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2017年1月 2日 (月)

Def Jam契約後、初のアルバム

年末年始と1年をまとめるコラム的な更新が続いていましたが今回から通常更新となります。ただ今年1枚目となる作品ですが、特に1枚目としてあえて選んだ作品ではありません・・・。

Title:DAWN
Musician:AK-69

おそらく今、最も「売れている」ラッパーの1人、AK-69。今年4月、なんとHIP HOPの名門レーベルDef Jamと契約を結ぶなどその勢いは続いています。今回のアルバムはDef Jamとの契約後、初となるアルバムということでも話題となりました。

AK-69というとハードコアなHIP HOPをベースとしながらもポップで分かりやすいメロディーラインが流れている曲がメイン。聴きやすい内容に仕上がりながらもきちんとHIP HOPのマナーに沿ったような楽曲に、普段J-POPメインに聴いているリスナー層にも「HIP HOPを聴いたなぁ」という満足感を与えるミュージシャン・・・AK-69が売れている理由を私なりに解釈するとそんなところでした。

そんなこともありAK-69というとポップという要素を強く感じるというイメージは以前からあったのですが・・・今回に関しては正直、かなりベタなJ-POP風のポップソングが多く収録されていました。例えばピアノをメインにしつつメロウな歌が流れるラブソングの「Flying Lady」や清木場俊介をゲストボーカルに迎えた「Rainy days」などは典型例でしょう。UVERworldとコラボを組んだ「Forever young」などもロックなサウンドを入れてダイナミックにまとめていますが、そのロックサウンドも含めて非常にベタなポップになってしまっています。

一番の典型例は「With You~10年、20年経っても~」。これも典型的な売れ線ポップなナンバー。タイトルを見れば歌詞の内容がほぼわかってしまうという薄っぺらいラブソングにもゲンナリ。この曲も含めて多くの曲が最近流行りの、EXILEやら三代目J Soul Brothersやらあたりを彷彿させそうなヤンキー系ラブソング。聴いていてかなり辛いものがありました。

ただ、終盤に関してはかなりカッコいい曲が並んでおり、「ポップ」という部分以外のAK-69の魅力を感じさせてくれます。「もう1ミリ」はゲストで参加している般若のラップがとにかくカッコいい楽曲となっていますし、「We Don't Stop」も力強い迫力あるラップが魅力的。最後を飾る「KINGPIN」もダイナミックなトラックが耳を惹きますし、この世界で生き抜く決意をつづったようなリリックもユーモアさを入れつつ、カッコよく仕上がっています。

最後の3曲がなければかなりうんざりしてしまうところだったのですが、なんとかラスト3曲に救われたような形になっていました。「The Independent King」もそんな傾向があるアルバムでしたが、時々、こういうベタなポップアルバムを作っちゃうんだよなぁ。AK-69のカッコよさを感じる部分もあったのですが、全体的にはちょっと残念なアルバムでした。

評価:★★★

AK-69 過去の作品
THE CARTEL FROM STREETS
THE RED MAGIC
The Independent King
Road to The Independent King
THE THRONE

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