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2017年2月 7日 (火)

すいません、ちょっと時期は過ぎてしまいましたが・・・

Title:12 Nights Of Christmas
Musician:R.Kelly

R.Kellyの最新作はキャリア26年目にして初となるクリスマスアルバム。それもおなじみのクリスマスソングのカバー・・・ではなく、全編オリジナルソングのクリスマスアルバムとなっています。

よく知られているようにR.Kellyといえば昔ながらのソウルマナーに沿った王道スタイルの聴かせるソウルアルバムと、あまりのお下劣ぶりに賛否両論となるエロエロアルバムの2パターンのアルバムをリリースしており、良くも悪くもその振れ幅の大きいシンガーだったりします。

そんな彼のニューアルバムなだけに「聖夜」ならぬ「性夜」(わ、ベタな言い方(^^;;)になる可能性もあったクリスマスアルバムですが、若干その傾向のある曲もあるようですが、基本的には王道のソウルマナーに従って聴かせるアルバムになっています。ピアノをバックにアカペラ気味のメロウな歌声を聴かせる「My Wish For Christmas」から、まずその歌声に聴きほれる内容に。続く「Snowman」「Home For Christmas」もメロウに聴かせるフィリーソウルな楽曲に、メロディーメイカーとしてのR.Kellyの才能を感じさせるポップナンバーになっています。

基本的にオリジナル楽曲オンリーのためなじみのクリスマスソングが飛びだしてくる訳ではありませんが、クリスマスやサンタクロースといったわかりやすい英語が配されているだけに私たち日本人にとっても十分「クリスマスソング」として認識できる内容になっています。その中でもストリングスとピアノをバックに静かながらも美しいメロを聴かせる祝祭色豊かな「Once Upon A Time」や軽快で明るいポップソング「Santa Send My Baby Back Home」なんかは楽曲自体からクリスマスの雰囲気が伝わってくる、良い意味でいかにもなクリスマスソングといった感じになっています。

そんな全編明るさを感じさせるポップソングの連続で、広い層に楽しめる素敵なソウルアルバムになっています。目新しさみたいなものはありませんし、ある意味「王道」路線なのですが、それだけにメロディーメイカーやボーカリストとしてのR.Kellyの魅力がしっかりと伝わってくる傑作に仕上がっていました。

評価:★★★★★

で、こちらはそんな彼の「前作」。

The Buffet/R.Kelly

で、こちらは「12 Nights of Christmas」の真逆を行くお下劣エロエロ路線(笑)。良くも悪くも好き嫌いがわかれそうな内容になっています。楽曲的には前半が今時のエレクトロ路線を用いた作品が多い一方、後半は王道ソウルマナーに従った楽曲がメインに。後半の王道路線と比べて、今風のエレクトロ路線は特に目新しさはなく、これなら無理に今風の音に挑戦しなくても・・・と思ってしまう感じに。本作のエロ路線はあまりにお下劣すぎて少々顰蹙をかってしまったようですが、それを差し引いても悪くはないのですが、ちょっと平凡だったかも。

評価:★★★★

R.Kelly 過去の作品
Double Up
Untitled
Love Letter

EPIC
WRITE ME BACK
Black Panties


ほかに聴いたアルバム

We're All Somebody From Somewhere/Steven Tyler

ご存じロックバンドエアロスミスのボーカリストによる(意外なことに)キャリア初となるソロアルバム。彼の歌い方自体はいつも通りですが、楽曲的にはエアロスミスに比べるとカントリー色が強い内容に。ハードロックな曲もあったのですが、そちらにしても演奏をシンプルにしてありエアロスミスのようなダイナミックな曲は皆無。いかにもソロアルバムらしいソロアルバムになっていました。

評価:★★★★

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