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2018年6月14日 (木)

ロック勢が目立つ

今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

今週のアルバムチャートはロック勢が目立つチャートとなりました。

まず2位にMAN WITH A MISSION「Chasing the Horizon」が獲得。約2年4ヶ月ぶりとなるアルバムで、2位はアルバムでは自己最高位となります。ただし初動売上7万枚は前作「The World's On Fire」の9万9千枚(3位)からダウン。売上的には右肩上がりの状況が続いていましたがここで一段落。残念ながら初動10万枚の大台突破はなりませんでした。

さらに4位にはエレファントカシマシ「Wake Up」が初登場。こちらは約2年7ヶ月ぶり23枚目となるアルバム。初動売上2万3千枚。直近作はベスト盤「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」で、こちらの2万5千枚(3位)よりは若干のダウン。ただし、オリジナルアルバムとしては前作「RAINBOW」の初動1万3千枚(12位)から大きくアップし、オリジナルとしては「MASTERPIECE」以来2作ぶりのベスト10ヒット。さらに4位という順位はオリジナルとしては2009年にリリースした「昇れる太陽」の3位に次ぐ高順位となりました。

さらにさらに、8位にはKen Yokoyama,NAMBA69「Ken Yokoyama VS NAMBA69」がランクイン。こちらはご存じHi-STANDARDの横山健と、難波章浩のバンドNAMBA69によるスプリットCD。ハイスタ再結成もビックリしたのですが、横山健とNAMBA69がこうやって同じCDにおさまるというのも、かなり胸熱なのですが・・・。初動売上は1万6千枚。横山健のソロとしては、前作「Sentimental Trash」の2万1千枚(2位)よりダウン。一方、NAMBA69としては前作「HEROES」の2千枚(25位)から大幅アップ。NAMBA69としては初のベスト10ヒットとなりました。

さて、そんな感じでロック勢が目立ったチャートですが、上位に話を戻すと、まず1位を獲得したのはロック勢・・・ではなくEXILE系。三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE「FUTURE」が獲得しています。オリジナルアルバムでありながらもメンバーの今市隆二、登坂広臣のソロ作がついており、最低3枚組(最高で7枚組1万1千円!)というファン泣かせなアルバムになっています。初動売上は18万1千枚。直近作のベスト盤「THE JSB WORLD」の35万6千枚(1位)からも、オリジナルアルバムとしては前作となる「THE JSB LEGACY」の47万6千枚(1位)からも大幅ダウンなのは、さすがにファンからぼったくろうとしすぎた結果か?

3位にはaiko「湿った夏の始まり」がランクイン。オリジナルアルバムとしては2010年の「BABY」より4作連続1位を獲得してきましたが、残念ながら本作は3位とダウン。初動売上4万7千枚も前作「May Dream」の6万8千枚からダウン。ここ数作、16万7千枚→13万5千枚→10万1千枚→8万2千枚→6万8千枚と続いた減少傾向に歯止めがかかりませんでした。

続いて4位以下の初登場盤ですが、まず5位に男性声優宮野真守「MAMORU MIYANO presents M&M THE BEST」がランクイン。歌手デビュー10周年を記念してリリースされたベストアルバム。初動売上2万2千枚は前作「THE LOVE」の1万8千枚(6位)からアップ。

6位初登場は鈴木愛理「Do me a favor」。昨年6月に解散したアイドルグループ℃-uteのメンバーによるソロデビュー作。初動売上1万8千枚を記録しています。

最後10位には松田聖子「Merry-go-round」がランクイン。デビュー以来、毎年必ず1枚はアルバムをリリースし続けた彼女の53枚目となるオリジナルアルバム。初動売上1万2千枚は前作「Diary」の1万枚(5位)からアップしています。

今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週に!

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