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2014年10月15日 (水)

ビックリするほど低水準のチャート

今週のシングルチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

今週はベスト10上位と下位の枚数が極端に異なるチャートとなっています。

まず今週1位はAKB48系。乃木坂46「何度目の青空か?」が1位獲得となりました。初動47万8千枚は前作「夏のFree&Easy」の42万1千枚(1位)よりアップ。ちなみにその「夏のFree&Easy」も、先週のベスト10圏外から7位に返り咲いており、2枚同時のランクインとなっています。

2位はジャニーズ系。ジャニーズWEST「ジパング・おおきに大作戦」がランクイン。関西ジャニーズJr.出身のグループの2作目。軽快でコミカルな雰囲気にちょっと和風のテイストを加味している曲調は前作から引き続き。初動11万枚はそのデビュー作「ええじゃないか」の26万2千枚(1位)から大幅ダウン。ただ前作はイベント組みまくり、プロモーションも大々的に行ったのに対して、本作のプロモーションは控えめ。CD販売形態も大幅に減少した影響が非常に強く表れた結果になっています。

3位初登場はL’Arc~en~CielのHYDEとOBLIVION DUSTのK.A.Zのユニット、VAMPS「VAMPIRE'S LOVE」。映画「ドラキュラZERO」の日本版イメージソング。まあ、ドラキュラの映画のイメージとしては、確かにミュージシャン名そのままVAMPSがピッタリ来そうですが。初動売上2万9千枚は前作「GET AWAY」の3万5千枚(3位)よりダウン。

そのまま4位以下初登場へ。4位初登場はAKB48の派生ユニットDiVA「DISCOVERY」が入ってきました。2年7ヶ月ぶりとアイドルユニットとしては異例の長いスパンでの新作。ただ、年内いっぱいでの解散が決定し、これがラストシングルだそうです。しかしラストシングルにも拘わらず初動売上2万6千枚は前作「Lost the way」の6万5千枚(3位)より大幅減となりました。前作は、小室系もどきの楽曲だったのですが、本作は正真正銘小室哲哉作詞作曲によるナンバー。序盤、唐突に転調するあたりが相変わらずの小室節です。

というわけで、今週、ここまでの売上はそこそこの売上枚数を記録していますが、5位以下でグッと落ち込みます。5位は先週1位のSexy Zone「男 never give up」なのですが、こちらは売上わずか8千枚と4位とは1万8千枚差の大差。以下、かなりの低水準の売上枚数となっています。

6位はヴィジュアル系バンドR指定「包帯男」。これが初のベスト10ヒットとなります。ただし初動売上7千枚は前作「病ンデル彼女」の9千枚(13位)よりダウン。ビートロックの楽曲がベタに「ヴィジュアル系」っぽい雰囲気の楽曲。

そして初登場ベスト10入り最後もヴィジュアル系。Angelo「SCARE」が10位初登場。元PIERROTのキリト、KOHTA、TAKEOによって結成されたバンドで、へヴィーなバンドサウンドが耳を惹きます。ベスト10入りは2010年にリリースされた「光の記憶」以来5作ぶり。ただし初動売上はわずか4千枚で、前作「OUTBRAKE」の5千枚(22位)からダウンしています。

そんな訳で、5位で1万枚切り、10位はわずか4千枚という低水準のチャートとなりました。直近では今年の7月14日付チャートで、10位がわずか3千8百枚という記録がありますが、この時は5位まで1万枚を超えていたし、7位まで8千枚を超えていたんですよね・・・ただ、CDがそろそろ絶滅の道を歩み始めている昨今、今後、こういうチャートも珍しくなくなるのかなぁ。アルバムチャートはまた明日!

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