2015年上半期 洋楽ベスト3
毎年恒例、上半期私的洋楽アルバムベスト3。既に今年も7ヶ月が経過しましたが、遅ればせながら、3枚、選んでみました。
3位 BAMAKO TODAY/BKO Quintet
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マリのミュージシャン、イブラヒマ・サールと、フランス・リヨン出身の白人パーカッショニスト、エメリック・クロールを中心に結成された5人組。アフリカの伝統音楽に軸足を置きながらも、西洋音楽を含め、様々な音楽の要素を加味し、いい意味で聴きやすさ、ポピュラリティーをあわせもったアルバム。アフリカ音楽になじみがなくても、アフリカの音楽の魅力をしっかり伝えられるような傑作です。
2位 Modern Nature/The Charlatans
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デビュー25年目のベテランバンドがリリースした最新作がまさかの大傑作!同じ「ブリットポップ」に括られるミュージシャンで、今年はblurも新作をリリースしましたし、元oasisのノエル・ギャラガーも新作をリリースしましたが、もっとも出来の良かったのは、まさかのシャーラタンズ!決して派手な作品ではないものの、聴けば聴くほどはまっていく中毒性の高いグルーヴ感あるサウンドが実に魅力的な傑作でした。
1位 Sound&Color/Alabama Shakes
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ビルボードチャートで1位を獲得し、世間をあっと驚かせたAlabama Shakesのニューアルバムが今年上半期の私的ベストアルバム。ルーツ志向を装いながらも、ギターロック、ガレージ、さらにはその向こうのポストロック的なアプローチまで垣間見れる幅広い音楽性で、Alabama Shakes独特のサウンドを作り出していた傑作。2枚目にして彼らしかつくれない音の世界を完全に構築していました。
若干小粒感のあった昨年に比べると、今年は上半期だけで3枚選ぶのに苦労させられた名盤揃いの半年となりました。他には・・・
Computer Controlled Acoustic Instruments pt2 EP/Aphex Twin
CHASING YESTERDAY/NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS
Blues Blues Blues/Sherwood Fleming
Vulnicura/bjork
Carrie&Lowell/Sufjan Stevens
To Pimp A Butterfly/Kendrick Lamar
Star Wars/WILCO
あたりが候補でしたが、どの作品も、ベスト3の作品と比べても甲乙つけがたい傑作ばかり。特に、ギターロック、ワールドミュージック、ブルース、HIP HOPと特定のジャンルだけではなく幅広いジャンルから傑作が産みだされたのが特徴的でした。
あらためてベスト3を並べると
1位 Sound&Color/Alabama Shakes
2位 Modern Nature/The Charlatans
3位 BAMAKO TODAY/BKO Quintet
この勢いは下半期も続くでしょうか?まだまだ続々と名盤が飛び出してきそうで楽しみです。
ちなみに過去の洋楽ベストアルバムは・・・
2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
2014年 年間 上半期
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