先週はAKB、で、今週は・・・
今週のシングルチャート
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AKB48の翌週リリースはおそらく狙ってのことだとは思うのですが、今週1位は嵐のニューシングル「愛を叫べ」が獲得しました。「ゼクシィ」CMソング。これといった特徴はないもののわかりやすいメロディーラインでインパクトがある、いかにも「結婚式の余興で歌ってね」と訴えているような曲になっています。初動売上46万2千枚は前作「青空の下、キミのとなり」の50万1千枚(1位)よりダウン。
2位初登場は三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Unfair World」。映画「アンフェア the end」主題歌。哀愁たっぷりの切ないメロディーが印象に残るベタな2ドラ主題歌風バラード。初動売上17万9千枚は前作「Summer Madness」の19万4千枚(1位)よりダウン。
3位にはこぶしファクトリー「ドスコイ!ケンキョにダイタン」がランクイン。ハロプロ系の新人アイドルグループ。初動売上3万4千枚でベスト3入り。相撲ネタを使いつつ、内容は王道のアイドルポップス。
続いて4位以下の初登場です。4位には米津玄師「アンビリーバーズ」が入ってきました。もともとは「ハチ」名義で初音ミクをつかって動画サイトに楽曲をアップするいわゆるボカロPとして人気を博していたシンガーソングライター。初動売上2万6千枚は前作「Flowerwall」の1万9千枚(3位)よりアップ。10月リリースのニューアルバムからの先行リリースながらも売上を伸ばしてきており、人気の高まりを感じさせます。
6位には人気男性声優蒼井翔太「MURASAKI」が初登場。トランス風のチープな打ち込みにマイナーコードのアップテンポナンバーという、悪い意味での典型的なアニソン風ポップ。初動売上1万3千枚は前作「秘密のクチヅケ」の1万2千枚(11位)より微増。シングルのベスト10入りは昨年1月リリースの「Virginal」以来3作ぶり2作目。
7位初登場はもういっちょアニメ系。月読調「戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング6(ジェノサイドソウ・ヘヴン)」。タイトル通りアニメ「戦姫絶唱シンフォギアGX」のキャラクターによるキャラソン。トランス調のアレンジにマイナーコードのアップテンポナンバー・・・って、6位の蒼井翔太と同じパターンの典型的なアニソン風ポップ。初動売上は1万枚。同じ月読調名義の前作「戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング5(鏖鋸・シュルシャガナ)」の1万1千枚(9位)より微減。「戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング」シリーズの前作暁切歌「戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング5(オーバーキルサイズ・ヘル)」の1万枚(15位)からは横バイ。
アニメ系はさらにもう1枚。9位にアニメ「Charlotte」の劇中バンドHow-Low-Hello「楽園まで」がランクイン。90年代J-POP風の軽いギターサウンドのアイドル風ポップチューン。ミュージシャン名はNIRVANAの「Smells Like Teens Spirit」が元ネタと思われますが、楽曲的にはNIRVANAにかすりもしていません。初動売上9千枚でこれがデビュー作。
初登場最後10位はBiSH「OTNK」。メロコア風サウンドの最近雨後のたけのこのように出てくる「ロック系アイドル」。先日解散したアイドルグループBiSのマネージャー渡辺淳之介とサウンドプロデューサー松隈ケンタにより産みだしされたグループなのですが、いかにも「私たち新しいことに挑戦していておもしろいでしょ」的狙ったようなスノッブ臭が鼻につきます。初動売上9千枚でこれがデビューシングル。
最後に1枚、ベスト10圏外からの返り咲きが。8位にNMB48「ドリアン少年」が先週の12位からランクアップ。通販での販売分の一括売上計上があった模様。ただし、売上は先週の1万2千枚から9千枚にダウンしています。
今週のシングルチャートは以上。アルバムチャートはまた来週。
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