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2016年10月 3日 (月)

阿波踊りの魅力

Title:ぞめき六 徳島阿波踊り 粋

久保田真琴プロデュースの下、阿波踊りを「音楽」として捉え録音を続けている「ぞめき」シリーズ。2010年からはじめて6年目、これがタイトル通り6作目のアルバムとなります。今回は徳島の4つの連の演奏を収録。特に「のんき連」は阿波踊りの世界で91年という歴史を持つ最古参の連になるそうです。

今回の「ぞめき」に収録されている曲は比較的シンプル。その音色はどちらかというと「聴きおぼえがある」ような感じのある、いわばいかにも阿波踊りとったイメージの曲になっています。

「のんき連」の1曲目は三味線の音からスタート。やがてお鈴や笛の音が響いてきます。BPMは遅め。ゆっくりとしたペースですすんでいきます。笛の奏でる音色は私たちにとっては夏祭りの会場でよく流れてきそうな聴きおぼえのあるフレーズ。そして2曲目も中盤からようやく太鼓のリズムが登場。ここからのリズムで独特のグルーヴ感を奏でており、BPMは遅めながらも聴いていてトリップできそうな感覚も。楽曲的には8曲程度の曲ながらも、これが延々と続いたらとても楽しいだろうなぁ・・・と感じる曲になっています。

「うずき連」の曲には唄が加わります。太鼓の音色は非常に軽快でリズミカル。飛び跳ねるような感じのリズムが魅力的な楽曲。続く「天保連」も同じようにシンプルな演奏ながらもリズムに他とは異なる独特のテンポが加わって癖になりそう。個人的にはこのアルバムの中で一番の好みかも。

そして「悠久連」は最初は伸びやかな壮大な雰囲気を感じさせる笛の音色からスタートするものの、途中からBPMが一気にアップ。今回の収録曲の中ではもっとも疾走感あるリズムを聴かせてくれます。

さらにラストには「のんき連」がもう1度。楽曲的にはおそらく序盤と同じ曲なのでしょうが、より賑やかにある種狂乱的なノリすら感じられる楽曲は、このリズムで踊ると非常に盛り上がれそうな予感もする楽曲で締めくくりとなりました。

今回のアルバム、いわば「いかにも阿波踊り」といったイメージの楽曲が並んでいたのですが、あらためて「曲」の部分のみをCDで聴くとその魅力を再認識できます。そういう意味で「ぞめき」の目的にも沿ったようなアルバムと言えるのかも。日本に昔からあるリズムの魅力にあらためて触れることの出来る1枚でした。

評価:★★★★★

ぞめき 過去の作品
ぞめき伍 個性派 徳島 高円寺 阿波おどり個性派

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