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2017年4月23日 (日)

若々しさすら感じらせる最新作

Title:NOOK IN THE BRAIN
Musician:the pillows

相変わらず精力的な活動を続けるthe pillows。前作はキングレコードへの移籍ということもあり1年半というインターバルがありましたがその反動か本作は前作からわずか11ヵ月という短いスパンでのリリースとなりました。

前作では長年サポートベーシストとして参加していた鈴木淳が離れ、数人のベーシストがゲストとして参加していましたが本作はサポートベーシストをVOLA&THE ORIENTAL MACHINEの有江嘉典が全面的に参加しています。今後は彼に固定されていくのでしょうか。

さてそんな短いスパンとなったニューアルバム。非常に軽やかでポップ。the pillowsらしいともいえる王道のオルタナ系ギターロックに仕上がっています。前作「STROLL AND ROLL」ではギターのへヴィネスさが増したような作品を聴かせてくれていましたが今回のギターはとても軽やか。疾走感あるギターロックは勢いすら感じられます。

彼ららしいということでうれしくなるのは2曲目の「王様になれ」。ギターリフがthe pillowsっぽい・・・というよりも彼らが大きな影響を受けたPIXIESそのまんまなギターリフがうれしくなってきちゃいます。

ただそんな彼ららしいといえるアルバムなのですが歌詞については前作に引き続きちょっと変化を感じられます。例えば「王様になれ」では

「脳細胞の支配下で世界を創れ
王様になれ」

(「王様になれ」より 作詞 山中さわお)

と彼らしい独特な表現での「応援歌的」な歌詞になっています。4曲目「パーフェクトアイディア」も同じく軽快なギターのオルタナ系ロックなのですが

「眠れる森のキミを連れ出したい
魔法使いも科学者も丸め込んで
暴れてみようぜ」

(「パーフェクト・アイディア」より 作詞 山中さわお)

と非常に前向きを感じさせるような歌詞になっていました。

そんな歌詞にひっぱられてかアルバム全体に明るさを感じさせる本作。中盤「She looks like new-born baby」「pulse」でちょっと雰囲気は変わるものの終始一貫、ポップで勢いのあるギターロックが続きます。ある意味、いつも通りの彼らで大いなるマンネリと言えなくもないのですが、ただアルバム全体としてはマンネリどころか新鮮さ、ある種の若々しさすら感じさせます。後半の「BE WILD」などCMソングに起用されるだけありポップな作風が耳に残る作品なのですが、若手バンドのような初々しさすら感じる疾走感ある楽曲に仕上がっていました。

これはひょっとしたらサポートベーシストがかわりバンドとして雰囲気がちょっと変わった影響なのかもしれません。それによりバンドに新しい空気が入って来たのかも。以前からベテランとしては信じられないほどの若々しさを保っていた彼らですが今回のアルバムではよりバンドとしての新鮮さを感じます。ポップなギターロックで勢いを感じさせた作品でした。

評価:★★★★★

the pillows 過去の作品
LOSTMAN GO TO YESTERDAY
PIED PIPER
Once upon a time in the pillows
Rock stock&too smoking the pillows

OOPARTS
HORN AGAIN
トライアル
ムーンダスト
Across the metropolis
STROLL AND ROLL


ほかに聴いたアルバム

CHANCE/HY

途中、BIGMAMAとのコラボアルバムもあったものの単独名義のオリジナルとしては1年8カ月ぶりとなる作品。爽快で明るい彼ららしいいつも通りのJ-POPチューン。良くも悪くもベタなメロディーラインでそれなりにインパクトはあるものの平凡。ただ、本作では「ロックスター」「三月の陽炎」などおもしろさを感じる曲がところどころ入っていたりするのでついつい毎作聴いてしまうのですが。

評価:★★★

HY 過去の作品
Whistle
PARADE
Route29
HY SUPER BEST
GLOCAL

LOVER
Synchronicity(HY+BIGMAMA)

FREEDOMOSH/KEMURI

2012年の再結成後はコンスタントにアルバムをリリースしてきた彼らでしたがここに来てちょっとスパンがあり約1年8ヶ月ぶりとなるニューアルバム。ただ基本的にはいつも通りの彼ら。ギターサウンドにアップテンポで軽快なリズム。ある意味「大いなるマンネリ」的なワンパターンな楽曲ですが、ライブで盛り上がりそうな楽しめる楽曲が並んでいます。

評価:★★★★

KEMURI 過去の作品
ALIVE Live Tracks from The Last Tour "our PMA 1995-2007"
RAMPANT
SKA BRAVO
F

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