オールタイムベスト的にも楽しめる
今日は先日購入したDVDの紹介です。
90年代に中高生を中心に絶大な人気を誇ったロックバンドLINDBERGのすべてのMVをまとめたクリップ集。2002年に解散後、2009年に1年限定で再結成し、さらに2014年から活動を再開していますが、その2009年の再結成時のMVや、新曲のMVも収録しています。
ここのサイトでも何度か書いていますが、LINDBERGは私個人が中学生から高校生の頃に大ハマリしていたバンド。その頃のMVはリアルタイムで何度も見ていました。それだけに、その一番はまっていた時期、具体的に言うと「BELIEVE IN LOVE」から「だってそうじゃない!?」の頃のMVに関してはまさに感涙モノ。自分が中高生の頃を思い出して、とても懐かしい気分になりました。
ただ今回のMV集でちょっと意外だったのは彼らがもっとも人気を博していた90年代前半でも、意外とMVが作成されていないシングル曲があるのね、ということ。「OH!ANGEL」や「胸騒ぎのAfter School」なんかはヒットしたシングル曲にも関わらずMVが作成されていなかったというのは意外に感じました。
また当時は愚直に「音楽が好き」というスタンスで聴いていたのであまり感じなかったのですが、あらためてMVで見ると・・・渡瀬マキ、かわいい(笑)。さすが元アイドル(笑)。一方、渡瀬マキ以外のメンバー3人の華のなさ、最後まであか抜けないのも目立っていました(失礼!)。あれだけの人気バンドのメンバーなのに、最後まで「普通のおっさん」みたいな感じだし・・・(重ね重ね失礼!!)。
さて今回のMV集は「今すぐKiss Me」からはじまり彼女たちの代表曲を網羅しているという意味でも、彼女たちがまだリリースしていないオールタイムベスト的な感覚でも楽しめることが出来た作品でした。またリリース順になっているため彼女たちの音楽的変遷も楽しめることが出来るアルバム。当初のロック路線からスタートし、「I MISS YOU」あたりから徐々にポップ路線にシフトし、それが決定的になったのが「もっと愛しあいましょ」、というのは以前から認識していたのですが、その後の作品を聴くと、2001年にメジャー契約がなくなりインディーズになった後の作品は、意外と初期に戻ったような作風になっているということに今回のMV集ではじめて気が付きました。90年代後半のようなポップス路線が一段落して、より「バンド」であることが強調されたような作品になっており、あらためて聴くと、最後の最後は原点回帰した、90年代初頭にファンだった私にも楽しめるような作品を書いていたんだな、ということに今回、あらためて気が付きました。
また2009年の再結成の時にリリースされた「LIVE your LIFE」も今回はじめて聴いたのですが、こちらも90年代初頭の雰囲気を感じさせる前向きで元気のあるロックチューン。一時期のような大ヒットにはつながりませんでしたが、まだまだミュージシャンとして十分初期の頃に負けない曲を書くことが出来るんだ、というバンドの実力を再認識しました。
ただ今回の新曲「Fresh」はまた良くも悪くも大人になったような落ち着いたような曲になってしまって、今のLINDBERGの姿をそのまま表現したともいえるかもしれませんが、彼女たちのパブリックイメージからすると少々いまひとつの出来だったように感じます。また、MVを見ると、これまた非常に失礼ながらメンバー全員老けたなぁ・・・。まあ、メンバーの平均年齢が50才を超えていますからね。もっとも中学生の頃に彼らに出会った私もうアラフォー。お互い、歳をとりました・・・。
そんな訳で、懐かしいという感情にひたりつつ楽しむことが出来たDVDでした。amazonで購入すれば3,000円代と比較的お得な内容なだけにリアルタイムでファンだった方は手にとってみては?おそらく、あの頃のことを思いだしてしまうと思いますよ。
| 固定リンク
「DVD・Blu-ray」カテゴリの記事
- あれからもう20年・・・。(2023.12.09)
- 解散ライブの映像をフル収録(2023.08.05)
- 今回もボリューム満点で(2022.03.20)
- 伝説のネプワースライブ(2022.01.24)
- 兵士Aの物語(2020.08.16)
コメント