購買運動の結果、ついに・・・
今週のシングルチャート
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先週もここで紹介したSMAPの解散騒動。その解散を止めようと、ファンの間で購買運動が行われ、先週、最新シングル「Otherside」が見事ベスト10入りを果たしました。さらに今週はなんと3位に彼らの代表曲とも言える「世界に一つだけの花」が先週の75位から急浮上。売上も4万6千枚を記録し、ベスト3に返り咲きました。
また今週の1位もジャニーズ系。NEWS「ヒカリノシズク」がランクイン。フジテレビ系ドラマ「傘をもたない蟻たちは」主題歌。ミディアムテンポのこれといって特色のないJ-POPナンバー。初動売上14万8千枚は前作「チュムチュム」の12万4千枚(1位)からアップ。
2位初登場はBiBi「錯覚CROSSROADS」。ゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」登場人物によるキャラソン。かなりベタベタな80年代歌謡曲路線。初動売上5万1千枚は前作「冬がくれた予感」の5万8千枚(2位)からダウン。ちなみに今週、BiBiの売上に引っ張られる形で、同じく「ラブライブ!」登場キャラクターによるユニットlily white「思い出以上になりたくて」が先週の24位から10位にランクアップし、ベスト10返り咲き。売上も1千枚から4千枚にアップしています。
続いて4位以下の初登場ですが、今週は女性アイドルグループ初登場が3組。4位に夢みるアドレセンス「舞いジェネ!」、7位にStella☆Beats「星空シンフォニー」、8位にCANDY GO!GO!「overdrive」がそれぞれランクインしています。
この3曲、いずれも「ロック風」な楽曲という点が偶然なのですが共通項。夢みるアドレセンスは作詞作曲がOKAMOTO'Sのオカモトショウを起用していますし、Stella☆Beatsは青春パンク風、CANDY GO!GO!はアイドルとロックの融合を目指しているそうです。最近はロックフェスでも女性アイドルが呼ばれたりして、ロックリスナー受けを狙った感じなのでしょうか。ただ、「かわいらしさ」ばかりを強調するべたっとしたユニゾンのボーカルスタイルはロックからほど遠い存在だと思うのですが。
ちなみに夢みるアドレセンスは初動2万2千枚で前作「サマーヌード・アドレセンス」の1万9千枚(7位)よりアップ。Stella☆Beatsの初動9千枚は前作「Trick or treat」の0.4千枚(144位)から大きくアップし、初のベスト10入り。CANDY GO!GO!も初動8千枚で、前作「ありのまま、思うままに走れ!」の7千枚(19位)から微増で、こちらも初のベスト10入りとなりました。
続いて6位にはソナーポケット「ベストフレンド」が入ってきました。アニメ「虹色デイズ」オープニング・テーマ。相変わらず、抽象的で陳腐なメッセージを並べた前向き応援歌。初動売上1万2千枚。6位はシングルでの自己最高位ですが、前作「HERO」の1万8千枚(7位)よりダウン。ただアニメタイアップが続き、2作連続でベスト10ヒットとなりました。
最後9位にはロックバンドKANA-BOON「ランアンドラン」が入ってきました。ギターフレーズも美しいメロディアスでポップなナンバー。ベスト10入りは昨年5月リリースの「なんでもねだり」以来。ただ初動売上4千枚は直近作はシナリオアートとのスプリットシングル「talking」の初動8千枚(14位)からも単独名義での直近作「ダイバー」の1万1千枚(11位)からもダウンしており、低水準のチャートに助けられた結果。もっとも今回の初動ダウンは2月にリリースが予定しているアルバム「Origin」の先行シングルという影響が大きいと思われます。
今週のシングルチャートは以上。アルバムチャートはまた明日に。
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