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2016年12月20日 (火)

初のフルアルバムがいきなりのヒット

Title:フレデリズム
Musician:フレデリック

これが初のフルアルバムとなる神戸出身の3ピースロックバンド、フレデリック。このアルバム、オリコンチャートで初登場7位を記録。これにはちょっとビックリ。フレデリックというバンド、名前は知っていたのですが、遅ればせながらはじめて彼らのアルバムを聴いてみました。

楽曲はテンポのよいリズミカルなものが多いのが目立ちます。「KITAKU BEATS」「オドループ」「オワラセナイト」といったダンスチューンが多く、基本的にはシンセを入れた軽快な四つ打ちチューンなのですが、「CYNICALTURE」のようなファンキーなディスコチューンもあり、耳をひきます。

またこのダンサナブルな楽曲にピッタリマッチするような形で、例えば「オンリーワンダー」「ほっとけほっとけ」「レプリカパプリカ」「ガタンゴトン」というリフレインする歌詞が妙に耳に残ります。こういった歌詞とリズムの結び付け方にはおもしろさも感じました。

メロディーラインについては哀愁感あり妙に歌謡曲色を強く感じます。特にこの歌謡曲風の楽曲は後半に多く「ナイトステップ」「ふしだらフラミンゴ」などが特に歌謡曲の色合いを強く感じました。一方で単純にベタな歌謡曲風というより「レプリカパプリカ」などのようにどこかメロディーラインにはひねくれた要素を感じます。そんなひねくれポップはどこかモノブライトに近いものも感じたのですが・・・この歌謡曲テイストの強いひねくれポップをダンスビートにのって聴かせるスタイルに彼らならではの独自性を感じました。

もうひとつ、このアルバムで耳を惹いたのが意外と豊富な楽曲のバリエーション。最初、ダンスチューンばかりか・・・と思って聴きすすめていくと、「スピカの住み処」はフォークソング、「バジルの宴」はロックンロール風とちょっと意外性ある楽曲も並んでいます。ダンスチューン主導の楽曲の中、ちょうどよいインパクトとなっていました。

そんないろいろとおもしろさを感じる一方でちょっと残念だったのが全68分というアルバムの長さ。メロディーにしろ歌詞にしろユニークなのですが、基本的に四つ打ちのダンスチューンが多いためさすがに後半の方は若干飽きてきたかも。もうちょっと曲数を絞って50分程度のアルバムだったらなおよかったのに、と思ってしまいました。

メロディーラインやサウンドに関してももう一歩、インパクトが欲しいかも、とも思いました。ダンスチューンにしてもひねくれポップにしてもユニークなのですが、もうちょっと振り切れたような曲が1、2曲あった方がおもしろかったかも?アルバムの長さでちょっとだれてしまった理由のひとつがそこだったように思います。

もっとも全体的にはおもしろいアルバムで、これからが楽しみな新人バンドだな、と思いました。これからの活躍が楽しみです。

評価:★★★★

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