ポップな3バンドが集結
東京再起動ツアー~TALTO ナイト編~
東京カランコロン/SAKANAMON/マカロニえんぴつ
会場 池下CLUB UPSET 日時 2017年4月14日(金) 19:00~
今日は池下CLUB UPSETで行われたライブイベントに行ってきました。お目当ては東京カランコロン。以前から彼らのライブには一度足を運んでみたかったのですが、ちょうどよいタイミングでこのライブイベントが開催されたのでさっそく出かけてきました。
池下CLUB UPSETは今回はじめて足を運んだライブハウス。池下駅からすぐ近くなのですが雑居ビルの5階に位置しており、大きな看板もないためはじめて行くと非常にわかりづらい場所でした。
今回、19時をちょっと過ぎた頃に会場に到着。既に一番手、マカロニえんぴつのライブがスタートしていました。5人組のロックバンドなのですが音を聴くのはもちろん名前も今回のライブではじめて聴いたミュージシャンでした。
楽曲は比較的分厚いギターサウンドをベースとしつつもポップで聴きやすいメロディーを奏でるポップスロックバンド。会場は結構盛り上がっておりファンも少なくない感じでした。ポップなメロディーラインはそれなりに印象に残り純粋に楽しめるバンドだったと思いますが、バンドとしてこれといった個性が薄かったような印象も。良くも悪くもこれからのバンドかな、という印象を受けました。
彼らのステージは約30分程度で終了。セットチェンジの後に登場してきたのが2番手、SAKANAMONでした。彼らは何枚かアルバムも聴いており今回も楽しみにしてきたバンド。SUPER BUTTER DOGの曲にのって登場。ステージ上では魚の頭を持った人形がたっており(マスコットキャラクターだそうです)いきなりユーモラスな雰囲気を醸し出していました。
楽曲はストレートなギターロックだったのですが、少しひねくれたメロディーラインが魅力的。新曲「クダラナインサイド」を披露した後、「Utage」ではアップテンポなディスコチューンとなり会場が盛り上がります。続く「TUMANNE」もアップテンポなギターロックナンバーで会場のテンションはさらにあがります。とにかくハイテンポな曲の連続でメロディーラインのちょっとひねくれたポップさ加減も気持ちよい感じ。CDで聴くよりもよりライブ映えしていることを感じました。
最後は5月にリリース予定のアルバム「cue」より「テヲフル」で締めくくり。いままでのダンサナブルなナンバーから一転、聴かせるミディアムチューンで彼らの違う魅力をみせつつ40分程度のステージは幕を下ろしました。
そしてラストは待望の東京カランコロンが登場!今回はじめてステージを見たのですが、まずはせんせいがかわいい(笑)。「せんせい」というニックネームから由来しているのか、ピアノの「起立礼着席」の合図でライブがスタートです。
ライブは序盤からいきなり「16のbeat」「恋のマシンガン」「シンクロする」とおなじみの代表曲の連続で一気に盛り上がります。CD音源と同様、ワクワクするようなポップチューンが魅力的。微妙に複雑さのあるリズムとツインギターにキーボードも加えるという分厚いサウンドがライブではより魅力的に楽曲とマッチしていました。
途中MCを挟み、5月にリリース予定のシングル「ビビディバビディ」を披露。最初はいちろうとせんせいのツインボーカルでのハーモニーからスタート。マイナーコードのムーディーで怪しげな雰囲気からスタートするのですが、サビでは転調し、明るいアップテンポな曲調に変わるという展開もおもしろい、彼ららしいワクワク感のあるポップチューン。一度で聴いて十分楽しめる楽曲になっていました。
続く「少女ジャンプ」ではSAKANAMONのボーカル藤森元生とマカロニえんぴつのボーカルはっとりが登場。せんせいのパートをこの2人が裏声で歌うというユニークなコラボで盛り上がります。そして本編ラストは「東京ダイブ」で締めくくり。最後の最後までアップテンポな曲が続く大盛り上がりのステージとなりました。
その後はアンコールへ。アンコールではこちらも新曲「イーアールサンスー」。こちらもアップテンポでポップなナンバー。一度聴いただけで一気に気に入りました。そして最後はこの日のメンバー全員がステージ上に登場し、観客を含めてみんなで写真撮影。全編約2時半半のイベントが幕を下ろしました。
この日は東京カランコロンのライブツアーであると同時に、東京カランコロンが所属するTALTOというレーベルのミュージシャンが集結したイベントだったようです。そのため東京カランコロンのライブとその前座・・・という立ち位置ではなかったため、東京カランコロンのステージは予想していたよりも短め。それはちょっと残念でした。
しかし、この東京カランコロンのライブが予想以上に楽しいライブでした。時間が短いこともあってか持ち曲の中でも代表曲ばかりが並んだということも大きいのでしょう。ただ、聴いていてワクワクするようなポップスの魅力をライブ会場ではより強く感じました。特に上にも書いた通り、5人組で奏でる分厚いサウンドが実に心地よい。このサウンドの分厚さがライブ会場では大きなプラスになっているように感じます。予想していた以上に東京カランコロンがライブバンドとしての魅力を持っていることに気が付かされました。
SAKANAMONもよかったし、本当に楽しめた2時間半でした。次は是非、彼女たちのワンマンライブに行きたいなぁ。
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