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2016年2月 5日 (金)

2015年ベストアルバム(邦楽編) その2

火曜日に10位から6位まで紹介した私的ベストアルバムの後編。今日は5位から1位までの紹介です。

5位 UTUTU/東京カランコロン

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様々なジャンルを薄く広く取り入れ、ポップにまとめあげている東京カランコロンの新作。この薄く広い音楽性にJ-POP的な音楽性を感じるバンドですが、そのJ-POP的なベタさを徹底的にエンタテイメントとして高めている攻めの姿勢を強く感じる傑作でした。一方では意外と骨太さを感じる歌詞も魅力的。アルバム毎に成長を感じる彼らの文句なしの最高傑作です。

4位 YELLOW DANCER/星野源

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昨年末は紅白出場も果たした星野源の病気からの完全復活後初となるアルバム。いままでの彼のアルバムと異なりブラックミュージックの要素を強く入れてきた本作は、とことんポップで明るくエンターテイメントにこだわった作品。どこかシニカルな歌詞は健在ながらも、キュートさも感じるメロディーラインにワクワクするサウンドに心おどるアルバムになっていました。

3位 葡萄/サザンオールスターズ

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活動休止からの復活後初となる9年半ぶりのサザンの新作。長いブランクを全く感じさせないばかりか、むしろ活動休止前のアルバムよりも勢いが出てきたのでは、とすら感じさせる傑作。ロック、ポップス、歌謡曲などの要素を時にはコミカルに時にはハードに聴かせ、上質なエンタテイメントにまとめあげている本作は、日本を代表するバンドである彼らの格の違いを感じさせる傑作でした。

2位 REFLECTION/Mr.Children

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{Naked}と名付けられた23曲入りのアルバムをUSB形態でリリースしたほか、そこから14曲を抽出した{Drip}をCDでリリースし、その販売方法でも話題となったミスチルの新作。小林武史の手を離れたセルフプロデュース作が増えた本作は、いい意味でミスチルらしさが返ってきた作品になっていました。オーバープロデュース気味だった近年の作から、音がグッと引き締まったバンド色の強まった作品に。最高傑作・・・とまではいかなくても間違いなくここ数年来では一番の傑作アルバムでした。

そして・・・

1位 ジパング/水曜日のカンパネラ

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文句なしに2015年私的ベストの第1位。2015年に一番はまった作品は本作でした。コミカルな歌詞も大きな魅力なのですが、それ以上にコムアイのリズム感よいボーカルも大きな魅力。さらにはケンモチヒデフミの作るトラックがなによりも耳を惹きます。ユーモアなトラックの後ろでしっかりと鳴っているエレクトロなトラックは曲毎に異なったアイディアを聴かせてくれてメロディーや歌詞にもピッタリマッチ。コミカルな歌詞に耳をとられがちですが、非常に高い音楽性を聴かせてくれた、文句なしに2015年のベストアルバムです。

そんな訳で、あらためてベスト10を振り返ると

1位 ジパング/水曜日のカンパネラ
2位 REFLECTION/Mr.Children
3位 葡萄/サザンオールスターズ
4位 YELLOW DANCER/星野源
5位 UTUTU/東京カランコロン
6位 耳噛じる真打/マキシマム ザ ホルモン
7位 THE REGGAE POWER/SPICY CHOCOLATE and SLY & ROBBIE
8位 ボトムオブザワールド/eastern youth
9位 Think Good/OMSB
10位 コーヒーブルース~高田渡を歌う~/高田漣

上期ベスト5発表以降に加わったのは5枚ですが、そのうちeastern youthとOMSBは聴いたタイミングは下期だったものの発売日は上期。そういう意味では上期に偏ったチャートになっていました。ただ、下期にも水曜日のカンパネラ、星野源といった大傑作がリリースされており、そういう意味では1年通じて傑作が多い、そこそこ豊作の1年だったようにも思います。

特に2位から4位の作品はオリコンアルバムチャートでも1位を獲得しており、売上面でも年間チャートに食い込みそうなアルバムがこれだけの傑作だったというのはうれしい事実。ヒットチャートが壊滅的状態になって久しいのですが、その中でも優れたミュージシャンというのは確実に名盤を作り続けているんだな、ということを感じました。

ちなみにそれ以外のベスト盤候補としては・・・

ヤバ歌謡2 NONSTOP DJ MIX -TVテーマ編- Mixed by DJフクタケ/DJフクタケ
あまざらし 千分の一夜物語 スターライト/amazarashi
WORKSHOP/OGRE YOU ASSHOLE
みんな輪になれ~軍国音頭の世界~
サンボマスターとキミ/サンボマスター
Obscure Ride/cero
攻殻機動隊 新劇場版 O.S.T.music by Cornelius/cornelius
セロファンの空/湯川潮音
にじむ残響、バザールの夢/中川敬
Bremen/米津玄師
グッバイ東京/井乃頭蓄音団

あたりでしょうか。やはりこうやってながめるといいアルバムが多かった1年だったように感じます。今年も2015年同様、数多くの名盤に出会えるといいですね。

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