アイドル勢の1位獲得が続く
今週のHot 100
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アイドル勢の1位獲得が続いている最近のHot100。今週はジャニーズ系。1位は亀と山P「背中越しのチャンス」が獲得しました。名前の通り、KAT-TUNの亀梨和也と山下智久とのユニット。2人が共演している日テレ系ドラマ「ボク、運命の人です。」主題歌として起用されています。CD販売・ダウンロード・ストリーミング数(以下「実売数」)及びPCによるCD読取数1位、Twitterつぶやき数3位を獲得し、CD販売にあわせて先週の41位からランクアップして1位獲得となりました。ちなみにこの2人、2005年に修二と彰名義でシングル「青春アミーゴ」をリリースしており、それ以来の顔合わせとなっています。なおオリコンでも初登場1位を獲得。初動売上17万5千枚は12年前の「青春アミーゴ」で記録した初動52万枚(1位)から大幅減。まあ、12年前とはCD市場の状況が全く違うので単純比較はできませんが。
2位にはスリーピースパンクバンドWANIMA「CHARM」が先週36位からCD発売にあわせてランクインです。リクルート「タウンワーク」CMソング。爽快なポップスパンクなナンバーで、おそらくパンク系では最も今、勢いのあるバンドと言えるでしょう。実売数3位、ラジオオンエア数3位、PCによるCD読取数7位、Twitterつぶやき数8位、You Tube再生回数10位と万遍なく上位にランクインしています。オリコンでも同曲が収録されたシングル「Gotta Go!!」が3位初登場。初動売上4万5千枚は前作「JUMP UP!!」の3万6千枚(4位)からランクアップし、シングルアルバム通じて初のベスト3ヒットとなりました。なお前作「JUMP UP!!」の間に配信シングル「やってみよう」がリリースされておりHot100では最高位8位を記録しています。
3位は韓国の男性アイドルグループMONSTA X「HERO」が初登場でランクインしています。実売数2位、PCによるCD読取数6位、Twitterつぶやき数5位を記録。ラジオオンエア数が圏外なのは相変わらずのK-POPらしい傾向。途中、効果音としてスーパーマリオでつかわれる効果音が入ってくるのですが、歌詞にも「囚われの城からだって救い出して」「マンマミーアじゃ済まされないかも」など明らかにマリオを意識した歌詞が登場するので、そういうことなのでしょう。本作がデビューアルバムでいきなりのベスト10入り。オリコンでも初動売上4万8千枚で2位に入ってきています。
今週は他にもK-POP勢も目立つチャートに。4位に防弾少年団「血、汗、涙」が先週の1位からランクダウンしながらもこの位置をキープしていますし、さらに5位にはTWICE「SIGNAL」が初登場でランクイン。こちら9人組のK-POPの女性アイドルグループなのですが、メンバーのうち3人が日本人、1人が台湾人と日台での販売を意識した構成になっています。本作はシングルリリースはありませんが、You Tube再生回数で1位、Twitterつぶやき数で2位を獲得し、見事ベスト10入りしてきました。6月28日に日本でのデビューアルバム「#TWICE」のリリースも予定されていて注目されているのですが、以前、彼女たちが行っている「TTポーズが女子中高生の間で流行」なんていうかな~~り怪しいニュースが流れただけに、一部メディアによるごり押しぶりが気になるところなのですが・・・。
今週の初登場組は以上。なおロングヒット組ですが、まず星野源「恋」。今週は9位から8位にランクアップ。You Tube再生回数はついに1位を明け渡したものの、まだ2位をキープ。PCによるCD読取数でも10位に入っており、まだまだ根強い人気を感じます。またロングヒットの気味だった倉木麻衣「渡月橋~君 想ふ~」は6位から10位にランクダウンし、後がない状況になりました。
また主にダウンロードの売上のみで先週4位にランクインしたChe'nelle「Destiny」が今週6位をキープ。また西野カナ「パッ」は先々週の3位から5位→7位とランクダウンしているもののスローペース。今後の動向も気になります。
今週のシングルチャートは以上。アルバムチャートはまた明日に!
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