今年もプチ夏フェス?
名古屋なんて、だいすき 夏の宴~Summer Music Live~
寺井尚子
会場 名古屋城 二之丸広場ステージ 日時 2018年8月8日(水) 18:30~
毎年、お盆前のこの時期に名古屋城で開催される「名古屋城夏祭り」。そのイベントの一環としてライブイベントが開催されています。昨年、氣志團のライブが行われ足を運んだのですが、ちょっとした夏フェスの雰囲気を味わえるような雰囲気でとても心地よく、今年は誰がライブをやるのかなぁ、と公式サイトをのぞいたところ、今年は寺井尚子のステージが行われる、ということもあり、さっそく足を運んでみました。
ちなみに今回のイベントは「名古屋なんて、だいすき 夏の宴~Summer Music Live~」と題され、寺井尚子以外のミュージシャンのステージも行われたようですが、時間の関係と正直、ほかのミュージシャンにはさほど惹かれなかったこともあり18時20分頃に会場に到着・・・が、なんと既にステージがはじまっていました。なんでも準備が早く終わったため10分程度開始が早まったとか・・・うーん、18時半スタートとアナウンスされている以上、それに合わせてくるファンもいるんだから、早くはじめるのはNGなんじゃないか?
さて会場に到着したものの、昨年は観客席を囲むようにあった屋台が今年は1つのみ。それもアルコール販売もなく、かなり寂しい雰囲気に。全体的に客の入りも少な目で、天守閣が建替え工事中なだけにやはり名古屋城夏祭り自体の規模が縮小気味なのかなぁ。なんとか近くでビールを売っている屋台を見つけアルコールを確保し、また五平餅を売っている屋台も見つけたので五平餅とビールを片手に、ライブを楽しみます。
会場に着いた時は「シャレード」を披露していました。かなりアグレッシブな演奏で、ちょっと寂しい雰囲気とは全く皆無。いきなり彼女のバイオリンの演奏に惹きつけられます。基本的にこの日のステージは今年リリースしたアルバム「The StandardⅡ」と昨年リリースした「The Standard」からの選曲だったようで、続いては「蜜の味」をメロディアスに軽快に聴かせてくれ、さらに「デヴィルメイケア」を哀愁感たっぷりのラテン調に聴かせてくれました。
続いては聴きなじみある「デイドリームビリーバー」を。こちらはなじみあるフレーズをバイオリンで伸びやかに聴かせたかと思えば、その後は彼女なりのアレンジを大幅に加えて、完全に寺井尚子の曲として仕上げていました。「イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー」の後はメンバー紹介。スーツにネクタイ姿で演奏していて暑そうだな、と思ったドラマーが名古屋市瑞穂区出身らしく、大きな喝采を集めていました。
そして続いては「ボーイ・ネームド・チャーリー・ブラウン」。バラードナンバーでしんみり。そしてラストは「国境の南」で爽やかな演奏を。この時間帯になると陽もすっかりと沈んで夕闇の中、気持ちよい気分でまずは本編の幕が下ります。
その後はアンコールとなるわけですが、メンバー全員がステージから降りないうちに再びステージ上に戻り、早くも演奏スタート。アンコールは彼女のライブでもおなじみ(らしい)「Spain」で締めくくり。こちらも聴き馴染みあるナンバーで会場は盛り上がり、約45分の幕が下りました。
そんな訳で、昨年は屋台もたくさん出てまさに夏フェス気分だったステージだったのですが、今年は残念ながらそんな雰囲気はなくちょっとガッカリ。ただ、演奏自体はそんな雰囲気とは全く関係なく、非常にアグレッシブで素晴らしいステージ。また、名古屋は連日の灼熱地獄だったのですが、台風の影響か、この日の夜は心地よい風が吹いており、比較的涼しく、気持ちよい気分でライブを楽しむことが出来ました。
45分のライブとはいえ、寺井尚子の演奏をしっかりと聴くことが出来、とても楽しめたステージでした。なかなかお得感のあるステージ。また、こういうステージが行われたら、是非足を運びたいです。
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