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2014年8月26日 (火)

どこかで見たようなロゴの・・・

Title:SENDAI KAMOTSU
Musician:仙台貨物

2009年11月の日本武道館ライブを最後に「倒産」したバンド仙台貨物。その後、2011年のライブツアーで活動を再開し、このアルバムは活動再開後2枚目のミニアルバムだそうです。どこかで見たことあるようなロゴが印象的なのですが・・・(^^;;

ちなみに仙台貨物は「主に音楽関連の運送をする運送会社」という設定の6人組のバンド。まあ、ぶっちゃけ、ヴィジュアル系バンドナイトメアの変名コミックバンドなわけですが、仙台貨物としても活動歴10年を超え、余技とはいえないくらいのレベルになっています。

今回のアルバムのテーマは「メタル」。もっともかなり本格的なノリでメタルを奏でている、というよりも本人たち曰く「冷やし中華はじめました的なノリで」と歌う「メタルはじめました」なんて曲もあったりして、なんちゃってノリはこだわり派リスナーの多いメタラーには怒られそうかも??ただなんちゃって的なノリのため、ポップにまとまっていて聴きやすかったのも事実です。

正直、コミカルな曲をメタルにのせるというネタ自体はSEX MACHINEGUNSという先例があるため、そういう意味での意外性的なものはほとんどありません。またSEX MACHINEGUNSと比べると、リスナーを一気につかむようなインパクトのあるフレーズも少なく、「東北弁」という笑いの要素もあったのですが、聴く人にとっては少々くどさも感じられたかも・・・。「DEATH TRANSPORTER」とか、それなりにクスっと笑えたのですが、大笑いするような要素は残念ながらありませんでした。

ただ、「倒産」前最後のアルバム「凸~デコ~」は下ネタ満載でちょっとひいてしまったのですが、本作はそういった下ネタはひかえめ。むしろ「ひとりぼっちの手ぬぐい」のように年を取った男性の郷愁を歌ったような曲すらあり、親父世代にはしんみりするような歌詞すら。メンバー本人の正確な年齢は不明ですが、ナイトメアは結成から14年が経過しており、若くても30代半ばと思われる彼ら。そんな年齢なりの歌を聴かせてもくれますし、そこがまた仙台貨物のこれからの可能性も感じます。

まあ大笑いはできないものの、どの曲も変に肩肘がはらず、頭をからっぽにして聴けるポップスばかり。6曲入りのミニアルバムという短さも相まって、難しいこと抜きに気軽に聴けるアルバムだと思います。短い内容なだけに、とりあえず仙台貨物のお試しとしてもいいかも。まだまだこれからの活動も楽しみです。

評価:★★★★

仙台貨物 過去の作品
凸~デコ~

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