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2016年1月20日 (水)

あの話題のグループの作品が・・・

今週のシングルチャート

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今、最も話題となっている芸能ニュースといえばSMAP解散騒動。先日行われた生放送での「謝罪会見」も、いかにも言わされているような会見に、この騒動の闇の深さを感じさせました。今週のシングルチャートはそんな彼らのCDを買って応援しようとするファンが多かった影響でしょう。SMAPのCDが大きく順位を上げました。

そんな中でも昨年9月にリリースされた直近のシングル「Otherside」が先週の198位から10位に一気にランクアップ。見事ベスト10に返り咲いており、彼らの人気の高さを感じさせる結果となりました。

しかし今回の騒動で感じるのは、ブレイク直後のグループならまだしも、25年間も組織に貢献してきたにも関わらず、組織を抜け出すと裏切り者呼ばわりされるという、ヤクザ顔負けの非常識な業界の体質にあらためて驚かされると共に、たかが一介の芸能事務所の顔色をうかがい、世間一般の見方に反して脱退しようとするメンバー側に批判し、芸能事務所の太鼓持ちしかできないマスメディアの、ジャーナリズムの致命的な欠如に絶望的な気持ちになる、そんな騒動でした。

さて、チャートに戻ります。まず今週1位を獲得したのはB'zのボーカリスト稲葉浩志のニューシングル「羽」でした。

ビーイング系の指定席、日テレ系アニメ「名探偵コナン」オープニングテーマ。シンセを取り入れたり四つ打ちのリズムを取り入れたり、B'zと異なる方向性を模索しつつも、彼の歌声が入ると「稲葉浩志の曲だ」とすぐにわかるあたりがさすがといった感じです。初動売上8万8千枚は前作「Okay」の10万枚(1位)からダウン。

2位初登場はSKY-HI「アイリスライト」。K-POPの歌手みたいな名前ですが、AAAの日高光啓のソロプロジェクト。バラードナンバーですが、Aメロでラップが入るあたり、いかにも今のJ-POP的な感じ。ソロ5枚目にして初のベスト10ヒット。初動売上1万8千枚は前作「Seaside Bound」の1万2千枚(11位)からアップしています。

3位は飯田里穂「KISS!KISS!KISS!」が入ってきました。「ラブライブ!」への参加で人気を伸ばした女性声優で、アルバムでは直近作がベスト10入りしていますが、シングルでは初のベスト10ヒットとなりました。初動売上は1万枚。前作「HeartにSkip!」はベスト200圏外でした。

続いて4位以下の初登場です。5位にはロックバンドBLUE ENCOUNT「はじまり」がランクインです。「第94回全国高校サッカー選手権大会」の日本テレビの応援歌。こちらもアルバムでは直近作がベスト10入り。ミディアムテンポのオルタナ系ギターロック。歌詞的には応援歌らしい、ちょっとベタさも感じる前向きソングになっています。初動売上7千枚は、前作「DAY×DAY」(14位)から横バイで、低水準のチャートに助けられてのベスト10入りとなりました。

シングルの初登場はもう1枚。9位にさくらとしめじ「はじまるきせつ」がランクイン。これが3枚目となるシングルの男性2人組のフォークデゥオ・・・なのですが、スターダストプロモーションの「EBiDAN39&KiDS」のメンバーからなるユニットで、実質的にはアイドルグループといった感じでしょうか。メンバーは13歳と14歳の2人なのですが、ちょうど声変わりの直後といった感じで、「聴き苦しい」レベルのボーカルがかなり気になります。

今週の初登場は以上ですが、今週は10位で3千枚という低水準のチャートだったこともあり、返り咲きが2曲。まず8位にモーニング娘。'15「冷たい風と片思い」が先週の14位からランクアップ。握手券付きのCDを再発売したそうで、その影響のようです。また、韓流の男性アイドルグループHISTORY「LOST」も先週のベスト50圏外から6位にランクアップ。こちらもイベント券付CDを再発売した影響のようです。

今週のシングルチャートは以上。アルバムチャートはまた明日!

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