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2017年3月 4日 (土)

美しい声が大きな魅力

Title:The Best of Cornerstones 1 to 5 ~The 20th Anniversary~
Musician:佐藤竹善

佐藤竹善といえばご存じSING LIKE TALKINGのボーカリストですが、そのデビューした頃にコカ・コーラのCMソングを歌っていたことがありました。顔は完全に隠して匿名で歌っていたのですが、その美声が大きな話題となりました。SING LIKE TALKINGといえば、その心地よいAORのメロディーが多くのファンを虜にしましたが、佐藤竹善に関してはコカ・コーラのCMで話題になったように、その「声」だけで勝負できるボーカリストとして高い評価を得ています。

そんな彼がライフワーク的に続けているのが「CORNERSTONE」と題されたカバーアルバムのシリーズ。1995年に第1弾がリリースされた後、数年に1枚というゆっくりのペースですが断続的にアルバムをリリースしてきました。今回リリースされたのは、その第1弾「CORNERSTONE」から2012年にHMV/ローソン限定でリリースされた「Free as a Bird - CORNERSTONES 5 -」の5枚のアルバムに加えて2005年にリリースされた「CORNERSTONE」のリマスター盤「CORNERSTONES+ EXTRA TRACK」、ライブアルバム「LIVE WITH the CORNERSTONES'07」から楽曲をセレクトした「CORNERSTONE」シリーズの集大成的なベスト盤となっています。

カバーに関して選曲、アレンジともに正直言えばさほど目新しさはありません。基本的にはAORをメロウに歌い上げておりアレンジも比較的シンプル。Disc1、2は洋楽、Disc3は邦楽という構成ですが、どちらも一度は聴いたことあるような有名曲も多く、聴きやすいカバーに仕上がっています。

ただそれだけシンプルなカバーなだけに佐藤竹善のボーカリストとしての実力が目立ちます。冒頭にも書いた通り、やはりその透き通る美しい声が大きな武器となっているのは間違いありません。彼のボーカルに関してもいつも通りで楽曲によって歌い方を大きく変えている訳ではないのですが、選曲にしろアレンジにしろボーカルにしろ、変にいじくらないシンプルなカバーだからこそ、より原曲の良さ、ボーカルの良さが際立つカバーになっていたと思います。

評価:★★★★★

で、このベスト盤と同時リリースされたCORNERSTONEシリーズの最新作がこちら。

Title:My Symphonic Visions~CORNERSTONES 6~feat.新日本フィルハーモニー交響楽団
Musician:佐藤竹善

第6弾となる本作は、全編交響楽団とのコラボレーションとなるアルバム。オーケストラアレンジのアルバムとなっています。

選曲した楽曲は基本的に洋楽がメイン。Phil Collins「Against All Odds」やChicago「Will You Still Love Me」という「らしい」選曲が並ぶ一方、意外な路線ではEDMミュージシャンAviciiの「Hey Brother」なんかもカバーしています。

ただ基本的にはオーケストラアレンジにダイナミックに仕上げている感じ。原曲に比べてグッとスケール感の増したカバーに仕上げています。そんなオーケストラバックにしっかりと歌い上げており、その「歌」の力をきちんと発揮しているあたりはさすが佐藤竹善といった感じでしょうか。

もっともこの手のカバーアルバムでオーケストラアレンジというのはよくありがちな選択肢。おそらくボーカリストなら一度はオーケストラをバックに歌ってみたいと思うんでしょうね・・・。そういう意味では彼がやりたいことをやれたカバーアルバムなのでしょうが、アレンジについてはよくありがちで少々大味だったかな、とも思うカバーアルバムでした。

評価:★★★★

佐藤竹善 過去の作品
ウタジカラ~CORNER STONE 4~
静夜~オムニバス・ラブソングス~
3 STEPS&MORE~THE SELECTION OF SOLO ORIGINAL&COLLABORATION~
Your Christmas Day III

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