位 POP VIRUS/星野源
でした。ネクライトーキーと中村佳穂はどっちも去年初めて知ったんですが、僕の中ではこの2作が頭ひとつ抜きん出てました。ゆういちさんも機会があれば聴いてみてください!
今年もたくさんの名盤がリリースされるといいですね!それでは。(長くなってしまい、申し訳ありませんでした)
投稿: 通りすがりの読者 | 2019年2月 5日 (火) 01時26分
>通りすがりの読者さん
ネクライトーキーや中村佳穂は最近、名前をよく聞きますね。確かにかなり気になるミュージシャンで、アルバムもよさげですね。是非、一度聴いてみたいです!情報ありがとうございました。
投稿: ゆういち | 2019年3月 9日 (土) 23時23分