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2015年9月14日 (月)

しばしの別れ?

Title:Bye Bye Hello
Musician:the telephones

今年11月の本人主催のイベントライブを最後に活動休止が決まっているthe telephones。活動休止発表後の今年3月には、自身初となるベスト盤をリリースしましたが、活動休止前最後となるオリジナルアルバムもリリースされました。

the telephonesといえば、終始ごきげんなディスコチューンにボーカル石毛輝のハイトーンボイスが大きな特徴なバンド。今回のアルバムももちろん、そのご機嫌なハイトーンボイスにダンサナブルな楽曲が最初から最後までつまった内容になっているところは、活動休止前最後のアルバムといえども変わりはありませんでした。

ただ今回のアルバム、前半に関してはギターロックの色合いが強い曲が並んでいました。例えば「Something Good」もシンセを使ったダンスチューンでありながらもギターサウンドが前面に出ている構成になっていますし、「Thank You DISCO!!!」などもタイトル通りのディスコチューンなのですが、シンセサウンド以上にバンドとしてのサウンドが目立つアレンジとなっていました。

これは勝手な憶測なのですが、活動休止前最後のアルバムということでthe telephonesはあくまでもロックバンドだぞ、ということを主張してきたようにも感じました。もちろんいままでの作品でもバンド色の強い曲はありましたが、今回のアルバムでは特にバンドサウンドに耳がいったように思います。

ただ、アルバム全体の出来としては悪くはないけど・・・というレベルにとどまったように思います。特に後半はシンセを使ったダンスナンバーが増えるのですが、彼ららしい爽快なナンバーではあるものの、目新しさはありませんでした。また、ある程度the telephonesとしてやれることはいままでの活動でやり切った、という部分もあるのかもしれません。

しかしそんな中印象的だったのがラストナンバー「Evergeen」。彼らにしては珍しい日本語詞のナンバーで、楽曲もダンスチューンではなく、ポップなメロで歌い上げるナンバー。

「いつまでも色褪せないような
そんな歌を願うよ
エヴァーグリーン」

(「Evergreen」より 作詞 Akira Ishige)

と、最後らしいメッセージを歌う彼ら。ダンスチューンではなく、日本語でしっかりとファンに対して最後のメッセージを届けようという姿勢を感じさせます。

また、イベントライブを最後に活動休止となる彼らですが、この活動休止前最後のアルバムが「Bye Bye Hello」と、最後と同時に次のはじまりも感じさせるようなタイトルだったり、前述のラストナンバー「Evergreen」の中にも

「いつだって僕ら
輝きは消えることない
ちょっとだけ眠い
終わりなき旅を行こう」

(「Evergreen」より 作詞 Akira Ishige)

と、あくまでも一時的な活動休止であることを示唆するような歌詞があったりと、「解散」という形を取らなかったことを含めて、いつかの活動再開を想定されるような部分が随所に感じられます。そういう意味では意外と近い将来、またthe telephonesの活動を楽しむことが出来るかも。とりあえずはしばしのお別れということで。

評価:★★★★

the telephones 過去の作品
DANCE FLOOR MONSTER
A.B.C.D.e.p.
Oh My Telephones!!! e.p.

We Love Telephones!!!
100% DISCO HITS! SUMMER PACK
Rock Kingdom
D.E.N.W.A.e.p.
Laugh,Cry,Sing...And Dance!!!
SUPER HIGH TENSION!!!
BEST HIT the telephones

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