« ハイライフの大御所的ミュージシャン | トップページ | 80歳を超えてまだまだ現役 »

2018年1月28日 (日)

20周年のライブツアー

結成20周年記念TOUR “That's Fantastic!” ~Hello! We are New POLYSICS!!!!~

会場 池下CLUB UPSET 日時 2018年1月18日(木) 19:00~

かなり久しぶりにPOLYSICSのワンマンライブに足を運んできました。タイトル通り、結成20周年を記念したライブツアー。彼らのライブに行くのは2001年以来18年ぶり(!)。ワンマンライブに至っては1999年の渋谷CLUB QUATTRO以来というから、あの時は結成直後だった訳ですね・・・。

さて今回の会場は池下のCLUB UPSETというキャパ300程度のライブハウス。残念ながら客の入りは8割程度といった感じ。ただ見ている分にはちょうどいい混雑具合だったのですが。この日は仕事の都合でちょっとだけ遅れてしまったので、私が会場に入った時はちょうど「Let's ダバダバ」を演奏していたところ。後で知ったのですが、1曲目は最新アルバム「That's Fantastic!」の1曲目でありタイトルチューンである「That's Fantastic!」からスタートしたようです。

ライブは序盤から飛ばしまくります。「Baby BIAS」から最新アルバムの「Crazy My Bone」と序盤からヒートアップ。簡単な挨拶はあったのですが、基本的にMCは少な目でハイテンポな曲が次々と繰り広げられていく展開。とにかくパンキッシュでハイテンポな曲が続いていきます。

今回のツアーはレコ発ツアーではあったものの、同時に20周年記念ツアーということもあり、中盤から「Sea Foo」「Pretty UMA」のような最新アルバムからの曲を挟みつつ、過去のナンバーも同時に披露。とにかく1曲あたりの長さが短いうえに、途中MCなども挟まずサクサク進んでいくので、次から次へと楽曲が展開していくライブに。結果、かなりの曲数を聴くことが出来ました。

中盤は最新アルバムから「Shut up BABY」でようやく一息。ここで彼ら(というよりもボーカルのハヤシ)おなじみの「トイス!」の挨拶が。「トイス!」での観客とのコールアンドレスポンスで盛り上げた後、最新アルバムから「ダンスグミグミ」、さらに彼らの代表曲のひとつ「Digital Coffee」と中盤以降もペースは全く落ちません。

さらに後半は「Young OH!OH!」や「MEGA OVER DRIVE」などの代表曲が連続。終盤ではなんと、ハヤシがサングラスをはずして素顔をさらけだしました。はじめて彼の素顔を見たのですが、結構イケメンでした(笑)。さらに会場前方ではダイバーまで出現。ハヤシも観客席にダイブしてギターを弾くパフォーマンスを見せ、会場は盛り上がります。本編ラストは「URGE ON!!」「Tune Up!」とこれまた代表曲で会場を盛り上げ、一度締めくくります。

もちろんその後はアンコールが。メンバーが再び戻ってくると、ここでようやくちょっとまとまったMCコーナーとなります。MCになってもなぜかボックスを踏みつつダンスを続けるハヤシ(笑)。今回のライブツアー、毎回ひとつのテーマを設定してセットリストを変えるスタイルだそうで、この日のテーマは「ドゥ・ザ・ハッスル」だそうです。なんで「ドゥ・ザ・ハッスル」だったのかはいまいちわからなかったのですが(^^;;

さらになぜかここでハヤシがランニングマンというダンスを踊り始めます。さらに「一番うまく踊れる」ということでドラムスのヤノが登場。さらに今回のツアーで新加入となったナカムラリョウもランニングマンでのダンスを披露しました。

その後のアンコール曲は最新アルバムから「ルンバルンバ」。そしてラストは「Sun Electric」で盛り上がり、ライブは終了。最後はおなじみ「トイス!」での観客とのコールアンドレスポンスで締めくくり。アンコール含めて約2時間のステージでした。

さて今回、本当に久々のPOLYSICSライブでしたが、まず今回強く感じたのは、以前に比べてバンドとしての体力が格段に増したな、という点でした。デビュー当初からライブに定評のあった彼らですが、その評判は当初はどちらかというと色物的な側面が強くありました。もちろん、その後、色物的な側面は徐々になくなっていったのですが、今回久しぶりに彼らのステージを見て、いい意味で非常に安定したステージを見せてくれ、ベテランバンドとしての実力を感じることが出来ました。以前やフミやカヨがロボット的な無機質な動きでのパフォーマンスを見せてくれていたのですが、それもなくなり、全員統一のつなぎの服+サングラスというスタイルは変わらないものの、基本的には「普通の」ロックバンドになったな、という感じがします。もちろんそれは悪い意味ではなく、飛び道具なしでもバンドとして勝負できるようになったということでしょう。

またライブは、MCはほとんどなく、とにかく次から次へと曲を披露したライブ。2時間のステージだったのですが、次々に曲が展開するので、本編が終った時には「え?もう1時間半たったの??」と思ったほど、あっという間のライブでした。

久々のワンマンだったのですが、個人的には予想していた以上に楽しめたライブ。POLYSICSの魅力を再認識できたステージでした。次はもっと短いスパンで、また彼らのライブを見てみたいです。あっという間の2時間でした。

|

« ハイライフの大御所的ミュージシャン | トップページ | 80歳を超えてまだまだ現役 »

ライブレポート2018年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 20周年のライブツアー:

« ハイライフの大御所的ミュージシャン | トップページ | 80歳を超えてまだまだ現役 »