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2015年5月 7日 (木)

ベテラン勢大活躍

今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

ベテラン勢が目立つ今週のアルバムチャート。ただ全体的に低水準のチャートとなっています。

まず1位には浜田省吾「Journey of a Songwriter ~旅するソングライター」がランクインです。なんとオリジ ナルアルバムでは10年ぶりとなる久々の新作。初動売上8万枚は、1月にリリースされたミニアルバム「Dream Catcher」の3万5千枚(2位)よりアップ。10年前にリリースされたオリジナルアルバム「My First Love」の12万7千枚(2位)からはダウンしているものの、落ち幅としてはさほど大きくなく、10年というブランク、かつここ10年でのCDの状況の 変化から考えれば、驚異的な結果にも思われます。

また今回の1位獲得はオリジナルアルバムとしては1996年にリリースされた「青空の扉」以来だそうで、18年半ぶり。これはオリジナルアルバムの1位獲得インターバルとしては最長記録だそうです。

参考 【オリコン】浜田省吾、14年半ぶり首位 オリジナル盤18年ぶりは歴代1位

CD市場全体の売上減の中、根強い固定ファンがいる彼のCDの売上が相対的に上がってきたということでしょう。ファン層的にもCDのようなアイテム に愛着がありダウンロードに抵抗感のある中高年世代が多いというのも理由のように感じます。もちろん、この96年の「青空の扉」の初動売上は31万1千枚 だったので、絶対値で比べてしまうとかなりダウンしているのは事実ですが・・・。

2位はサザンオールスターズ「葡萄」がなんと先週3位からワンランクアップ。3位には先週8位の「ワイルド・スピード スカイミッション サウンドトラック」がランクアップし、初登場以来3週目でベスト3入りを果たしました。売上的にも先週の1万3千枚から1万5千枚にアップ・・・・・・・なのですが、わずか1万5千枚でベスト3入りとは・・・。

さて1位の浜田省吾は10年ぶりのオリジナルアルバムでしたが、こちらは12年ぶり!イギリスのロックバンドblurのニューアルバム「The Magic Whip」が7位にランクインです。2009年に活動は再開していたものの、その後、散発的なライブは行っていたのですがアルバムリリースはなく、それから6年。ついに待望のニューアルバム完成となりました。

オ リジナルアルバムでのベスト10ヒットは1997年のblur以来、実に18年ぶり。ただ初動売上7千枚はオリジナルアルバムとしての前作「Think Tank」で、国内盤がリリースされた週に記録された1万3千枚(14位)からダウン。もっとも、12年前のCDの販売状況を考えれば、という部分も大きいのですが。

6位には「DJ KAORI’S BEST POP HITS」がランクイン。Taylor SwiftからSam Smith、Pharrell Williamsの「HAPPY」やらMaroon5やら、節操なく最新の洋楽ヒットを収録したDJ Mixアルバム。前作「DJ KAORI’S BEST OF EDM」は最高位26位だったので大幅アップしているのですが、もうDJ KAORIというよりもオムニバスアルバムとしての需要しかないんでしょうね・・・。

最後8位にはイギリスのハードロックバンドWhitesnakeのニューアルバム「The Purple Album」がランクインしてきました。初動売上6千枚は、オリジナルアルバムとしては前作「Forevermore」の5千枚(18位)よりも若干アップ。

今週は低水準のチャートだっただけに返り咲き組も多く、絢香「レインボーロード」が11位から7位、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE「PLANET SEVEN」が16位から10位といずれもベスト10に返り咲いています。ただ売上は絢香が1万枚→7千枚、J Soul~が5,306枚→5,271枚といずれもダウン。しかし、わずか売上5千枚でベスト10入りですか・・・。

今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

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