アラフォー世代に懐かしいセットリストがうれしい
BON JOVI THIS HOUSE IS NOT FOR SALE 2018 TOUR
会場 京セラドーム大阪 日時 2018年11月27日(火)19:00~
日本でも高い人気を誇るロックバンドBON JOVI。その約5年ぶりとなる来日公演を見に行きました。会場は京セラドーム大阪。わざわざBON JOVIを見に大阪まで・・・ではなく、実は仕事の都合で大阪出張があり、夜、時間があいたので、何かライブでもあれば、と思い調べてみたら、ちょうどBON JOVIの大阪公演が行われている、と知り、以前から1度くらいは見ておきたいと思っていたため、足を運んでみることにしました。
そんな訳で、初となる京セラドーム大阪。思いっきり街中の、それもオフィス街の中にあらわれるドームの風景はちょっと異様ですらありました(^^;;
今回は東京ドームと大阪ドームでの2公演ということですが、残念ながら大阪ドームの人の入りは「満員」からは程遠いもの。アリーナ席もスタンド席もスカスカで、沢田研二なら怒って帰りそうなレベル(笑)。平日だからってこともあったのでしょうが・・・おそらくアリーナレベルまで十分に埋めれそうなんでしょうけどね。ただファン層はやはり30代40代と私と同じくくらいの世代がメインながらもそれよりも若いファンもいたりして、それなりに幅広く広がっている感じ。そういう意味ではいい意味でいまだに広く人気が浸透している感もありました。
さて、ライブは外タレとしては珍しく19時ピッタリにスタート。最初は正面スクリーンに大きな日の丸が登場したかと思うと、日の丸から白い2本のたすきのような筋が下りてきて、その「たすき」が日本の高速道路に降り立ち、その後高速道路を走り回り、会場に到着しライブがスタート・・・というオープニングになっていました。
そしてメンバーが登場。Jon Bon Joviは今年56歳・・・なのですが、まだまだ若々しい!まずは最新アルバム「This House Is Not For Sale」からタイトルナンバーの「This House Is Not For Sale」「Knockout」からスタートします。
私はスタンド席の後ろのほうで、比較的まったりしながら見ていたのですが、3曲目に彼らの代表曲のひとつ「You Give Love a Bad Name」に入った時は私のテンションも一気に上がりました。思わず一緒に口ずさんでしまうようなわかりやすいメロディーラインとぶっといバンドサウンドに彼らの魅力を感じます。
その後は比較的「Lost Highway」のような比較的最近の曲や、「Roller Coaster」のような最新アルバムの曲が展開。そして後半になるにつれ懐かしい曲が増えてきます。「Born to Be My Baby」や、「It's My Life」など非常に懐かしく感じつつ、その演奏に聴き入ります。ただ、残念ながら「It's My Life」の高音部など、声が出ておらず、かなり厳しそうな感じでしたが・・・。
終盤にも「Keep the Faith」「Bed of Roses」など、アラフォー世代にとっては感涙モノの懐かしいナンバーの連発。最後も「Lay Your Hands on Me」「I'll Sleep When I'm Dead」など昔の曲が続き、ラストはモニターの映像も赤十字の形になり、バックの映像にはなまめかしい看護婦さんらしき映像が流れつつ「Bad Medicine」へ。これまたおなじみの代表曲で私のテンションも一気にあがり、ライブは終了となりました。
その後はもちろんアンコールへ。比較的早いタイミングで再びメンバーが登場し、アンコールも「In These Arms」「Someday I'll Be Satureday Night」「Wanted Dead or Alive」と懐かしいナンバーの連続。そして最後の最後に、出ました!この日一番聴きたかった、個人的にBON JOVIで一番大好きな「Livin'on a Prayer」。これまた最後の最後でテンションあがりまくります。個人的にはこの曲を聴けただけでもライブに来れてよかった(笑)とすら思いました。
↑全員がステージ上に並んだこの日のラストシーン
そんな訳でライブは2時間15分程度。最後は大盛り上がりの中で終了しました。ライブの構成としては前半は最新アルバムからの曲、比較的最近の曲をとりあえず演っておいて、後半はおそらく多くのファンが聴きたがるような懐かしいナンバーを一気に繰り広げる・・・そんな、良くも悪くもベテランらしい構成になっていました。
ステージの方はかなりシンプルで、メンバーが淡々と演奏するのみといった感じのステージ。特になにかギミック的なものを見せるわけでもなく、大掛かりな仕掛けがある訳でもなく、そういう意味では非常にシンプルなステージだったと思います。
演奏の方はこちらも良くも悪くも非常に安定感あるステージ。途中、ギターの早引きソロが入るなど、「いかにも」な聴かせどころはあるものの、全体的には無難な印象にとどまるステージだったと思います。ただ、ちょっと残念だったのはJon Bon Joviの声がお世辞にも出ているとはいいがたく、上にも書いた通り、「It's My Life」も声が出ていませんでしたし、ラストの「Livin'on A Prayer」もサビの部分を観客に歌わせるなど、若干厳しい部分がありました。
まあそういった点を差し引いても、個人的には懐かしい曲をたくさん聴けたし、なによりもおそらくバンド側がそういった昔のファンを意識した、「はずさない」選曲になっていたので、(「ALWAYS」とか「RUNAWAY」が聴けなかったのは残念でしたが)懐メロ的な意味で十分満足できるステージだったと思います。
さすがにS席1万5千円というチケット代金はちょっとお高いのでさすがに次、行くかどうかは微妙なのですが・・・とりあえず1度は見てみたかったBON JOVIのステージに満足して会場を後にしました。
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