中津川THE SOLAR BUDOKAN 2014 その3
その2より
↑REVOLUTION STAGEの様子
Dragon Ash@REVOLUTION STAGE
そして続いてはREVOLUTION STAGEでDragon Ashのステージ。時間は6時半。もうすっかり日も西に落ちてきました。ステージの前は後ろの方まで人でギッシリ。おそらくこの日一番の人の入りだったと思います。
そんな観客がライブスタートの1曲目、「The Show Must Go On」からいきなり盛り上がります。2曲目も「Trigger」と盛り上がるナンバーが続き、冒頭からいきなりの大盛況。ライブバンドとしてのDragon Ashとしての力を見せつけました。
その後は軽快な「Velvet Touch」を聴かせた後は、サポートベーシストのKenKenを紹介。カッコいいスラップ奏法でのベースを聴かせてくれた後、そのまま「The Live」へ突入。RiZEに続いての登場となるKenKenのベースが存分に暴れるナンバーでした。
ここで降谷が「みんなの力があれば美しい世界がつくれる」というMCとともに電気を消してみんなに携帯の明かりをつけ上にあげさせます。そんな客席の風景をステージ上から映し出すと携帯の明かりだけでとても美しい風景が・・・このライブでもっとも印象的な光景でした。
そしてそのまま「静かな日々の階段を」へ。歌詞に「中津川」という言葉を盛り込んだりするサービスがありつつ、しんみり聴かせます。そしてその後は一転、「百合の咲く場所へ」そして「ミクスチャーロックは好きですか!」の掛け声とともになだれこんだ「Fantasista」へ。この「百合の咲く場所へ」ではモッシュが発生。さらに「Fantasista」では大きな歓声があがるなど、この日一番盛り上がった瞬間でした。そして「Lily」、ラストは「Curtain Call」で締めくくり。最初から最後まで会場のテンションはハイのまま、約1時間弱のステージでした。
Dragon Ashのライブはいつ以来かなぁ、と過去にさかのぼってみたら、1999年の第1回目の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」以来なんですね。すっごい久しぶりのステージでした。で、久しぶりに見て気が付いたのは・・・Dragon Ashって、今、ダンサーが2人いるんですね。でも・・・正直あまり必要性を感じなかった・・・(^^;;申し訳ないけど、むさい男性2人のダンスはあまり見ていて惹かれるものではありませんでした・・・。
ライブは比較的最近のナンバーをメインに、ほぼミクスチャーロックのナンバーばかりという点が、最近の降谷の興味のありかをしめしているよう。ライブは迫力はもちろんあったのですが、それ以上にベテランとしての安定感があり、なにより卒のないステージという印象を受けました。とはいえ、最初から最後まで、さすがに後ろでのんびり聴いていたのですが、それなりにのめりこみ、十分楽しめたステージ。その求心力あるDragon Ashの曲の魅力を再確認するとともに、ライブバンドとしての力も感じられたステージでした。
↑会場に展示されていた光のモニュメント
仲井戸"CHABO"麗市&シアターブルック@REVOLUTION STAGE
この日最後はREVOLUTION STAGEで仲井戸"CHABO"麗市とシアターブルックのステージ。残念ながら若い観客層がDragon Ashで帰ってしまった人が少なくなく、後ろまでビッシリだったDragon Ashのステージと比べてちょっと寂しい印象はいなめなかったのですが・・・ただそれでも会場はチャボのステージを待ちわびる多くのファンがかけつけていました。
ステージは最初、RCサクセションの「よォーこそ」からスタート。おなじみのナンバーで観客を盛り上げます。この日のライブは特にメインステージではパンクやハードコア系のバンドがメインだったのですが、最後に締めくくる彼のステージはまさに大人のロックンロールといった雰囲気。派手さはないものの安定感あるステージで私たちを魅了します。
さらに「日本で一番有名なロックンロールナンバー」ということで「上を向いて歩こう」のカバーを披露。その後はニールヤングのカバー「Harvest Moon」、さらにストーンズのカバーで、ちょっと渋いセレクトの「Everything Is Turning To Gold」を披露。ここではゲストとしてCharが登場し、会場をさらにわかせていました。
ステージはその後、「雨上がりの夜空に」でこの日参加した多くのミュージシャンがゲストとして参加したそうですが・・・私は翌日に朝早くから予定があったので、この日は残念ながら最後まで見れず、ここで会場を後にしました。本当はもうちょっと見てから帰りたかったのですが・・・非常に残念です。
そんな訳で、昨年に引き続きの参加となった中津川THE SOLAR BUDOKAN。今年も去年に引き続き、実にロックフェスらしいロックフェスになっていたと思います。
ただ、不満らしい不満がほとんどなかった昨年に比べると、今年は観客の数が昨年から大幅に増加したことから、正直いくつかの点で不満点がありました。まず一番の不満は入場に非常に時間がかかったこと。結果、40分近く並ばされたのですが、リストバンドをひとりひとりスタッフが手にまいている上に、そのスタッフの数が少な目・・・。最近のこの手のフェスは、リストバンドをいちいちスタッフがまくと時間がかかるから、観客にリストバンドをわたして自分で手のまかせるというスタイルが主流だと思っていたのですが・・・。
また帰りのシャトルバスのチケットが5時過ぎに売り切れというアナウンスをしたのにも驚きました。いや、普通、シャトルバスは最後の一人まで乗せないか?まあ、行きに往復分のチケットを販売していないので大きな混乱はなかったと思いますが、これもちょっとやり方がまずいんじゃないかなぁ。
そんな感じでどうも運営側の不慣れな部分も感じてしまったのですが、とりあえず会場内では、昨年同様、概ね快適に過ごすことが出来ました。また、今年は土曜日のミュージシャンのセレクトが、なぜかパンク、ハードコア系がメイン。ここもバラエティー富んだ昨年に比べると、個人的にはちょっとマイナス要素だったのですが・・・ただ、それでもRIZEも10-FEETもDragon Ashも、とても良いステージを見せてくれ、楽しむことが出来ました。
そんな訳で、総じて去年の方がよかったなぁ、というのが素直な感想。ただもっとも今年も間違いなく充実した1日を過ごすことが出来た、とても楽しいロックフェスだったのは間違いありません。これから、秋口のロックフェスの定番となっていくのでしょうか?来年も是非開催してほしいですね!その時はまた足を運びたいです!!
| 固定リンク
「ライブレポート2014年」カテゴリの記事
- 2014年ライブまとめ(2014.12.30)
- 今年のライブ締め(2014.12.12)
- 音楽で旅しよう(2014.12.05)
- King Of Stageは伊達じゃない!(2014.11.21)
- TOYOTA ROCK FESTIVAL 2014 その2(2014.10.28)
コメント