こちらも1位はジャニーズ系じゃなくて・・・
今週のアルバムチャート
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Hot100では今週、米津玄師がジャニーズWESTを下して1位を獲得しました。アルバムチャートでも今週、ジャニーズ系A.B.C-Zのアルバムが上位にランクインしてきました・・・が、こちらも1位獲得ならず。ニューアルバム「5 Performer-Z」は2位に留まりました。まあもっとも初動売上3万9千枚は必ずしも1位を獲得できるような数値ではないのですが・・・前作「ABC STAR LINE」の3万1千枚(3位)よりアップ。
で、1位を獲得したのはAcid Black Cherry「Acid BLOOD Cherry」。ソロデビュー10周年を記念してリリースされた企画盤的アルバム。彼はいままでカバーアルバムシリーズ「Recreation」を続けていましたが本作はそのスピンオフ企画。基本的に全曲Acid Black Cherryことyasuが手掛けてきた作詞作曲編曲を他のミュージシャンに任せたアルバムになっています。初動売上は4万5千枚。直近作はカバーアルバム「Recreation 4」で、こちらの4万1千枚(5位)よりアップしています。
なお今週、偶然なのですが、1位Acid Black Cherryも略称はABC。1位2位は「ABC」対決となりました。
3位は先週1位を獲得した秦基博「All Time Best ハタモトヒロ」が先週の1位から2ランクダウンながらもベスト3をキープしています。
続いて4位以下の初登場です。4位初登場はF-BLOOD「POP'N'ROLL」でした。もともとチェッカーズとして共に活動していた藤井フミヤと藤井尚之兄弟によるユニット。1997年のユニット結成以来、散発的に活動を行い、このほど久しぶりに活動を再開。2008年のアルバム以来、9年ぶりのニューアルバムリリースとなりました。初動売上は1万4千枚。この数値、なんと9年前の前作「Ants」(16位)とほぼ同水準。根強い人気を感じます。もっとも同じ初動売上で一方は16位、もう一方は4位という現実が、ここ9年間のCD市場の縮小ぶりを物語っています・・・。
5位には湘南乃風「踊れ」が初登場。全6曲入りの彼ら初となるミニアルバム。タイトル通り「踊れ」をコンセプトとしたアルバムだそうです。初動売上は1万1千枚。前作「湘南乃風~COME AGAIN~」の3万5千枚(3位)より大幅ダウンとなりました。
6位は男性声優福山潤「OWL」がランクイン。初動売上8千枚は前作「Love Letters 3 ~祭りの国で」の2千枚(26位)よりアップ。アルバムでのベスト10入りはこれが初となります。
8位にはイギリスのロックバンドRADIOHEAD「OK COMPUTER OKNOTOK 19972017」が入ってきました。いまやイギリスを代表するロックバンドの彼らが1997年にリリースし、今の彼らの位置づけを決定づけることになった歴史的名盤「OK COMPUTER」。本作はリリース20周年を記念してリリースされた作品。2枚組の本作のうち、1枚目にはオリジナル音源のリマスター盤が、2枚目にはいわゆるB面曲やレア音源を収録したアルバムとなっています。初動売上7千枚。直近のオリジナルアルバム「A MOON SHAPED POOL」の1万7千枚(6位)からダウンしているものの、既発表盤のリマスターでのベスト10入りに彼らへの高い人気を感じさせます。
9位も洋楽勢。アメリカのハードロックバンドMR.BIG「Defying Glavity」が入ってきました。初動売上7千枚で前作「...The Story We Could Tell」の1万2千枚(6位)よりダウン。洋楽はここ最近、ほとんどのアルバムが全世界共通で金曜日リリースとなっていますが、彼らの場合、残念ながら本国ではほとんど売れておらず、もっぱら日本のみで売れているバンドのため、リリースは日本にあわせて水曜日となっています。
最後10位には女性声優小倉唯と石原夏織のユニットゆいかおりのベスト盤「Y&K」が入ってきました。初動売上6千枚は前作「Bright Canary」の8千枚(7位)からダウンしています。
今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に。
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