« 今週もAKBグループ | トップページ | 新しさと普遍性のバランスが絶妙 »

2016年4月21日 (木)

区切りのベスト盤が見事1位

今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

初のオールキャリア・ベストで1位獲得です。

今週1位は氷室京介のオールキャリアベストアルバム「L'EPILOGUE」が見事1位獲得となりました。聴力悪化のため、4月から5月にかけて行われるライブツアーを最後にライブ活動を休止する彼。その彼のいわば区切りとなるベストアルバムです。3年前にソロ25周年として、ソロとしてのオールタイムアルバムをリリースしたばかりですが、今回のアルバムはBOOWY時代を含めたオールキャリアベストアルバムとなります。

初動売上は8万5千枚。前作はそのオールタイムベストアルバム「KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary BEST ALBUM GREATEST ANTHOLOGY」で、こちらの初動6万2千枚よりアップ。やはりライブ活動休止という話題性と、なによりもBOOWY時代の曲が含まれていたのが大きかったのでしょうか。

2位初登場はAfter the Rain(そらる×まふまふ)「クロクレストストーリー」がランクインです。人気動画サイト「ニコニコ動画」の歌ってみたコーナーで人気を博した歌い手そらると、ネット上で数々の作詞作曲などを手掛けるまふまふによるユニット。初動売上3万6千枚を記録し、見事ベスト3入りです。ちなみにそらるのソロとして「夕溜まりのしおり」がチャート10位(初動売上1万枚)を記録していますが、そこより大きくアップしています。

3位には三代目J Soul Brothers from EXILE TRIVE「THE JSB LEGACY」が先週の2位からワンランクダウンながらもベスト3をキープしています。

続いて4位以下の初登場です。まず5位。徳永英明「ALL TIME BEST Presence」がランクインです。最近はすっかりカバーアルバムの活躍が目立っていましたが、こちらはオリジナル曲での3枚組ベストアルバム。初動売上は1万8千枚。直近作はカバーアルバム「VOCALIST6」でこちらの初動5万枚(3位)からは大幅ダウン。ベスト盤としては2008年にシングルベスト「SINGLES BEST」「SINGLES B-side BEST」を同時リリースしており、「SINGLES B-side BEST」の1万2千枚(11位)からはアップしているものの、「SINGLES BEST」の8万7千枚からは大幅ダウンとなっています。

7位初登場はスキマスイッチ「POPMAN'S ANOTHER WORLD」。「アナザーベスト」と名乗っていますが、要するにカップリング曲集。初動売上は1万枚。直近作はライブアルバム「スキマスイッチ TOUR 2015 “SUKIMASWITCH”SPECIAL」で、こちらの初動3千枚(20位)よりアップ。オリジナルアルバムで直近作の「スキマスイッチ」の2万2千枚(6位)からもダウン。ただ売上が落ちる傾向にあるカップリング曲集にしては健闘といったところか。

8位には女性アイドルグループあゆみくりかまきのデビューアルバム「あゆみくりかまきがやって来る! クマァ! クマァ! クマァ!」がランクイン。初動売上は8千枚。直近シングル「心友フォーエヴァー」は初動1万1千枚(17位)。アイドルグループはアルバムでは売上が落ちる傾向があるのでまあ健闘したといった感じでしょうか。

最後、10位にランクインしてきたのは男性2人組のボーカルユニットC&Kのベストアルバム「CK IT’S A JAM ~BEST HIT UTA~」が入ってきました。初動売上7千枚は初のベスト10ヒットとなった前作「CK MUSIC」の8千枚(7位)より若干ダウンしています。

今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

|

« 今週もAKBグループ | トップページ | 新しさと普遍性のバランスが絶妙 »

ヒットチャート2016年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 区切りのベスト盤が見事1位:

« 今週もAKBグループ | トップページ | 新しさと普遍性のバランスが絶妙 »