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2017年8月 5日 (土)

ダンストラックに特化

Title:80:XX-05060708
Musician:80kidz

80kidzがリリースしていたダンストラックEPシリーズ「8○(ハチマル)」シリーズ。以前は「01」から「04」までリリースされ、その集大成的なアルバムがリリースされました。そこから約3年半。新しいシリーズがスタート。「05」から「08」までの4作が4か月連続でリリースされ、その後、それらの作品に新曲を追加してまとめたのが本作。以前「80:06」は曲数の都合でアルバム扱いだったのでここでも紹介しましたが、集大成的な本作をあらためて紹介したいと思います。

同シリーズの前作「80:XX-01020304」も徹底的にリスナーを踊らせることに拘った楽曲が並んでいましたが、その方向性は本作も同様。一言でいうと、外連味のないダンスチューンといった感じでしょうか。目新しさこそありませんが、リスナーを徹底的に踊らせるための分厚いビートにシンプルなサウンド。聴いていてまったく雑味がありません。難しいこと抜きにしてとにかく楽しめるダンスチューンが並んでいます。

アルバムはまずさわやかなピアノの音色が心地よいハウス風のトラック「Reversed Note」からスタート。ビート感はあまり強くない作品はまず準備運動といった感じでしょうか。しかし2曲目の「IFDB」から軽快なダンスチューンがスタート。「No Wave」「Pearl」はいかにもエレクトロといったサウンドを全面に押し出し、強いビートで聴かせる心地よいダンスナンバーに仕上げています。

そんな一方的に勢いのある楽曲が続く前半。そして続く中盤戦「Etape02」はエレピのさわやかなサウンドにポップなメロディーラインが印象的な作品。ビートは強くなく一種のチルアウト的な作品といった感じでしょうか。

しかしそこからアルバムは一気にクライマックスへ。ボーカルをサンプリングしてファンキーにまとめた「Get Back」に続き、「Loup」は強いエレクトロビートで高揚感あるナンバー。さらにノイジーなエレクトロサウンドでロッキンに奏でられる「Vert」へと続いていきます。

ラストの「Labo」はノイジーなエレクトロサウンドに女性の声をサンプリングしたさわやかなナンバー。ただ物悲しいメロディーラインが全編に流れており、しんみりした感触でアルバムは幕を閉じます。

基本的にいままでEPとしてリリースされた作品なのですが、それらを並べ替えることによりアルバム1枚でひとつの流れを感じさせてくれました。上にも書いた通り、サウンド的には決して目新しいわけではありませんし、また80kidzとしての新たな挑戦をしているわけではありません。ただ聴いていてとにかく素直に楽しめる80kidzの魅力満載なアルバムに仕上がっていました。とにかく気持ち良いの一言。最初から最後まで身体が踊りだりそうになる作品でした。

評価:★★★★★

80kidz 過去の作品
THIS IS MY SHIT
THIS IS MY WORKS
WEEKEND WARRIOR
TURBO TOWN
80:XX-01020304
FACE
Gone EP
5
80:06

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