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2016年12月25日 (日)

いかにもメタリカらしい

Title:Hardwired…To Self-Destruct
Musician:METALLICA

メタリカ単独名義の純然たる新作としては8年ぶりとなるオリジナルアルバム。ただ8年ぶりといってもその間2011年にはLou Reedとのコラボアルバムをリリースしているのですが・・・これ、ひょっとしたら「なかったこと」にされているの??日本盤のWikipediaでは一切言及がなかったりするのですが・・・(苦笑)。

今回のアルバム、全70分程度の内容ながら2枚組としてリリースされています。おそらくCD1枚で足りるであろうところをあえて2枚組としているのは、レコードみたいにA面B面とわけて聴いてほしいという意図があったからでしょうか?

そう考えると1枚目2枚目で微妙にその色合いが違うアルバムになっていました。1枚目のアルバムはサウンドは比較的軽め。アップテンポな曲がメインで疾走感ある楽曲が多く収録されています。2枚目に関してはミディアムテンポでへヴィーなギターリフを主体とした作品が多かったような印象を受けます。

そんな作風の今回のアルバムなのですが、アルバム全体としてはいかにもメタリカらしいという印象を受けます。ギターの音にしてもいかにも「へヴィーメタル」といった感じの印象を受けますし、ギターの早弾きやハイテンポなドラムなどメタリカの熱心なファンではなく私のようにアルバムが出たらとりあえず聴いてみる、といった程度のリスナーにとってはメタリカを聴いたという満足感を覚えるアルバムだったと思います。

また前作「DEATH MAGNETIC」の時も感じたのですが、彼らの楽曲、例えばゴリゴリにハイレベルなプレイを押しつけてくるわけではなく意外とポップなメロディーラインで普段メタルをあまり聴かないような層でも聴きやすく感じられるのも特徴的。個人的には「Now That We're Dead」のようなギターリフ主導の軽快さも感じられるロックナンバーが非常にカッコよく感じました。

そんな訳でへヴィーメタルというジャンル関係なくロック好きなら楽しめそうなアルバム。上にも書いた通り、メタリカを聴いたなぁ、という満足感を覚えた久々の新作でした。

評価:★★★★

METALLICA 過去の作品
DEATH MAGNETIC
LuLu(LOU REED&METALLICA)

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アルバムレビュー(洋楽)2016年」カテゴリの記事

コメント

普通に王道のメタリカサウンドでしたね。

投稿: ひかりびっと | 2017年1月 3日 (火) 09時51分

>ひかりぴっとさん
そう、良くも悪くもメタリカサウンドでした。まあ安心して聴けるアルバムといった感じでしょうか。

投稿: ゆういち | 2017年1月 4日 (水) 23時09分

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