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2016年5月24日 (火)

20周年の贈り物

Title:LIVE at MDT Festival 2015
Musician:ROVO

Rovo

「人力トランス」とも呼ばれる圧倒的なステージで多くのファンを魅了し続けるバンド、ROVO。今年はなんと結成20周年を迎える彼ら。それを記念してライブ音源が無料ダウンロードにて配信されています。

今回無料配信されている音源は、昨年5月に日比谷野音で行われた毎年恒例のMDTフェスティバルの模様を収録した全4曲入り55分の音源。公式サイトではMP3形式でダウンロードができるほか、音楽配信サイトOTOTOYではハイレゾ音源でのダウンロードも可能となっています。

そんなお得なライブ音源の内容ですが、率直に言ってしまえばいつものROVO。いや、それは「マンネリ」ということではありません。ライブに定評のある彼らだけにこのアルバムでも圧倒的なステージングを音源からも感じることが出来ます。

1曲目「SPICA」はシンセのサウンドを主軸とした構成。シンセのサウンドで醸し出している未来的な雰囲気が魅力的なナンバー。続く「NA-X」は複雑なドラムのリズムがとてもスリリング。バイオリンの音色とドラムのリズムが前面に出てきているのがROVOらしいサウンド構成。終盤は激しいギターサウンドでロックな雰囲気に仕上げてきています。

「D.D.E.」はまるで警告音のようにシンセが鳴り響く中、ダイナミックなドラムスとバイオリンの音色がスリリングに展開されていきます。後半は一転、シンセの音がどこかユーモラスさを感じてポップなテイストを感じさせる楽曲。そして最後の「SUKHA」は最初はトライバルなパーカッションからスタート。途中から、シンセやバイオリンの音が加わり、一気にサイケな雰囲気になり、最後はダイナミックなサウンドが鳴り響く中、ライブは幕を下ろします。

基本的にシンセのサウンドとバイオリン、そこに強いドラムのリズムが加わる構成ながらも、4曲とも次々とそのスタイルが変化していき最後まで飽きさせることがありません。ライブならば、この音の洪水が気持ちいいんだろうな、と感じつつも、その魅力はきちんとダウンロード音源からも伝わってきました。

ダウンロードは下記のサイトから。ちなみに6月5日までの限定リリースなので、興味のある方は急いで!

http://rovo.jp/download/20th.html

評価:★★★★★

ROVO 過去の作品
NUOU
ROVO Selected 2001-2004
RAVO
PHOENIX RISING
(ROVO×SYSTEM7)
PHOENIX RISING LIVE in KYOTO(ROVO×SYSTEM7)
Phoenix Rising LP(ROVO and System7)

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