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2014年11月22日 (土)

25周年のミニアルバム

Title:25
Musician:電気グルーヴ

ちょうど5年前、結成20周年を記念して「20」というアルバムをリリースした電気グルーヴですが、それからちょうど5年。今度は結成25周年を記念して「25」というミニアルバムをリリースしてきました。

このなんともいえないユニークな「やっつけ」感が電気グルーヴらしいとも言えるのですが、全6曲入りのミニアルバムである本作は、電気グルーヴらしさで卒なく壺を押さえた楽曲を収録しつつ、どうもボリューム不足感は否めないアルバムのように思いました。

確かに1曲1曲については、ちゃんと電気グルーヴらしさが出ている「名曲」といっていいナンバーが並んでいると思います。彼ららしい軽快でポップなテクノチューン「Baby's On Fire」からはじまって、ディスコソングの「A.C.I.D.I.S.C.O.」に、こちらも彼ららしい不条理ギャグの世界がさく裂した歌詞がインパクト大の「電気グルーヴ25周年の歌(駅前で先に待っとるばい)」「Pan!Pan!Pan!」と、ちゃんとリスナーが聴きたがるような電気グルーヴの壺を押さえた作品が並んでいるミニアルバムに仕上がっています。

ただ一方では無難にまとめられてしまって、わずか6曲(うち1曲はアウトロ的なインストナンバー)という長さもあり、ちょっと物足りなさも感じるアルバムだったのも事実。楽曲にしても、ここ最近の電気グルーヴの曲の再生産的な内容ですし、不条理ギャグ路線も、5年前に「20」というアルバムがリリースされていますし、正直あまり目新しさを感じません。「電気グルーヴ25周年の歌」も、ある種「電気グルーヴ20周年の歌」の焼回し的な内容ですし・・・(ただ、それを含めて電気グルーヴの「ギャグ」なのかもしれませんが)。

以前、ベストアルバムで「Due To Contract」(契約に従って)なんて人を食ったタイトルをつけた彼らですが、ひょっとしたら今回のアルバムこそ、リリース契約に従って出さざるを得なかったアルバムなのかなぁ、なんて疑ったりもしてしまいました。決して悪いアルバムではありません。ファンならばそれなりに満足できる出来に仕上がっています。ただ、料理に例えれば、あと一品欲しかったかな、と感じるような、ちょっと物足りなさが残ってしまったアルバムでした。個人的には「ピエール瀧の体操47歳」なんてのがDVD込で収録されていたら、その「あと一品」の満足は得られたように思うのですが(笑)。

評価:★★★★

電気グルーヴ 過去の作品
J-POP
YELLOW
20
ゴールデンヒッツ~Due To Contract
人間と動物


ほかに聴いたアルバム

FOLLOW THE DREAM/Overground Acoustic Underground

BRAHMANのメンバーを中心に結成されたアコースティックバンド、Overground Acoustic Undergroundのフルアルバムでは3枚目となる作品。アコースティックなシンプルなサウンドに、カントリー、ブルース、フォーク、ケルテッシュなどの要素を取り込んだ暖かいメロディーが印象的。いままでのアルバムと比べても特に目新しい新鮮さはないものの、純粋に楽曲の持つメロディーの良さ、サウンドの暖かさに惹かれる作品になっています。東日本大震災の後の日本を立て直す人たちについて歌った、郷愁感あふれる「朝焼けの歌」も非常に印象的。

評価:★★★★★

OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND 過去の作品
New Acoustic Tale
夢の跡

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