« オリコンでは女性アイドル対決 | トップページ | 逆説的なアルバムタイトルがユニーク »

2017年9月 7日 (木)

いきなり1位獲得

今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

今週1位にはいきなり初耳のミュージシャンがランクインです。

今週1位を獲得したのはBLACKPINK「BLACKPINK」が獲得しました。BLACKPINKというのは完全に初耳のミュージシャンですが、韓国の4人組女性アイドルグループ。これがデビューアルバムで初動売上3万9千枚というのは、さすがにCDが売れなくなった今でも1位獲得枚数としてはかなり少ない数字なのですが、とはいえデビュー作でいきなりの1位獲得となりました。ただ・・・いきなり1位獲得するだけの支持層がいまひとつ不明なのですが・・・。

2位は先週1位桑田佳祐「がらくた」がワンランクダウンながらもベスト3をキープ。

そして3位初登場は待ちに待ったという方も多かったのではないでしょうか。KICK THE CAN CREW「KICK!」がランクインしてきました。KICK THE CAN CREWは2001年にデビューした3人組HIP HOPユニット。同年に山下達郎の「クリスマス・イヴ」をサンプリングした「クリスマス・イヴRap」が大ヒットを記録し一躍ブレイク。翌年には紅白歌合戦の出演も果たしています。

その後もヒット作を飛ばし続けたものの2004年に活動を休止。ただしその後も時々、ライブなどで3人そろってのステージを見せたり、メンバーのうちMCUとLITTLEが結成したユニットにKREVAが参加したりとメンバー3人の交流は続いており、再結成も時間の問題・・・かと思いきや、なかなか再結成せず今に至っていました。

そんな彼らも今年、ついに本格的に活動を再開。約13年9ヶ月ぶりにリリースされたアルバムが本作です。初動売上は1万9千枚。前作「GOOD MUSIC」の初動8万枚(11位)からは大きくダウンしてしまいましたが、この13年のCD市場の動向を考えれば、仕方ないこと。むしろ13年以上を経てアルバムがベスト3入りという点で根強い人気を感じます。

続いて4位以下の初登場盤です。まず4位にユナク&ソンジェ from 超新星「2Re:M」がランクインです。韓国の男性アイドルグループ超新星所属のメンバー2人によるユニット。超新星は現在、メンバー4人が兵役期間中で活動休止中。そのうち既に兵役を終えた2人によるソロアルバム第2弾となります。初動売上は1万8千枚。前作「Your forever」の2万1千枚(7位)よりダウンしています。

5位初登場はTakamiy「美旋律~Best Tune Takamiy~」がランクイン。Takamiyはご存じ、THE ALFEEの高見沢俊彦のこと。本作はソロデビュー25周年を記念してリリースされたベスト盤で、全編ボーカルが録りなおされているなど、力が入っています。初動売上は1万3千枚。直近のオリジナルアルバム「雷神」の1万5千枚(4位)から若干ダウンしています。

6位には「HATSUNE MIKU 10th Anniversary Album 『Re:Start』」がランクイン。今年8月31日に誕生から10周年を迎えるボーカロイドソフト初音ミク。本作はそれを記念してリリースされた2枚組のアルバムで、1枚は有名なボカロPにより10周年を記念して提供された楽曲を収録、もう1枚には初音ミク関連の代表曲をベスト盤的に収録されたアルバムとなっています。初動売上7千枚で見事ベスト10入りとなりました。

8位にはすごいアルバムが入ってきました。B'z「B'z COMPLETE SINGLE BOX」。彼らの全53作のシングルを網羅した、特典映像DVD2枚を含む全55枚組のボックスセット。お値段はなんと59,400円也(!)。この高価ながらも初動売上5千枚で見事ベスト10入りを果たしました。ちなみにこの価格でのベスト10入りは男性ミュージシャンでは史上最高額だそうです。

【オリコン】B’z、男性歌手史上最高額でアルバムTOP10

さすがに直近のオリジナルアルバム「EPIC DAY」の20万9千枚(1位)に比べると大きくダウンしているものの、これだけ高価なアイテムを5千人も買うということに驚かされます。もっとも彼らのファン層はそれなりに年齢がいっている層と思われるため、お金がある程度自由になるんでしょうね。ちなみに男女あわせて高価アイテムベスト10入りの最高位は上のサイトにも記載しているように美空ひばりのCDボックス「今日の我れに明日は勝つ」の6万円だとか。美空ひばりのファン層も相当高いですから、こういう高価なアイテムでも手が出るんでしょうね。納得です。

最後9位には「THE IDOLM@STER SideM 『Cybernetics Wars ZERO~願いを宿す機械の子~』」がランクイン。男性アイドル育成ゲーム「アイドルマスター SideM」のドラマCD。初動売上5千枚。「アイドルマスター SideM」関連だと直近作「THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 06」の9千枚(9位)からダウンしています。

今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

|

« オリコンでは女性アイドル対決 | トップページ | 逆説的なアルバムタイトルがユニーク »

ヒットチャート2017年」カテゴリの記事

コメント

記憶が曖昧なのですが、Blackpinkは洋楽系のメディアでも比較的露出があったように思いますね。
普段それほどK-POPは聴かない私でも、曲を視聴したりグループのプロフィールを調べたりもしたので、もしかすると普段、アリアナ・グランデだとかリトルミックスだとか、その辺の欧米の女性アーティストをチェックするという人なら、引っかかった(?)可能性は高いと感じました。

そして、メンバーも割とキレイ系(?)なモデルタイプが揃っていて、曲もかっこいい系なので、それも女性に支持されやすそうだななんて思いましたね。
実際の支持層は分からないですけど。汗

投稿: 通りすがりの音楽ファン | 2017年9月 8日 (金) 00時30分

>通りすがりの音楽ファンさん
なるほど。情報ありがとうございます。若干、ここらへんのK-POPの支持層がわからない部分が多いのですが・・・とはいってもK-POPに限らず、支持層がいまひとつ見えてこない「ヒット曲」が最近は多いのですが・・・。

投稿: ゆういち | 2017年9月23日 (土) 00時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: いきなり1位獲得:

« オリコンでは女性アイドル対決 | トップページ | 逆説的なアルバムタイトルがユニーク »