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2016年8月27日 (土)

SUKIYAKIからの派生イベント

スキヤキ・ナゴヤ

SAHRA HALGAN TRIO/ALKDO

会場 TOKUZO 日時 2016年8月24日(水) 19:00~

Sukiyakinagoya2016

家の事情から今年に入って全くライブに行けなかったのですが、本当に久しぶりにライブへ足を運んできました。以前、毎年足を運んでいた、富山で実施されるワールドミュージックの音楽フェス、SUKIYAKI MEETS THE WORLD。これはその派生イベントで、SUKIYAKIに出演するミュージシャンが名古屋は今池のTOKUZOに出演するイベントライブでした。

この日、仕事の都合で会場に入ったのは19時半ちょっと前。1組目、ALKDOのライブは既にはじまっていました。ALKDOはこれまた私が何度か足を運んだことのある「橋の下音楽祭」の主催者でもある愛知県を中心に活動をしているバンド、TURTLE ISLANDから数人がアコースティック形態でバンドを組んだユニットだそうです。

スタイルはアコギ1人+パーカッション2人というスタイル。TURTLE ISLAND自体、日本の祭囃子を取り入れたバンドで、「橋の下音楽祭」もアジア圏のワールドミュージックを主体としたフェスであったりとSUKIYAKIとも相性よさそうなバンド。私がついた時はレゲエ風の楽曲を聴かせていたのですが、その後もワールドミュージックの要素を取り入れたポップミュージックを聴かせてくれました。

その後はアコギを三線に持ち替えて韓国民謡の「アリラン」を。これはソウルフラワーモノノケサミットでも何度か聴いたことあるナンバーですね。ソウルフラワーでは中川敬の力強い歌声が印象に残りますが、ALKDOのボーカル、永山愛樹も中川敬に負けない骨太の力強いボーカルで歌い上げていました。

最後はアフリカ民謡を日本語で替え歌にしたナンバー。アコースティックメインでどちらかというと和風な雰囲気もあるカバーでアフリカ音楽というイメージは薄かったのですが、わずか3人、それもアコースティック編成でありながらも非常にダイナミックで力強い演奏を聴かせてくれました。

ライブは20時10分頃に終わったので約1時間のステージ。そのうち半分程度しか聴けなかったのですが、3人というミニマムな編成ながらも広がりのある音楽を聴かせてくれた、とても楽しめたステージでした。

続いて登場してきたのがSAHRA HALGAN TRIO。内戦状態が続くソマリアの中にあって、奇跡的に安定した政情が保たれているソマリランド出身の女性シンガーサハラ・ハルガンを中心とした3人組バンド。スイスのギタリスト、マエル・サラートとBKO QUINTETとしても活躍しているパーカッションのエムリック・ルロールからなる3人組。今年のSUKIYAKIにも出演しているバンドです。

サハラ・ハルガンはソマリランドの伝統的な歌を歌う歌手だそうで、看護婦として独立戦争の前線でも活動していたこともあるとか。それだけに最初はどちらかというと静かにその歌を聴かせる、というイメージを持っていました。しかし、登場したのは失礼ながら大柄のおばちゃんシンガー。そのスタイルにかなり意外な印象を受けました。

楽曲は彼女の歌をしっかり聴かせるシンプルな演奏。で、聴いていて感じたのが非常に日本の演歌と親和性の強さ。そういえばエチオピアの音楽って日本の演歌との類似性を語られたりするのですが、ソマリランドもエチオピアに近い地域。それだけに音楽の雰囲気も似ているものがあるのかもしれません。

サハラ・ハルガンの歌もこぶしが効いた骨太の力強い歌い方。クリアな歌声を聴かせる・・・といった感じではなく力強いボーカルを聴かせるようなスタイル。今回のライブに際して彼女たちの音楽は全く聴かずに足を運んだのですが、正直、この音楽のスタイルはちょっと意外に感じました。

また彼女自身、独立戦争に参加していただけあってソマリランドに強い思いを抱いているようでこの日も終始、ソマリランドの旗をもってのステージ。ソマリランドの旗には「I LOVE Somaliland」の文字も。途中のMCでもソマリランドへの想いを語っているのが印象に残りました。

ステージは最初、彼女の歌声を聴かせるステージだったのですが中盤以降はアップテンポな曲に。これがまた日本のお祭りを彷彿とさせるような日本人にとって魂をひかれるようなメロディー。思わず身体が踊り出してしまうようなステージでした。SUKIYAKIでは野外ステージでのライブになるのですが、彼女たちのステージ、野外で見てみたら気持ちよかっただろうなぁ!ライブの後半はこのような踊り出してしまうアップテンポな曲が続き、これまた当初の予想からはちょっと意外な展開でした。

最後はなんとメンバー3人がステージから観客席に降りてきて観客と一緒に踊り出しました。まさに会場全体が一体となって盛り上がった瞬間。日本人にとってもなじみのあるこぶしの効いたお祭り風のメロディーが非常にワクワクさせるステージでした。

ステージはアンコール含めて1時間強程度のステージ。SUKIYAKIに出演するミュージシャンはいつも素晴らしいミュージシャンばかりなので期待はしていたのですが、期待以上に素晴らしいライブを聴かせてくれました。

セットチェンジを含めて全2時間半程度のステージ。おなか一杯になったライブでした。SUKIYAKI MEETS THE WORLDにもまた足を運びたいなぁ。世界にはまだ私たちが知らない素晴らしいバンドがたくさんいることをあらためて実感させられたライブでした。

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