2015年ベストアルバム(邦楽編) その1
先日、洋楽編をお送りした私的ベストアルバム。今日からは2日にわけて邦楽のベストアルバムを10枚取り上げます。
10位 コーヒーブルース~高田渡を歌う~/高田漣
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マルチ弦楽器プレイヤーとしておなじみの高田漣。彼が父親である高田渡の曲をカバーしたカバーアルバム。父親への敬愛の念があふれる素敵なカバーになっている一方、高田漣のプレイヤーとしての魅力ももちろん、ボーカリストとしての魅力も感じるカバーになっており、曲によっては父親を超えたか?なんてことすら思ってしまった名カバーになっていました。
9位 Think Good/OMSB
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2014年の邦楽ベストアルバムでもSIMI LABの直近作を年間ベスト3位に入れましたが、そのSIMI LABのトラックメイカーによるオリジナルアルバムが今年のベストアルバムに入ってきました。サンプリングを多用したSIMI LABにも通じるタイトなトラックと、力強さを感じる前向きなリリックが印象的。非常にカッコいい傑作アルバムでした。
8位 ボトムオブザワールド/eastern youth
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eastern youthのベーシストとして23年間にわたってバンドを支え続けた二宮友和がまさかの脱退。その脱退前最後となるオリジナルアルバムが本作。その二宮曰く「eastern youthでできることはすべてやりきった」とコメントしているようですが、最後というだけあってかなり気迫のこもったアルバムになっています。基本的にはいつものeastern youthとバンドとしての方向性は変わらないもののバンドサウンドやボーカルの迫力に圧倒される傑作でした。
7位 THE REGGAE POWER/SPICY CHOCOLATE and SLY & ROBBIE
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グラミー賞にノミネートされたことでも話題となったSPICY CHOCOLATEとジャマイカを代表するプロデューサーコンビ、スライ&ロビーとの共同制作によるアルバム。いわゆるジャパレゲらしい田舎のヤンキーノリの暑苦しさは皆無で、徹底して作り込まれたリズムが実にカッコいいアルバムに仕上がっていました。グラミー賞ノミネートという実績も納得の傑作です。
6位 耳噛じる真打/マキシマム ザ ホルモン
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本作は、純粋な新作ではありません。2002年にリリースされた彼らの実質的なデビュー作をリメイクした作品。それも単独リリース作ではなく映像作品「Deka vs Deka」へ同封されたのみの作品。ただし、内容的には大幅に生まれ変わっており、「新作」といっても過言のない内容になっています。メタリックなサウンドをベースに随所にアイディアをちりばめたサウンドとポップなメロディーラインが最高にカッコいいアルバムです。
明日あさってはチャート評の更新となりますので、5位以降は金曜日に!
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