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2014年10月 3日 (金)

人生を変えたアルバム

Title:(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?(Remasterd)(Deluxe)
Musician:oasis

自分にとって最も重要なアルバム。もし私がそんな質問をされたら、洋楽では間違いなくこのアルバムをあげると思います。1995年にリリースされ、全世界セールスが2,300万枚に達したというoasisの2ndアルバム。なぜ私にとって重要か、それは私はこのアルバムで音楽に対する「聴き方」が変わったからです。

それまでの私は、洋楽を聴くことがあってもBON JOVIやらエアロスミスやら、当時高校生界隈ではやっていたミュージシャンをチラリと聴いて「ふーん、これが洋楽か」と聴く程度でした。しかし「Don't Look Back In Anger」が気に入って聴いてみた本作にはまり、その後、一気に洋楽のミュージシャンも積極的に聴くようになったのです。なによりこのアルバムで私の音楽の聴き方がかわったのはバンドサウンドのカッコよさに気が付いたという点。いままではメロディーと歌詞だけを聴いて楽しむという典型的なヒットチャート王道系の聴き方をしていた私ですが、このアルバムではじめてロックという音楽のカッコよさに気が付きました。そしてそれは、これ以降、メロディーや歌詞だけではなくサウンドも含めて音楽なんだという当たり前のことに気が付き、音楽の聴き方が変わり、一気に音楽の世界が広がった、そんなアルバム。結果、音楽好きとしていろいろな楽曲を聴きまくっているだけに、おおげさかもしれませんが「人生を変えたアルバム」ともいえるかもしれません。

今回、デビュー20周年のリマスター企画の第2弾としてリリースされた本作。あらためて聴きなおして・・・と言いたいところなのですが、今でも時々、聴いていたりするので「あらためて」ではないのですが・・・強く感じたのはとてもわかりやすいアルバムだ、ということでした。

そのインパクトが強く一発で憶えられるようなメロディーもさることながら、わかりやすさを感じるのはその楽曲構成。例えば私がはまったきっかけとなった「Don't Look Back In Anger」では、最初抑え気味でメロディーを聴かせるAメロからスタートし、「So I start a revolution from my bed」から徐々に盛り上がっていき、そしてサビで一気に盛り上がる。このAメロ、Bメロ、サビがはっきりとわかれているわかりやすい構成にはある種のベタさを感じますし、「Roll With It」に至っては、いきなりサビスタートで、楽曲タイトルを連呼する構成。ここらへんの楽曲構成は、ある種J-POP的なわかりやすさを感じますし、だからこそ、昔ほとんど邦楽しか聴いていなかった私でも、すんなりとこのアルバムにはまることが出来たのでしょう。

私がこのアルバムでその良さに目覚めた「バンドサウンド」に関しても、今聴くと決して特筆するほどのものではありません。ただ、非常にシンプルかつダイナミック。手っ取り早く、そしてわかりやすくロックという音楽の良さを伝えてくれています。

そんなメロにしろサウンドにしろ、ある種シンプルでかつわかりやすいアルバムである本作。ただ、このシンプルでわかりやすいというのは、ロックという音楽が持つ重要な要素なのではないでしょうか。ロックに限らずともすれば音楽というのは、複雑だったり難しかったりすればするほどありがたがる傾向がなきにしもあらずです。ただ、本来のロックというのはもっとみんなを楽しませて踊らせる、シンプルなポピュラーミュージックのはず。このアルバムは、そんなロックという音楽の持つ、本来の楽しさを体現化したアルバムだと思います。だからこそ間違いなくこのアルバムはロックの名盤として歴史に残るべきアルバムだと思っています。

今回私が聴いたのはデラックス・エディションで、DISC2ではその当時のカップリング曲が、DISC3ではデモ音源やライブ音源が収録されています。DISC2のカップリング曲については98年にリリースされたB面集の「The Masterplan」にも多く収録されていますが、前作「Definity Maybe」の時ど同様、今聴いても、カップリングという扱いにも関わらず名曲揃いということに驚かされます。いかにあの時代のノエルが、脂にのりまくっていたかがとてもよくわかります。

DISC3ではデモ音源はアコースティックによりシンプルになった楽曲の素の姿を知ることが出来ますし、ライブでは、CD音源より、よりグルーヴィーになった彼らの作品を楽しむことが出来ます。特にライブ音源に関しては迫力ある内容が多く、その当時の彼らは、まさにライブでも脂に乗りまくっていた、まさに「向かうところ敵なし」の状況を感じることが出来ます。

繰り返しになりますが、このアルバムがロックの歴史に残る名盤なのは間違いないでしょう。もしロックが好きでこのアルバムを聴いていないのならば、人生の半分は損しています(笑)。ま、それは大げさでも、まだ聴いたことない方はこれを機に是非。

評価:★★★★★

oasis 過去の作品
DIG OUT YOUR SOUL
Time Flies 1994-2009
Original 1993 Demos
Definitely Maybe (Remastered) (Deluxe)

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