2016年ベストアルバム(邦楽編) その1
昨日は洋楽の私的ベストアルバムを紹介しましたがこちらは邦楽編。
10位 LAY YOUR HANDS ON ME/BOOM BOOM SATELLITES
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今年は日本、海外共に多くのミュージシャンの訃報が飛び込み、音楽ファンにとってはとても辛い1年となりました。BOOM BOOM SATELLITES川島道行の訃報もその1つ。そして本作はその彼らの最後のアルバムとなりました。4曲22分という短い内容ながらも「祝福と終焉」という彼らのメッセージが強く感じる傑作アルバム。最後のアルバムにも関わらず明るさと希望を感じるそんな1枚でした。
9位 THE LAST/スガシカオ
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メジャー復帰作となるスガシカオの新作。デビュー当初の彼を彷彿とさせるような「変態」ちっくな独特のファンクサウンドを展開しています。同じく彼が中心となって活動するバンドkokuaも2016年にアルバムをリリースしていますが、比較的素直なポップ路線のkokuaとはある意味対照的な作品に。彼がやりたいことを好き勝手にやったんだな、と感じることが出来たアルバムでした。
8位 MANUAL/Takaryu
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最近、エレクトロミュージックのジャンルで才能あるミュージシャンが次々とデビューしていますが、間違いなく彼らもそのうちの1人。若干16歳である彼のデビューアルバム。その年齢をいい意味で感じさせない落ち着いた熱量の低いメロウなサウンドが印象に残ります。なによりも歌とメロディー、サウンドのバランスが実に絶妙。今後が楽しみになってくるデビューアルバムです。
7位 Valentine/ACO
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デビュー20年目を迎えたベテランミュージシャンの彼女。しかしベテランという立場に甘えない、実に挑戦的な傑作をリリースしてきました。3部作にわかれた本作はへヴィーなロック、美しいサウンド、ポップなメロとACOの魅力をそれぞれ詰めた構成になっています。まだまだ若手には負けないという強い気概を感じさせるアルバムでした。
6位 はじめまして。17歳です。ハッピーエンド建設中。/にゃんぞぬデシ
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こちらもアルバムタイトルのとおり、リリース時点では若干17歳という女子高生シンガーのデビュー作。今時の女子高生らしい言語感覚を持った楽曲もある一方、ソウルの要素も強く、また昔ながらの歌謡曲的な雰囲気を感じる楽曲も。しっかしとこぶしを効かせて歌い上げる彼女の歌にも年齢離れしたものすら感じさせます。こちらもこれからの活躍が非常に楽しみな新たな才能の登場です。
そんな訳で、続きは明日!
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コメント
「LAY YOUR HANDS ON ME」は紛れもなく昨年度の傑作アルバムですね。
投稿: ひかりびっと | 2017年2月 5日 (日) 08時04分
>ひかりぴっとさん
はい。「LAY YOUR HANDS ON ME」は本当に素晴らしいアルバムでした。
投稿: ゆういち | 2017年2月 6日 (月) 23時17分