いまどきのチャート
今週のシングルチャート
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アイドルにアニソン、K-POPにヴィジュアル系。今週のシングルチャートはいかにも今時のジャンルがちりばめられたチャートになっています。
まず1位はジャニーズ系。Hey!Say!JUMP「キミアトラクション」が獲得。トランスアレンジのダンスチューンはいかにもアイドルソングで良くも悪くも軽薄といった印象を受けます。初動売上20万3千枚は前作「Chau#」の14万6千枚(1位)よりアップ。
2位は韓流。男性アイドルグループ2PM「HIGHER」。K-POPらしい今風のエレクトロR&Bチューン。初動売上13万3千枚は前作「Guilty Love」の9万8千枚(1位)より大幅アップ。販売形態が4種から8種に大幅増となったのも大きな要因の模様。
そして3位は女性アイドルグループ。私立恵比寿中学「スーパーヒーロー」。スケール感あるけど平凡な前向き応援歌J-POP。前作「夏だぜジョニー」に続き、正統派路線が続きます。初動6万9千枚は前作の5万4千枚(2位)よりアップ。
女性アイドルグループは今週もう1組。4位にお掃除をコンセプトとしたアイドルグループCLEAR'S「答えしか知らないツライ」がランクイン。前作に引き続き、スカパンク風のナンバー。初動2万2千枚は前作「ヨゴしたくないcry」(3位)から横バイ。
アニソンはまずおなじみゲーム「アイドルマスター SideM」によるキャラソンが2曲。5位S.E.M 「THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE -06 S.E.M(∞ Possibilities)」、7位W 「THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE -05 W(VICTORY BELIEVER)」がそれぞれランクイン。どちらもトランスアレンジで前者がロック風、後者がアイドルポップ風。どちらもこれといった特徴もなく、やっつけ感を感じます。初動売上はそれぞれ1万3千枚と1万2千枚。「アイドルマスター SideM」関連としては、同じシリーズの第3弾Beit 「THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE -03 Beit(スマイル・エンゲージ)」が初動1万7千枚(8位)、第4弾High×Joker 「THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE -04 High×Joker(HIGH JUMP NO LIMIT)」が初動1万9千枚(6位)と、どちらからもダウンしています。
さらに6位には人気女性声優三森すずこ「Light for Knight」。アニメ「ランス・アンド・マスクス」オープニング・テーマ。マイナーコードでアップテンポという水樹奈々タイプの典型的なアニソン。ベスト10入りは前々作「ユニバーページ」以来2作ぶり3作目。初動売上1万3千枚は前作「せいいっぱい、つたえたい!」の1万1千枚(11位)より若干のアップ。
今週、唯一のロック勢9位SPYAIR「アイム・ア・ビリーバー」もアニソン。アニメ「ハイキュー!! セカンドシーズン」オープニング・テーマ。良くも悪くも90年代J-POPの王道を行くようなビートロック。初動売上1万1千枚は前作「ファイアスターター」の8千枚(18位)よりアップ。ベスト10入りは昨年4月リリース「イマジネーション」以来3作ぶり4枚目。
初登場最後はヴィジュアル系。10位にBugLug「幸運の女神は去りゆけど笑え」がランクイン。楽曲は、90年代から変わらないポップ色の強いタイプの典型的なヴィジュアル系ポップスロック。初動売上1万1千枚は前作「JUGEMU」の1万3千枚(4位)からダウン。
今週のシングルチャートは以上。アルバムチャートはまた明日に!
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