ライブレポート2018年

2018年12月30日 (日)

2018年ライブまとめ

今年も早いものであと2日。恒例のライブまとめです。

1/18(木) 結成20周年記念TOUR “That's Fantastic!” ~Hello! We are New POLYSICS!!!!~(池下CLUB UPSET)
2/15(木) Syrup16g COPY発売16周年記念ツアー 十六夜<IZAYOI>(名古屋CLUB QUATTRO)
3/20(月) サニーデイ・サービス LIVE 2018(名古屋CLUB QUATTRO)
4/3(火) PROPHETS OF RAGE(Zepp Nagoya)
5/11(金) 椎名林檎 ひょっとしてレコ発2018(名古屋国際会議場センチュリーホール)
6/1(金) 渡辺美里 ribbon power neo(Zepp Nagoya)
7/6(木) チャラン・ポ・ランタン ホールツアー2018 ”唄とアコーディオンの姉妹劇場 ~ページをめくって~”(名古屋市芸術創造センター)
8/8(木) 名古屋なんて、だいすき 夏の宴~Summer Music Live~(名古屋城 二之丸広場ステージ)
8/17(金) 盆踊りだョ!全員集合(内海海水浴場砂浜)
9/6(木) B'z LIVE-GYM Pleasure 2018-HINOTORI-(豊田スタジアム)
10/9(火) クレイジーキャッツのクレイジー・ナイト(TOKUZO)
11/6(木) PAUL McCARTNEY FRESHEN UP JAPAN TOUR 2018(ナゴヤドーム)
11/27(火) BON JOVI THIS HOUSE IS NOT FOR SALE 2018 TOUR(京セラドーム大阪)
11/29(木) レキシTOUR2018 まんま日本ムキシばなし(名古屋国際会議場センチュリーホール)
12/3(月) KAN Concerto col Quartetto da Muroia 2018(名古屋市青少年文化センター・アートピア)

今年は椎名林檎、チャラン・ポ・ランタン、B'z、BON JOVI、レキシなど、以前から一度見て見たかったミュージシャンのライブに数多く足を運ぶことが出来ました。そんな中でベスト3は・・・

3位 レキシ@まんま日本ムキシばなし

レキシはデビュー直後からのファン。イベントライブの中のステージには足を運んだことがあったものの、なにげにワンマンライブははじめて。以前からワンマンライブに関する高い評判はよく聴いていたのですが・・・まさにネタ満載。捧腹絶倒。最初から最後まで考え込まれたエンターテイメント性高いステージを楽しむことが出来ました!レキシはライブツアー毎に動員を伸ばし、ついにアリーナ公演も実施するほどの人気を確保してしまったわけですが、その理由も納得の素晴らしいステージでした。

2位 PAUL McCARTNEY@FRESHEN UP JAPAN TOUR

「以前から一度見てみたかったライブ」で、今年、なんといっても見れてうれしかったのはポールマッカートニーのライブ!実は以前、チケットまで確保していたのに、直前で中止という事態を経験していただけにようやく見れた生ポールに感激もひとしお。それもなんと名古屋公演!もう本物がビートルズの歌を歌っているという事実だけで感激感激のステージ。もっとも、年齢を感じさせない素晴らしいステージだったのは言うまでもありませんが。

1位 B'z@LIVE-GYM Pleasure 2018-HINOTORI-

正直言うと、思い出補正もかなり働いています。ただ、懐かしい曲の連続に冗談抜きにして感涙してしまったステージ。最初から最後まで興奮の連続で、リアルタイムに聴いていた時期を思い出しながら、思わず熱唱してしまいました。パフォーマンス自体は稲葉浩志の声の調子は決してよくなく、ベストライブではなかったようですが、それを差し引いてもヒット曲の連続のエンタテイメント性も高い素晴らしいステージでした。

そんな訳で数多くの素晴らしいステージを見ることが出来た2018年。特に見たいライブを数多く見ることが出来、非常に充実した1年となりました。来年もまた、たくさんの素晴らしいステージを見れますように。

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2018年12月15日 (土)

弦楽四重奏で聴かせるコンサート

KAN Concerto col Quartetto da Muroia 2018

会場 名古屋市青少年文化センター・アートピア 日時 2018年12月3日(月)18:30~

Kan_live2018

ここ2作品、自身の作品の弦楽四重奏によるカバーアルバムが続いたKAN。それに伴い弦楽四重奏によるコンサートツアーが行われているのですが、その名古屋公演に行ってきました。場所はアートピア。ナディアパークの中の会場ですね。今回、はじめて足を運びました。

ライブがスタートすると、まずは4人の弦楽器奏者のみ登場。会場バックの星空のような照明をバックに、まずは弦楽四重奏で「ホワイトクリスマス」を演奏。するとKANちゃんが登場。バックに天使の羽根を背負ったコスチュームが軽く笑いを誘い、まずは1曲目「KANのChristmas Song」からスタート。この曲の弦楽四重奏アレンジはCDに収録されておらず、ライブのみでの披露となりました。続いては「50年後も」と続き、まずは弦楽四重奏でのステージらしい、聴かせるナンバーからのスタートとなりました。

MCを挟み、カバーアルバムからの曲「Happy Time Happy Song」「世界でいちばん好きな人」「キリギリス」、さらにはカバーアルバムにも収録されていたBilly Joelの「Lullaby」のカバーと続きます。

次のコーナーでは弦楽奏者4人のうち男性陣2人がステージを去り、女性陣2人(2ndバイオリンとビオラ)のみが残ります。まずは女性陣のメンバー紹介。さらには「名古屋の好きな食べ物」の話となり、あんかけスパの話へ。KANちゃんはあんかけスパについて「歩いていて予期しないガラスの扉にぶつかるような衝撃」と、わかるようなわからないような例えを披露していました(笑)。

この女性陣2人のみと「カレーライス」を披露した後は、今度は女性陣がステージを去り、男性陣2人(1stバイオリン、チェロ)がステージ上へ。ただ、メンバー紹介もほどほどにMCを終わろうとするKANちゃんに、メンバーから「もうちょっと話をしましょう・・・」という突っ込みが。そこで出てきたネタがなぜか「最近行ったライブ」という話だったのですが、その話もそこそこにKANちゃんが最近行ったライブ、きゃりーぱみゅぱみゅのライブの話をしはじめました。その話をしたかっただけなんですね(^^;;

さらにその話の中でおもむろに「次の曲は『初見』で弾いてもらいます」という話に。「初見」とは、はじめて見た楽譜をその場で弾くこと。プロなら当然に求められる能力であることを滔々と説明した後、「それでは男らしい曲を」ということではじまった曲が・・・QUEENの「We Will Rock You」。「初見」ということでメンバーに渡された楽譜には、足音の「ドンドン」と、手拍子の「パン」しか書かれていませんでした・・・というオチでした。

そんな「コント」に続いてようやく真面目なナンバー。ポール・マッカートニーの「Blackbird」のカバーを聴かせます。そしてその後は今回のカバーアルバムにちなんで編曲の話。KANちゃんがいかに弦楽四重奏によるアレンジを工夫していったか、「サンクト・ペテルブルグ」「君はうるさい」を例にあげて説明してくれました。

このコーナー、かなり長くて30分くらい延々と説明が続いたのですが、かなり興味深い内容でした。KANちゃんがアレンジでどのような点を重視したかったか、コンセプトを披露しつつ、実際に制作過程で試したアレンジパターンも弦楽器を使い披露。どのようにして曲が完成していくのか、またKANちゃんのこだわりも知ることが出来て、とても興味深いひと時でした。

その後は弦楽器のみのインストナンバー「Menuett für Frau Triendl」「l’Addestramento dell’Arrangiamento」へ。KANちゃんはピアノの椅子に座って聴いていただけなのですが、ちょっと雰囲気の異なる弦楽四重奏のコンサートを楽しむことが出来ました。

続いては弦楽四重奏曲のカバーアルバムのジャケットの話を。特に最新作「la RiSCOPERTA」は、ダウンロードやストリーミング主体となりつつある今だからこそ、CDを手に取った人のために凝ったイラストにしたこと、また本当は絵の中にいろいろとネタを入れたかったけど、ツアーなどで忙しかったため出来なかったこと、などの話がありました。

ライブは一気に終盤に。さきほどアレンジについての説明があった「サンクト・ペテルブルグ」「君はうるさい」、そしておなじみ「愛は勝つ」へ。この曲、最初は静かな弦楽四重奏によるイントロが流れた後、おなじみのピアノのイントロへと流れ込むあたり、かなりダイナミックな展開になっており、おもわずゾクゾクと来るカッコいいアレンジになっていました。そしてThe Beatlesのカバー「Back In The U.S.S.R.」、そして「CLOSE TO ME」へと続いていきます。そして本編はあっという間に終了。本編最後は「永遠」。しんみり聴かせつつ、ライブは一度幕を下ろします。

まずKANちゃんがステージから去ると、ほかの弦楽器のメンバーはステージから去るのですが、その去り方は不自然にゆっくり・・・と思ったら、メンバーが去った瞬間、アンコールもそこそこにステージ逆側からKANちゃんがいきなり再登場となりました。

やがて弦楽器のメンバーも再度ステージへ。そこでなぜかKANちゃんが1stバイオリンをじっと見つめると・・・おもむろにさわらせてほしいという話に。そしてなんとKANちゃんのバイオリンで「アヴェ・マリア」に。しかし、これがグダグタのピッチがはずれまくっている酷い演奏に(^^;;弦楽器のメンバーが最後は耳を塞ぎつつ、演奏が終わるとわざとらしい拍手を送るという・・・ネタですね(笑)。

で、本当のラストは「今年もこうして二人でクリスマスを祝う」をしっかりと聴かせて終了。最後はメンバー全員がステージ上に並んで挨拶。アンコール含めて約2時間半のボリュームたっぷりの内容でした。

そんな訳で今回はじめて見たKANちゃんの弦楽四重奏でのコンサート。いつも通り、ネタ満載で一方、聴かせる部分はしっかりと聴かせる、本当に楽しいステージでした。ライブの構成としては正直、普段のバンド形式でのライブツアーや弾き語りツアーに比べるとこなれていない部分もありましたが、それを差し引いても、コミカルなネタと、しっかりと聴かせる演奏でとても楽しい2時間半でした。やはりKANちゃんのライブは楽しい!!次はそろそろオリジナルアルバム・・・という話をしていたので来年あたり、オリジナルアルバム、そしてそれに続くライブツアーを期待しています。また、彼のライブには足を運ばなくては・・・。

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2018年12月12日 (水)

ネタ満載の濃ゆい3時間

レキシTOUR2018 まんま日本ムキシばなし

会場 名古屋国際会議場センチュリーホール 日時 2018年11月29日(木)18:30~

その高いエンタテイメント性が評判となり、ライブツアーを行う毎にどんどん人気が増し、会場も大きくなってきた、池田貴史のソロプロジェクト、レキシ。ついに彼のワンマンライブにはじめて足を運ぶことが出来ました。会場はセンチュリーホールという大箱。そしてもちろんソールドアウトでした。

Rekisi_2

ライブは定時、18時半ちょうどに会場が暗くなります。するとステージ後ろのモニターに、いきなり往年の名アニメ「まんが日本昔ばなし」のタイトルで「稲穂の神様」の文字が。さらに池ちゃん本人が主演の「昔ばなし」風のコメディーがスタートします。

物語は池ちゃん扮する農民の吾作が日照りに苦しむシーンからスタート。裏山の祠にお参りをすると、なんと稲穂の神様が登場。この神様が扮するのはなんとロバート秋山という豪華キャスト(笑)。神様曰く、「おもしろいものが見たい」ということで、「じゃあライブを見せましょう」という流れでライブがスタート。さらにここで「まんが日本昔ばなし」のオープニングのパロディー映像が流れ、そしてメンバー登場となりました。

1曲目はいきなり最新アルバム「ムキシ」の先行シングルでもあった「SEGODON」からスタート。まんま産業ロック調のダイナミックなナンバーで序盤からアゲアゲでスタートです。途中のサビではいきなり観客とのコールアンドレスポンズも。しかしここでなぜか「SEGODON」のサビに混じり、HOUND DOGの「ff」の「愛がすべてさ いまこそ歌うよ~♪」と歌わせ、なぜか会場は大盛り上がりでした。

このいきなりラストのような盛り上がりで、この曲が終わると「それではみなさんさようなら~!」とまるでライブが終わるかのような振りを・・・もちろんそれは「ネタ」でその後もライブは続行。そのまま「なごん」へと続き、序盤から一気に盛り上がっていきます。

そんな訳で序盤からいきなり大盛り上がりの中でスタートしたレキシのライブ。対バン形式でのライブは以前見たことあったのですがワンマンは今回初体験。評判は聴いていたのですが、一言で言うと非常に濃いライブでした。とにかく1曲毎に「ネタ」が満載のステージ。さらっと原曲通り歌ってお終いという曲はほとんどなく、バンドメンバーと共にこれでもかというほどの様々なネタを繰り広げていく、まさに捧腹絶倒のステージになっていました。

続く「年貢for you」ではなぜか途中から懐かしのJ-POPを池ちゃんみずから歌い始めます。名古屋ということで名古屋出身のミュージシャンを会場に募ったところ、なぜかまずマツケンの声が・・・(出身は豊橋ですが・・・)。さらにスキマスイッチも。スキマスイッチについては常田真太郎について「勝手にアフロをやめやがって。アフロ界の裏切り者です」とコメントしていました(笑)。

さらに懐かしいアルバムからの曲ということで1stアルバム「レキシ」から「Let's忍者」、そして2ndアルバム「レキツ」から「ペリーダンシング」へ。この「ペリーダンシング」では最後は懐かしい武富士のCMソングへと突入。最後は池ちゃんがCMのようなエビぞりのポーズをかなり無理目に決めて終了、というオチになりました。

この曲の最後ではステージ上に突然イルカの浮き輪が登場し、「KMTR645」へ。この曲、毎回、観客席の上を大きなイルカの浮き輪が舞うことがライブの定番らしく、この日もイルカの浮き輪が1階席で舞っていました。ちなみにこの曲、大化の改新をネタとした曲で、最初なんでイルカの浮き輪?と思ったのですが・・・ああ、蘇我入鹿ね(^^;;

さらに「墾田永年私財法」「SHIKIBU」さらに「GET A NOTE」と続き、まずは前半戦が終了。メンバーが一度ステージから去ると、また映像が流れます。今度も「まんが日本昔ばなし」のパロディーで「鶴の恩返し」。最後は池ちゃんが扮する「鶴」が大空へ去っていくと、まるで紅白の小林幸子を彷彿とさせるような、大きな鶴の羽根を背負ったようなド派手な衣装の池ちゃんが登場。「SAKOKU」へと突入します。ちなみにこの曲、原曲では後半、オシャレオキシこと上原ひろみのピアノソロのシーンがあり、この日のバンドメンバー、ピアノの元気出せ!遣唐使こと渡和久が立ち上がったり、後ろ手にピアノを弾いたりするパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた・・・かと思えばいきなりピアノが鳴っているにも関わらずピアノを離れ踊り出すという「弾いてなかったんかい!」というオチへ。ただ池ちゃんから突っ込みが入った後は、オシャレキシのパートも実際にピアノを弾いて見せていましたが(笑)。

ライブは終盤に「KATOKU」そしてライブでは定番の「きらきら武士」に。会場ではミラーボールがまわり、即席のダンスホールに早変わり。会場全体で大盛り上がりの中、とりあえずは本編が終了です。

ただ本編が終了すると同時に映像がスタート。また最初の「稲穂の神様」の続きが。「かなり楽しいんだけど、もうちょっと」という神様のリクエストに応じてアンコールが(アンコールの拍手は起こっていないんですが(^^;;)スタートしました。

アンコール第1弾は池ちゃんが石川五右衛門の格好に扮して「GOEMON」からスタート。そしてラストはライブの定番曲「狩りから稲作へ」へと流れ込みます。ライブグッズとして「稲穂」が売られているのですが、会場のファンの多くがこの「稲穂」を取り出して歌に合わせてゆらすというなかなかシュールな光景に。最後も「たかゆかしき~♪」というフレーズで盛り上がると、途中からいきなり「劇団四季~♪」に変わり、最後は「劇団四季~キャッツ!」というライブの定番(らしい)ネタへと続きます。

ちなみにこの曲の途中では「名古屋のみなさんは一生懸命盛り上がっていますね。飛ばされまいと必死なんでしょう!」というまさかの名古屋飛ばしのネタが(笑)(名古屋飛ばし・・・ライブツアーで東京大阪のみ、あるいは東京大阪福岡など名古屋がはずされること。国内ミュージシャンではさすがに少ないのですが、外タレではよくあるケースでそのたびに名古屋人としては悔しい思いをします・・・)まさかローカルネタの名古屋飛ばしを知っているとは(笑)。ただその後、「レキシは名古屋を飛ばしません!」といううれしい話に会場は盛り上がり、最後は「縄文式、弥生式、どっちも好き~♪」のフレーズで「名古屋が好き~♪」と歌い、会場は大盛り上がりの中、アンコールは一度終了となります。

しかしその後は再び映像が流れます。これはある程度予想していたのですが、「まんが日本昔ばなし」のエンディング「人間っていいな」のパロディー。ただ、最後、「いいないいな、人間っていいな~♪」からいきなり「稲、INA、I.N.A.」と続き、まさかのDA PUMP「U.S.A.」ならぬ「I.N.A.」でPVのパロディー映像へ!この予想外の展開には腹を抱えて笑いました。

そして、この「I.N.A.」が流れる中、メンバーが再登場。全員、「U.S.A.」のダサカッコいいコスチューンで登場。1人1人メンバー紹介がされ、最後はステージ上みんなで「U.S.A.」の「カモンベイビーアメリカ」を踊りました。この、この日一番受けたネタから最後はバラード曲「マイ会津」へ。最後はしんみりとバラードナンバーで締めくくりライブは終了。全員がステージ前であいさつし、ピッタリ3時間、長丁場のライブが幕を閉じました。

そんな訳で3時間にも及ぶライブだったのですが、曲数はわずか15曲。要するに1曲1曲ネタ満載のため長くなるんですよね。ただそれだけ非常に濃い内容のステージで、長丁場にも関わらず、あっという間のステージでした。

そしてこのネタが、バンドメンバーも巻き込んで笑える、そしてよく考えられているネタの連続で最初から最後まで笑いの絶えないステージ。もう文句なしに楽しかったです。最初にも書いた通り彼のステージはそのネタの楽しさから、どんどんと観客動員が増えているのですが、その理由も納得。確かにこれは一度見たら2度3度みたくなるし、曲を全く知らなくても楽しめるわ。上で書いたネタ以外にもたくさん笑えるネタを見せてくれましたし、私のつたない文章ではなかなか伝わらないでしょうが、本当にエンタテイメント性あふれる楽しいステージを見せてくれました。これは次回のライブも絶対に足を運ばなくてはいけませんね!心から満足して会場を後にすることが出来た、素晴らしいステージでした。

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2018年12月 7日 (金)

アラフォー世代に懐かしいセットリストがうれしい

BON JOVI THIS HOUSE IS NOT FOR SALE 2018 TOUR

会場 京セラドーム大阪 日時 2018年11月27日(火)19:00~

日本でも高い人気を誇るロックバンドBON JOVI。その約5年ぶりとなる来日公演を見に行きました。会場は京セラドーム大阪。わざわざBON JOVIを見に大阪まで・・・ではなく、実は仕事の都合で大阪出張があり、夜、時間があいたので、何かライブでもあれば、と思い調べてみたら、ちょうどBON JOVIの大阪公演が行われている、と知り、以前から1度くらいは見ておきたいと思っていたため、足を運んでみることにしました。

そんな訳で、初となる京セラドーム大阪。思いっきり街中の、それもオフィス街の中にあらわれるドームの風景はちょっと異様ですらありました(^^;;

Bonjovi1

今回は東京ドームと大阪ドームでの2公演ということですが、残念ながら大阪ドームの人の入りは「満員」からは程遠いもの。アリーナ席もスタンド席もスカスカで、沢田研二なら怒って帰りそうなレベル(笑)。平日だからってこともあったのでしょうが・・・おそらくアリーナレベルまで十分に埋めれそうなんでしょうけどね。ただファン層はやはり30代40代と私と同じくくらいの世代がメインながらもそれよりも若いファンもいたりして、それなりに幅広く広がっている感じ。そういう意味ではいい意味でいまだに広く人気が浸透している感もありました。

さて、ライブは外タレとしては珍しく19時ピッタリにスタート。最初は正面スクリーンに大きな日の丸が登場したかと思うと、日の丸から白い2本のたすきのような筋が下りてきて、その「たすき」が日本の高速道路に降り立ち、その後高速道路を走り回り、会場に到着しライブがスタート・・・というオープニングになっていました。

そしてメンバーが登場。Jon Bon Joviは今年56歳・・・なのですが、まだまだ若々しい!まずは最新アルバム「This House Is Not For Sale」からタイトルナンバーの「This House Is Not For Sale」「Knockout」からスタートします。

私はスタンド席の後ろのほうで、比較的まったりしながら見ていたのですが、3曲目に彼らの代表曲のひとつ「You Give Love a Bad Name」に入った時は私のテンションも一気に上がりました。思わず一緒に口ずさんでしまうようなわかりやすいメロディーラインとぶっといバンドサウンドに彼らの魅力を感じます。

その後は比較的「Lost Highway」のような比較的最近の曲や、「Roller Coaster」のような最新アルバムの曲が展開。そして後半になるにつれ懐かしい曲が増えてきます。「Born to Be My Baby」や、「It's My Life」など非常に懐かしく感じつつ、その演奏に聴き入ります。ただ、残念ながら「It's My Life」の高音部など、声が出ておらず、かなり厳しそうな感じでしたが・・・。

終盤にも「Keep the Faith」「Bed of Roses」など、アラフォー世代にとっては感涙モノの懐かしいナンバーの連発。最後も「Lay Your Hands on Me」「I'll Sleep When I'm Dead」など昔の曲が続き、ラストはモニターの映像も赤十字の形になり、バックの映像にはなまめかしい看護婦さんらしき映像が流れつつ「Bad Medicine」へ。これまたおなじみの代表曲で私のテンションも一気にあがり、ライブは終了となりました。

Bonjovi2

その後はもちろんアンコールへ。比較的早いタイミングで再びメンバーが登場し、アンコールも「In These Arms」「Someday I'll Be Satureday Night」「Wanted Dead or Alive」と懐かしいナンバーの連続。そして最後の最後に、出ました!この日一番聴きたかった、個人的にBON JOVIで一番大好きな「Livin'on a Prayer」。これまた最後の最後でテンションあがりまくります。個人的にはこの曲を聴けただけでもライブに来れてよかった(笑)とすら思いました。

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↑全員がステージ上に並んだこの日のラストシーン

そんな訳でライブは2時間15分程度。最後は大盛り上がりの中で終了しました。ライブの構成としては前半は最新アルバムからの曲、比較的最近の曲をとりあえず演っておいて、後半はおそらく多くのファンが聴きたがるような懐かしいナンバーを一気に繰り広げる・・・そんな、良くも悪くもベテランらしい構成になっていました。

ステージの方はかなりシンプルで、メンバーが淡々と演奏するのみといった感じのステージ。特になにかギミック的なものを見せるわけでもなく、大掛かりな仕掛けがある訳でもなく、そういう意味では非常にシンプルなステージだったと思います。

演奏の方はこちらも良くも悪くも非常に安定感あるステージ。途中、ギターの早引きソロが入るなど、「いかにも」な聴かせどころはあるものの、全体的には無難な印象にとどまるステージだったと思います。ただ、ちょっと残念だったのはJon Bon Joviの声がお世辞にも出ているとはいいがたく、上にも書いた通り、「It's My Life」も声が出ていませんでしたし、ラストの「Livin'on A Prayer」もサビの部分を観客に歌わせるなど、若干厳しい部分がありました。

まあそういった点を差し引いても、個人的には懐かしい曲をたくさん聴けたし、なによりもおそらくバンド側がそういった昔のファンを意識した、「はずさない」選曲になっていたので、(「ALWAYS」とか「RUNAWAY」が聴けなかったのは残念でしたが)懐メロ的な意味で十分満足できるステージだったと思います。

さすがにS席1万5千円というチケット代金はちょっとお高いのでさすがに次、行くかどうかは微妙なのですが・・・とりあえず1度は見てみたかったBON JOVIのステージに満足して会場を後にしました。

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2018年11月20日 (火)

まさかの名古屋公演!

PAUL McCARTNEY FRESHEN UP JAPAN TOUR 2018

日時 2018年11月8日(木) 18:30~ 会場 ナゴヤドーム

Paul1

ついに行ってきました!ポール・マッカートニーライブ@ナゴヤドーム。実は彼のライブは2014年の大阪公演のチケットを確保していましたが、彼の体調不良のため急きょ中止という事態に涙をのんだことがあります。それから4年。一生に一度は見ておきたいと思っていたポール・マッカートニーのライブ。それもなんと、史上初の名古屋でのライブ(!)。もう、これは行くしかない、ということで満を持して会場に足を運びました。

当日は仕事で若干のトラブルがあり、会場に着いたのが18時50分頃。遅刻した・・・と思ったのですが、自分の席につくとほぼ同時にライブがスタート。約20分押しのスタートとなり、結果として無事、最初からライブを見ることが出来ました。席はステージのほぼ真横のスタンド席。ステージとの距離は比較的近いとはいえ、真横のため若干見にくい場所に。ただ、ポール本人をしっかりとこの眼に焼き付けることが出来ました。まずは本物のポール・マッカートニーを見ることが出来て、大感激です。

ライブはまず「A Hard Day's Night」からスタート。いきなりおなじみのビートルズナンバー。何度も聴いたことある曲。さすがに御年76歳のポールなだけにボーカルの艶は寄る年波には勝てない感じとはいえ、本人が、生で歌っているという状況に大感激しました。続いては「Juniors Farm」。WINGSの曲ですね。こちらも懐かしいナンバーを生で聴けて大感激です。

続いてのMCは、まずは日本語で「コンバンワ!ナゴヤ!」。ポールの口から「名古屋」の言葉が聴けたのも大感激。その後は英語で「古い曲、新しい曲、中間の曲、いろいろやるよ」。この日は会場のモニターに同時通訳によるMCの日本語訳もついており、若干怪しげな訳もあったりしたのですが(彼の新譜「Egypt Station」を曲名と勘違いした訳が登場したり)、ポールの言葉がすべてわかるというのはとてもうれしく感じました。

その後もその彼のMCの通り、基本的にポール・マッカートニーのビートルズ、WINGS、ソロ名義の曲を含めてのオールタイムベスト的な選曲に最新アルバム「Egypt Staion」の曲がからむ形での選曲に。また「最後のパートをジミ・ヘンドリックスに捧げます」としてビートルズの「I've Got A Feeling」を、さらに今の奥さん、ナンシーために書いたという「My Valentine」も。ちなみにナンシーも来日していてこの日のライブを観客席で見ていたそうです。

その後も「From Me To You」や「Love Me Do」などビートルズのヒット曲が惜しみなく披露される中、「この曲をジョンに捧げます」としてジョンの死後に書いた「Here Today」へ。この曲にはおもわず胸が熱くなってしまいます。

さらに「Lady Madonna」「Eleanor Rigby」などおなじみのナンバーにワクワクしながら、「Egypt Station」の曲「Fuh You」に入る前の短いMCで、なんとポールが「ツギハ シンキョク ダガヤ」とまさかの名古屋弁を披露(笑)。これには会場中、大盛り上がりとなりました。

そして「Being For The Benefit Of Mr. Kite!」に続くMCコーナーではウクレレが登場。それを簡単につま弾きつつ、「ジョージはウクレレが上手かったんだよね」とジョージ・ハリスンとの思い出を語ります。ジョージの家に遊びに行った時に一緒にウクレレを弾いたとか。そこからジョージ・ハリスンの「Something」へと突入。最初はウクレレでのアレンジに。バックにはジョージの写真も映し出され、しんみりとしてしまいました。

そこからは一気に明るく、「みんなで歌おう」というMCに続き「Ob-La-Di, Ob-La-Da」へ。特に日本で人気の高いナンバーなだけに会場は盛り上がります。そしてその後もポールが一言「デラ サイコー」とまたまた名古屋弁の登場に会場が湧くと、WINGSの「Band On The Run」、そしてビートルズ「Back In The U.S.S.R.」。こちらはかなり激しいステージとなっており、終盤にかけて会場のテンションはどんどんと上がっていきました。

続いてはポールがピアノを弾きつつ「Let It Be」へ!この曲を生で聴けたというのはうれしすぎます!もうしんみりとその歌声に聴きほれました。さらに会場中にスマホのライトがチラホラと照らし出され、まるで星空のような美しい風景が広がりました。

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本編ラストは「Live And Let Die」からまたもやピアノの弾き語りで「Hey Jude」へ!こちらも是非とも聴きたかったビートルズのナンバー。最後の「Na Na Na Na・・・」では大合唱も起こります。ちなみにアリーナ席ではこの曲にあわせて「NA」と大きく書いたプレートも登場。よくよく見ると「NA」に続き「goya」という小さな文字が書かれていて、名古屋のステージらしさを感じました(笑)。

もちろんその後はアンコールへ。ちょっと時間がかかるかな、と思いきや、数分程度であっさりと再登場。この日、座席にはA3の大きな白い紙が配布されており、アンコールの時に掲げるように指示されていたのですが、それを掲げると、アリーナに大きな日の丸と、スタン席には「JAPAN」の文字が浮かび上がる嗜好となっていました。

アンコールではビートルズの「Birthday」から、選曲がちょっと意外だった「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)」、そしてこの日、個人的に一番印象に残ったのは続くビートルズの「Helter Skelter」でした。

この曲、ご存じの通り、史上初の「へヴィーメタル」とも言えるビートルズ史上最も激しいナンバー。この日のステージでは予想以上にへヴィーなバンド演奏に。ポールも、なんと76歳にして、年齢を感じさせない力強いシャウトを披露。確かに「元祖へヴィメタ」という呼び名も納得の、激しい演奏を聴くことが出来ました。

そしてラストは、ビートルズの事実上最後のアルバムと言われる「アビイ・ロード」の、実質的にラスト3曲となる「Golden Slumbers」「Carry That Weight」そして「The End」で締めくくり。ある意味、「粋」な締めくくりの選曲になりました。最後の最後はステージ上に置いてあったドアラの人形(!)を手の会場を去ります。まさに名古屋らしい締めくくりとなった、約2時間半のステージでした。

まさにオールタイムベストという選曲に感動感動の2時間半。なによりも一生に一度は見ておきたかったポール・マッカートニーのライブが見れて感動の一言です。彼のようなミュージシャンに対しては、最近「レジェンド」という言葉がよくつかわれますが、彼に関しては「レジェンド」という言葉以上に、もう「歴史上の偉人」という表現の方がピッタリと来そう・・・。とにかく見れてよかった・・・そんなステージでした。

ただステージ自体は決して「昔の思い出に浸った」という感はあまりありません。最初に「寄る年波には・・・」とは書いたのですが、ステージ自体は非常にアグレッシブで、まだまだ現役のミュージシャンなんだな、ということを強く感じさせるステージ。最初の方は「さすがに声が弱いかな・・・」と思ったのですが、彼自体、徐々に調子にのってきたのか最後の方はそんなことを全く気にならなくなるような素晴らしいステージを見せてくれました。

もう76歳の彼ですが、まだまだ新曲も聴けそうですね。お元気そうなので、まだ何度か来日公演もありそう・・・。ただもっともおそらく名古屋は今回が最初で最後だろうなぁ。ちなみに名古屋ではかなりのフィーバーとなり、地元紙中日新聞では翌日の朝刊の1面で報道されていたのはちょっとビックリ。それだけ名古屋にとってはポールがやってきたというのは大きなニュースなんでしょうね。そのライブに参加できて本当によかったです!

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2018年10月16日 (火)

貴重な映像と音源たっぷりのトークショー

クレイジーキャッツのクレイジー・ナイト

日時 2018年10月9日(火) 19:30~ 会場 TOKUZO

今回の「ライブレポート」は正確に言うと音楽の「ライブ」レポートではありません。先日、クレイジーキャッツの音楽を取り上げた評論本「クレイジー音楽大全」を紹介しました(その時の感想記事はこちら)。その書籍発売を記念して行われたトークライブが今回紹介する「ライブ」。同書の著者である佐藤利明氏、音楽評論家の小川真一氏、そしてここでもよく紹介する戦前SP盤復刻レーベル「ぐらもくらぶ」の主宰者である保利透氏を迎えてのトークライブとなっていました。

実は前回「クレイジー音楽大全」を紹介した後、クレイジーキャッツの音源についても興味が沸き、植木等の音源を網羅的に収録した「植木等伝説」というCDを購入し聴いてみました。

さすがにかつて一世を風靡したグループとはいえ、もう50年以上前の話。さすがに今の耳で聴くと厳しいかな・・・と思って聴いてみたのですが、これが今の感覚で聴いても予想以上に楽しく、すっかりはまってしまいました。そのため一気にクレイジーキャッツに対する興味のわいた今日この頃、今回のトークライブについても楽しみにして足を運びました。

会場のTOKUZOはなかなかの盛況。たださすがにほとんどの方がクレイジーキャッツをリアルタイムで見ていた60代以上くらいの世代の方で、さすがにアラフォー世代はほとんどいなかったような・・・。まあ仕方ないですよね・・・(^^;;

さてトークライブは定刻通りにスタート。最初は昔、クレイジーキャッツが出演していたというサントリーのビールのCMが流れ、みんなで乾杯を唱和し、和気藹々とした雰囲気からスタート。最初はクレイジーキャッツ各メンバーの紹介と各々ソロ演奏の映像が流れます。ちなみにこの日はライブのためだけに門外不出の映像なども持ってきていたそうで、ここで見た映像はSNSなどでも内緒にしてほしいと言われてしまいました(笑)。

この日のトークライブは全2部制。最初の第1部は基本的に書籍「クレイジー音楽大全」に沿った内容。基本的に佐藤利明氏のトークによりすすんでいきます。主にハナ肇、植木等、谷啓のクレイジーキャッツ結成以前の活動からスタートし、クレイジーキャッツ結成、そして「しゃぼん玉ホリデー」で大ブレイクするまでの経緯が語られました。

内容は書籍にも書いてあることがメインなので、「音楽大全」を読んでいたら、「ああ、本にも書いてあったな」というエピソードが主。とはいえ、要所要所に当時の貴重な映像や音源が入ったり、特にクレイジーキャッツ結成以前のエピソードについては、ハナ肇や谷啓みずから語る音声も流れたりして、強く印象に残りました。

第1部で特に印象に残ったのはシングル「スーダラ節」のジャケットに記載された謎のアルファベットについてのエピソード。「クレイジー音楽大全」の表紙には「スーダラ節」のジャケット写真が用いられているのですが、この左下に「宮間利之とニュー・ハード・オーケストラ(WPT)」と記載されています。そして、このWPTが何かということが大きな謎だったそうです。それが最近、実はこれ、渡辺プロダクションのロゴをここに入れるという矢印での指示(WP(渡辺プロダクション)↑)が誤ってそのまま印刷されたということが判明したとか。誤植がそのまま残っているというのにその時代のおおらかさを感じます。

なお、1986年にリリースされた「新五万節」はこの「スーダラ節」のジャケットをそのままパロディーにしたジャケットになっているのですが(「クレイジー音楽大全」の裏表紙になっています)、例の部分には「ヤング大滝と実年マーチング・バンド(AOT)」と記載。こちらの「AOT」がなんなのか、こちらは謎のまま(ちなみにジャケットを作成したのはかの大滝詠一だそうですが)だそうで、今後の課題だそうです。

ほかにもパイロット版だけ残っているクレイジーキャッツ主演の幻の主演番組「どら猫キャプテン」の映像が流れたり、クレイジーキャッツ加入以前に植木等と谷啓が所属していたフランキー堺とシティ・スリッカーズの映像が流れたりと、興味深い映像を次々とみることが出来ました。

この第1部が約1時間半程度。この後10分弱の休憩をはさみ第2部となります。第2部は時間の許す限りクレイジーキャッツのヒット曲の映像を流しつつ、その曲にまつわるエピソードを語る内容に。こちらもかなり貴重な映像の連続。彼らの最初のレコーディング作「珍説ひつじ物語」や、歌詞の内容が問題となりすぐに回収となった「五万節」のオリジナルバージョンなども流れ、非常に興味深く聴くことが出来ました。

第2部は1時間強。計2時間半強のかなりボリュームのあるトークライブ。実はライブはほとんど佐藤利明氏の語りで小川真一氏と保利透氏はほとんど何も語らず終わってしまったのですが(^^;;ただ貴重なエピソードも満載。さらにクレイジーキャッツの話を嬉々として語る佐藤利明氏は心の底から本当にクレイジーが好きなんだろうなぁ・・・と感心しました。

そんな訳で非常に充実した2時間半。かなり楽しくお話を聴くことが出来ました。なによりも数多くの貴重な映像と音源でクレイジーキャッツの魅力により深く触れることが出来、ますます後追いながらもクレイジーキャッツにはまってしまいそうです。

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2018年9月18日 (火)

あの頃に戻ったような

B'z LIVE-GYM Pleasure 2018-HINOTORI-

日時 2018年9月6日(木)18:00~ 会場 豊田スタジアム

Hinotori1_2

個人的に以前から一度は行ってみたいなぁ、と思っていたライブに足を運んできました。B'zのワンマンライブ。今回は5年に1度開催する「Pleasureシリーズ」と題うたれる、主に過去のヒット曲を中心とする構成からなるライブ。だから、という訳でもなくちょうどライブの日程が私の予定と合ったから、というのが大きな理由なのですが、ついに念願のライブに足を運んできました。

いつもはライブには開演時間ギリギリに足を運ぶものの、この日はスタジアムライブということもあって1時間くらい前に会場入り。席に着いてからもビールを飲むなどして、のんびりしながら開演を待ちました。そして席の場所にビックリ。スタンド席だったのですが、ステージのすぐ真横!メンバーの姿が非常にはっきりと見える位置で予想外に良い席でうれしくなりました。

そして開演を5分程度過ぎた頃、ついにライブがスタートしたのですが・・・まずは一言言わせてください。予想以上に最っ高に楽しいライブでした!!

というのもその大きな理由がこの日の選曲。途中のMCでも「みんなが口ずさみやすいもの」と稲葉さんが言っていましたが、ほとんどが1990年代の楽曲ばかり。つまり私が中学生から高校生の頃に聴いていた曲ばかりで、陳腐な言い方かもしれませんが、本当にあの頃に戻ったような錯覚に陥るひと時で、文字通りの感涙モノのセットリストになっていました。

スタートはまず「ultra soul」からスタート。ある意味、つかみ的な盛り上がりやすいナンバーなのですが、それに続いてはなんと「BLOWIN'」!非常に懐かしいナンバーがいきなり飛び出し、気分はあがりまくります。その後、ステージ上のモニターは紙コップでドリンクをのむ稲葉さんをクローズアップ。稲葉さんがカメラを招き寄せるような動作をしたから何かな、と思ったら、紙コップの後ろに「B'z LIVE-GYMへようこそ」という手書きのメッセージが(笑)。なかなかコミカルな演出で盛り上げます。

続いては「ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~」と懐かしいナンバーから、「TIME」へ。「BLOWIN'」のカップリング曲で、これまた感涙モノ。さらに「love me,l love you」と自分が中高生の頃にリアルタイムで聴いていたナンバーが続き、気分は高揚します。

ここで一度会場はクールダウン。「光芒」をしんみり聴かせた上で、こちらも是非聴いてみたかった「もう一度キスしたかった」を静かに感情たっぷりに歌い上げいます。そして続いては「B'zでは珍しくふりつけのあるナンバー」ということで、「恋心(KOI-GOKORO)」へ!個人的にも大好きなナンバーで、間違いなく聴きたかった曲No.1だったので、もう狂喜です。はじまる前に稲葉さん自らふりつけの指導(?)があり、みんなで踊りつつのライブ。途中、メンバー2人と女性の下半身の風船の像がステージ上に登場し、ちょっとコミカルな雰囲気に。そのまま「OH!GIRL」とこれまた懐かしい、ポップなナンバーと続きます。

「イチブトゼンブ」を挟んで、これまた非常に懐かしい「ZERO」へ。途中ラップのパートでは松本孝弘がこれまた懐かしい「ZERO」の8cmシングルの歌詞カードをみながらラップを口パクなんていうコミカルなシーンが。途中、稲葉さんに突っ込まれていました(笑)。

その後メンバー紹介があり、松本さんが「星に願いを」を叙情感たっぷりにギターソロで披露。そしてステージの下からピアノがせり上がってきたかと思うと、稲葉さんのピアノ弾き語り+ギターによる「ALONE」へと続きます。こちらも私が中学時代の超懐かしいナンバーで、あの頃を思い出してしまいました。

さらにステージ上に怪しげな鏡のようなものが登場。ステージ上が怪しい雰囲気になると「LOVE PHANTOM」へ。これまた聴きたかったナンバーなので否応なしに気分は盛り上がります。途中、「HINOTORI」を挟んで、最後はバンパイアの格好になった稲葉さんが高所にあがると、そのままジャンプ(!)という演出。この曲の時のお決まりの演出みたいですね。最後のダイブはもちろんスタントマンと入れ替わっての演出のようですが。

その後は「Real Thing Shakes」を1番のみ披露し、カッコイイギタープレイを存分に聴かせたかと思うと、「juice」へ。ここでは大きなジュースの缶を模した風船が登場し、観客席の上を跳ねまわりました。「juice」の途中では「NATIVE DANCE」と「太陽のKomachi Angel」をちょっとだけ披露するシーンも。そして「juice」が終ると・・・もうイントロが聴こえただけで気分が一気にあがってしまいます、「BAD COMMUNICATION」へ。こちらも大好きなナンバーで気持ち的に大盛り上がりです。

そして本編ラストはツアータイトルにもなっている「Pleasure 2018-人生の快楽-」。もともと「Pleasure'91~人生の快楽~」が、ライブツアー毎に一部歌詞を替えつつ披露されているそうです。この曲、私が一番最初にリアルタイムで聴いたB'zのナンバーなのですが、その懐かしさと、さらにある意味ノスタルジックさを感じる歌詞の内容から・・・正直、聴いていて涙が出てきました(^^;;

Hinotori2

本編は終わりアンコールへ。ただなかなかメンバーはあらわれません。25分くらい経ってようやく2人が会場の後ろから登場!会場のアリーナ後方部に設けられたミニステージに2人だけのぼってアンコールとなりました。ここでのMCは松本さんに振られ、ここでは「B'zと名古屋」ということで、B'zの初のワンマンライブが名古屋の芸創センターで演ったという話。そしてアンコール1曲目は「Brotherhood」へ。最初はメンバー2人のみの演奏からスタート。最後はバンドの演奏をバックに後方のミニステージからスタンドとアリーナの間の通路を通りつつ、前方のステージへ。歌詞の「We'll be alright」をみんなで大合唱していました。

そして本編ラストは「RUN」で締めくくり。こちらも昔のナンバーで、懐かしさを感じつつ、幕を下ろします。最後はメンバー2人のみがステージ上に並んでご挨拶。約2時間45分程度でライブは幕を下ろしました。

本当に最初から最後まで懐かしい曲の連続。聴きたかったナンバーもかなりの割合で聴けて、かなり満足度の高いライブでした。ライブを見に行って、「自分、このミュージシャンがこんなに好きだったんだ」と気づかされるライブって何度かありましたが、今回もまさにこのパターン。もちろん思い出補正的な部分も大きいのですが、もう最初から最後まで感動しっぱなしのライブでした。

客観的に言えば、ある意味予想通りではあるのですが、非常に完成度の高いステージという印象。演奏は原曲から大きな変化もなく、ある意味CD通り。演奏の迫力で聴かせる、といった感じではないのですが、安定感ある演奏と、数多くのパフォーマンスで彩られており、とにかく楽しめるエンターテイメント性抜群のステージでした。

30周年のステージということもあって、バックのモニターでは過去のライブ映像なども流されて、こちらも懐かしい気分に。「Real Thing Shakes」の前では96年のライブツアー「Sprit Loose」のオープニング映像も流れていたりして、非常に若い2人の姿に懐かしく感じると共に、お金のかかった演出にはCD業界は景気のよかったあの頃を思い出したりして・・・。

しかし稲葉浩志は御年53歳なのに実に若々しい。先日の福岡公演で声が出なくなるトラブルがあったりして、この日もどうも本調子ではなかったようで、本編ラストのMCでは「万全じゃなくてごめんなさい」と言っていたり、アンコールのMCでも「みんなにエネルギーもらって甘えてしまいました」というMCがあったりしたのですが、30年近く前のナンバーを当時と全く変わらないキーと声量で歌い上げるあたり点には驚きを感じます。

一方、松本孝弘はさすがにルックスはそれなりに年齢なりに(^^;;ただやはりギターをかかえているだけで二の腕はかなりムキムキな感じでしたが(笑)。

そんな訳で、稲葉さんのボーカルも万全な状況ではなかったのですが、それを差し引いても最後まで心の底から楽しめるステージでした。再度書きますが、中高生時代にリアルタイムで聴いていた曲の連続で、本当にあの頃に戻ったような錯覚に陥った一瞬。また、次の「Pleasure」シリーズも、是非とも足を運びたいと感じたステージでした。

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2018年8月28日 (火)

海と花火と音楽と

盆踊りだョ!全員集合

会場 内海海水浴場砂浜 日時 2018年8月17日(金)

お盆休みの1日。午後から暇となったので久しぶりに夏フェスらしきイベントに足を運んできました。「盆踊りだョ!全員集合」と題されたイベントは、地元名古屋のテレビ局メ~テレが主催し、最近では愛知ではすっかりおなじみとなったイベント、「森、道、広場」の実行委員会が強力したイベント。このイベントは8月17日、18日の2日間開催だったのですが、17日はちょうど日程的にもピッタリと合い、なかなかよさげなミュージシャンが参加していたため、足を運んできました。

Utsumi1

もっとも会場といってもこのように海水浴場の真ん中に櫓のようなステージが組んであるだけの会場。

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こんな感じで、特にこのイベントステージのために囲いがあったり、屋台が出ていたりするわけではありませんでした。

Utsumi3

ステージのすぐ横には気持ちよい砂浜と海が広がっています。

もっとも海水浴場なだけに、まわりに食べ物やアルコールを含めて飲み物を売っているところはたくさんあり、この日もビールや焼きそば、かき氷を片手にライブ参戦。ライブの合間には砂浜を歩いて海に浸って来たりもして、とても気持ち良く過ごしました。もっとも海水浴場なだけにいわゆる「パリピ」っぽい人が多くて、ちょっとおじさん、居心地悪い部分もありましたが(^^;;

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2018年8月19日 (日)

今年もプチ夏フェス?

名古屋なんて、だいすき 夏の宴~Summer Music Live~

寺井尚子

会場 名古屋城 二之丸広場ステージ 日時 2018年8月8日(水) 18:30~

毎年、お盆前のこの時期に名古屋城で開催される「名古屋城夏祭り」。そのイベントの一環としてライブイベントが開催されています。昨年、氣志團のライブが行われ足を運んだのですが、ちょっとした夏フェスの雰囲気を味わえるような雰囲気でとても心地よく、今年は誰がライブをやるのかなぁ、と公式サイトをのぞいたところ、今年は寺井尚子のステージが行われる、ということもあり、さっそく足を運んでみました。

ちなみに今回のイベントは「名古屋なんて、だいすき 夏の宴~Summer Music Live~」と題され、寺井尚子以外のミュージシャンのステージも行われたようですが、時間の関係と正直、ほかのミュージシャンにはさほど惹かれなかったこともあり18時20分頃に会場に到着・・・が、なんと既にステージがはじまっていました。なんでも準備が早く終わったため10分程度開始が早まったとか・・・うーん、18時半スタートとアナウンスされている以上、それに合わせてくるファンもいるんだから、早くはじめるのはNGなんじゃないか?

Terainaoko

さて会場に到着したものの、昨年は観客席を囲むようにあった屋台が今年は1つのみ。それもアルコール販売もなく、かなり寂しい雰囲気に。全体的に客の入りも少な目で、天守閣が建替え工事中なだけにやはり名古屋城夏祭り自体の規模が縮小気味なのかなぁ。なんとか近くでビールを売っている屋台を見つけアルコールを確保し、また五平餅を売っている屋台も見つけたので五平餅とビールを片手に、ライブを楽しみます。

会場に着いた時は「シャレード」を披露していました。かなりアグレッシブな演奏で、ちょっと寂しい雰囲気とは全く皆無。いきなり彼女のバイオリンの演奏に惹きつけられます。基本的にこの日のステージは今年リリースしたアルバム「The StandardⅡ」と昨年リリースした「The Standard」からの選曲だったようで、続いては「蜜の味」をメロディアスに軽快に聴かせてくれ、さらに「デヴィルメイケア」を哀愁感たっぷりのラテン調に聴かせてくれました。

続いては聴きなじみある「デイドリームビリーバー」を。こちらはなじみあるフレーズをバイオリンで伸びやかに聴かせたかと思えば、その後は彼女なりのアレンジを大幅に加えて、完全に寺井尚子の曲として仕上げていました。「イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー」の後はメンバー紹介。スーツにネクタイ姿で演奏していて暑そうだな、と思ったドラマーが名古屋市瑞穂区出身らしく、大きな喝采を集めていました。

そして続いては「ボーイ・ネームド・チャーリー・ブラウン」。バラードナンバーでしんみり。そしてラストは「国境の南」で爽やかな演奏を。この時間帯になると陽もすっかりと沈んで夕闇の中、気持ちよい気分でまずは本編の幕が下ります。

その後はアンコールとなるわけですが、メンバー全員がステージから降りないうちに再びステージ上に戻り、早くも演奏スタート。アンコールは彼女のライブでもおなじみ(らしい)「Spain」で締めくくり。こちらも聴き馴染みあるナンバーで会場は盛り上がり、約45分の幕が下りました。

そんな訳で、昨年は屋台もたくさん出てまさに夏フェス気分だったステージだったのですが、今年は残念ながらそんな雰囲気はなくちょっとガッカリ。ただ、演奏自体はそんな雰囲気とは全く関係なく、非常にアグレッシブで素晴らしいステージ。また、名古屋は連日の灼熱地獄だったのですが、台風の影響か、この日の夜は心地よい風が吹いており、比較的涼しく、気持ちよい気分でライブを楽しむことが出来ました。

45分のライブとはいえ、寺井尚子の演奏をしっかりと聴くことが出来、とても楽しめたステージでした。なかなかお得感のあるステージ。また、こういうステージが行われたら、是非足を運びたいです。

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2018年7月14日 (土)

2人だけのステージ

チャラン・ポ・ランタン ホールツアー2018 ”唄とアコーディオンの姉妹劇場 ~ページをめくって~”

会場 名古屋市芸術創造センター 日時 2018年7月6日(木)

アコーディオンの陽気なメロディーにのって、ジンタやバルカン音楽、サーカス風の音楽など楽しい音楽を奏でるももと小春の2人組デゥオ、チャラン・ポ・ランタン。以前からライブがいかにも楽しそうで、是非ともライブに行きたいミュージシャンの一組だったのですが、このたび、ようやくライブに足を運ぶことが出来ました。

この日のライブは名古屋市芸術創造センターというそこそこの規模の会場。ただ、残念ながら満員という訳にはいかず後ろの方には空席も・・・。客層は意外と年齢層が高く、アラサーから40代50代もチラホラ。確かに「若者に受けそう」なミュージシャンではないのですが、ちょっと意外でした。

さて今回のライブは「唄とアコーディオンの姉妹劇場」ということでももと小春の姉妹2人のみのステージ。ステージはそのためほぼベアのステージに2人のステージドリンクを置いた小さな机が2つと照明が並んでいるだけ。非常にシンプルなステージとなっていました。

そして2人だけではじまったステージはいきなり1曲目から新曲!それも静かに聴かせる楽曲からスタートし、静かにライブは幕をあげました。続く「嘘にキス」も哀愁たっぷりに聴かせる楽曲。序盤は静かにスタートしたライブでしたが、正直、2人だけのライブ。音も歌声とアコーディオンのみというカラオケ音源もないステージで、広い会場の中、少々寂しい雰囲気すら感じてしまったスタートでした。

ただ続いて新曲でツアータイトルにもなった「ページをめくって」でようやくアップテンポの曲になり会場が徐々に暖まります。続くMCでは姉妹で息の合ったコントのようなユーモラスなトークを展開し、そのまま同じく新曲の「juu-juu」へ。こちらも軽快でポップなナンバーで会場は盛り上がりつつ、一気に代表曲の「71億ピースのパズルゲーム」「雄叫び」で一気に盛り上がります。

中盤自称もっともリズム感がないボーカリストというももがタンバリンに挑戦し、上手くリズミカルなタンバリンを鳴らしながら「ストロベリームーン」を可愛らしく歌っていました。その後は「ダンス・ダンス」から軽快な「あの子のジンタ」へ。続くMCでは小春がひとりで。チャラン・ポ・ランタンに憧れてアコーディオンを始める人も最近は少なくないみたいで、「そういうのうれしいよね」という話をしていました。そしてこの話からの流れで「憧れになりたくて」に流れ込みました。

次の曲がはじまる前に小春が一度ステージから去ります。ここでももはステージの下に落ちていたチラシのような紙を拾い上げて、そこに書かれている文章を読むように朗読。そしてそのまま「私の宇宙」を歌います。小春がステージに戻ってくると、いままでとは異なるアコーディオンが。おそらく電子アコーディオンだと思うのですが、甲高い、ビブラフォンのような音色のするアコーディオンをバックにしんみりと歌い上げいます。

「美しさと若さ」「サーカス・サーカス」と続いてライブは終盤戦へ。「この先のシナリオはあなた次第」では観客を立たせてライブを盛り上げます。さらに「メビウスの行き止まり」でライブはさらに最高潮へ。しかしラストはグッと雰囲気がかわり、ももと小春は交互にステージから一度去ります。この日のステージ衣装は人形のようなかわいらしい服装だったのですが、そのいままでの衣装にケープをまとい登場します。ラストはまた朗読からスタート。その朗読からそのまま歌に入るのですが、この曲は初耳。ひょっとしたら新曲でしょうか?しんみりと聴かせるナンバーで、最後は二人背中合わせのまま歌うと、上から雪が舞い降りてきました。美しい雰囲気のまま2人はそのままステージを去り、本編は終了となります。

もちろんそのままアンコールへ。アンコールはツアーTシャツを着たいままでとはうってかわってシンプルな服装で登場。最初はMCをかねてツアーグッズ紹介。そしてまたもや新曲へ。小学館の図鑑NEOのCMソングで「ガリレオ」というこれまた軽快なナンバー。そしてラストは彼女たちの代表曲「進め、たまに逃げても」「ムスターファ」「最後の晩餐」をメドレー形式で一気に披露します。会場のテンションは最高潮のまま、ライブは幕を下ろします。約2時間10分のステージでした。

さて、この日は「姉妹劇場」ということで前述の通り、ステージは彼女たち2人のみ。演奏もアコーディオンのみの演奏で、カラオケの演奏すら入っていない、本当に2人のみのステージでした。正直言うと最初は、広いステージで2人だけの演奏で、ちょっと寂しさすら感じられ、不安も覚えたのですが、ライブが進むにつれてそんな違和感は徐々になくなり、最後は広いステージの上でも全く寂しさを感じさせない2人の存在感を覚えたステージでした。

ステージもかなり凝っていて、シンプルなステージなのですが、後ろの壁に照明で2人の壁を映し出したり、白い布をステージ中央にかかげることにより、ステージの中に「部屋」のような空間を作り出したりと、シンプルながらも工夫を凝らしたライブで、ステージがちょっとした「劇」の空間のようになっていました。

正直なところライブを見終わった後でも、次はライブハウスのようなもっと小さい会場で、かつバンド編成でのライブを見てみたいな、とも思ったのですが、2人のステージももちろんとても楽しく、最初は心配していたステージでしたが、終わった後は非常に満足して会場を後にすることが出来ました。

もものボーカルも予想していたよりも表現力豊富で上手く、また小春のアコーディオンの演奏も非常にアグレッシブな演奏を聴かせてくれ、ライブバンドとしての実力も強く認識することが出来ました。また2人の息の合ったMCもとてもユニークで楽しかった!一度見てみたかった彼女たちのステージですが、期待どおりの素晴らしいライブでした。次は是非ライブ編成で!

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