やはりサザン強し!
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
まず貫録の1位獲得です。
今週1位はデビュー40周年を記念してリリースされたサザンオールスターズのベストアルバム「海のOh,Yeah!!」が獲得しました。ちょうど20年前、デビュー20周年を記念してリリースされたベストアルバム「海のYeah!!」以来となるベストアルバムで、「海のYeah!!」以降にリリースされた楽曲が収録されています。ちなみにタイトルの読み方は「うみのおやー」・・・要するに「生みの親」だそうで(^^;;ユーモラスなタイトルもサザンらしいですね。
初動売上は32万5千枚。直近のオリジナルアルバム「葡萄」の30万枚(1位)からはアップ。20年前にリリースされたベスト盤「海のYeah!!」の100万4千枚(1位)からはさすがに大幅ダウン・・・もうこちらはCDを取り巻く環境が激変していますしね、仕方ありません。
ちなみに今回、このベスト盤リリースにあわせてその「海のYeah!!」が8千枚を売り上げ、なんと7位にランクアップ。2000年9月4日付チャート以来、実に17年11ヶ月ぶりにベスト10に返り咲いています。あらためてサザンの根強い人気を感じさせる今週のチャートでした。
続く2位初登場はRYUJI IMAICHI「LIGHT>DARKNESS」が獲得。三代目J Soul Brothersの今市隆二によるソロアルバム。三代目J Soul Brothersの「FUTURE」のDisc2としてソロ作はリリースしていましたが単独でのアルバムリリースは本作が初。初動売上1万3千枚でこの位置にランクインしています。
3位は赤西仁「A la carte」がランクイン。ご存じジャニーズを脱退したKAT-TUNの元メンバーですね。既発表曲をアレンジし直した「リアレンジアルバム」だそうです。初動売上2万枚。前作「Blessed」の3万1千枚(4位)からはダウンしていますが、いわゆる「リミックスアルバム」としては健闘している結果と言えるでしょう。ジャニーズを退社してすっかりテレビ的にはご無沙汰になってしまいましたが、「干させる」ことの多いジャニーズ退社組としてはかなり貢献している印象があります。
続いて4位以下の初登場盤です。まず4位にハロプロ系アイドルグループJuice=Juice「Juice=Juice#2 -¡Una más!-」がランクインしてきています。初動売上1万5千枚。前作「First Squeeze!」の1万3千枚(5位)からは若干のアップとなります。
6位初登場は浜田麻里「Gracia」。今年、デビュー35周年を迎えた彼女ですが、なんと1996年にリリースされた「Persona」以来のベスト10入り。初動売上1万1千枚は前作「Mission」の9千枚(11位)よりアップ。デビュー以来、根強い人気を保っている彼女ですが、ここに来て、その人気が再燃してきている傾向にあるようです。
8位にはクレイジーケンバンド「GOING TO A GO-GO」がランクイン。こちらはデビュー20周年。一時期はほぼ毎年のようにオリジナルアルバムをリリースしていた彼らですが、直近作「香港的士 -Hong Kong Taxi-」はカバーやセルフカバーを含む企画盤的な作品だったので、純然たるオリジナルとしては約3年ぶりとちょっと久々となりました。初動売上は8千枚。直近作はベストアルバム「CRAZY KEN BAND ALL TIME BEST ALBUM 愛の世界」の8千枚(15位)で、こちらからは横バイ。「香港的士 -Hong Kong Taxi-」も初動8千枚(4位)でしたのでこちらからも横バイ。3年前のオリジナルアルバム「もうすっかりあれなんだよね」の9千枚(3位)からは微減。良くも悪くも安定した売り上げが続いています。
最後10位には女性声優上坂すみれ「ノーフューチャーバカンス」がランクイン。初動売上7千枚は前作「20世紀の逆襲」(10位)から横バイとなっています。
今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に。
| 固定リンク
「ヒットチャート2018年」カテゴリの記事
- 男性陣が上位を占める(2018.12.26)
- 星野源旋風吹き荒れる(2018.12.27)
- 「U.S.A.」が大きく躍進するも・・・(2018.12.19)
- 「U.S.A.」効果がアルバムにも?(2018.12.20)
- 男性アイドル勢が目立つチャート(2018.12.14)
コメント