2014年上半期 洋楽ベスト3
既に今年も7ヶ月が経過しましたが・・・遅くなりましたが上半期アルバムベスト3です。
3位 Lazaretto/Jack White
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もうそろそろ「元White Stripesの」という肩書は不要になってきているでしょうか。Jack Whiteのソロ2作目。最近、若手バンドではThe Strypesのようなルーツロック志向のバンドが人気を得ていますが、やはりJack Whiteを忘れるわけにはいかないでしょう。ただ、単純なガレージロックテイストの曲のみならず、美しいメロディーを聴かせるナンバーやカントリー風ナンバー、さらに日本の祭囃子を彷彿とさせるようなトライバルなナンバーまで実に多彩。その実力のほどを存分に感じられるアルバムでした。
2位 Into The Lime/The New Mendicants
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Teenage Fanclubのノーマン・ブレイクと、Pernice Brothersのジョー・パーニスが組んだ新バンド。Teenage Fanclubのノーマン・ブレイクですが、以前、ゴーキーズ・ザイゴティック・マンキと組んだバンドJonnyのアルバム「Jonny」が個人的に壺にはまり、2011年の個人の洋楽年間ベストアルバムに選んだこともありましたが、こちらのニューバンドもはまってしまいました!素朴でシンプルな美メロは派手さがなく、軽く聴き流してしまいそうですが、ちゃんと聴くと実に魅力的なメロディーラインに気が付かされます。本当に気持ちのよい傑作でした。
1位 Days Of Abandon/The Pains of Being Pure at Heart
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前作「Belong」はマイブラ直系の王道シューゲイザーではまってしまいましたが、続く本作は、その前作に負けずとも劣らない傑作に仕上がっていました。前半はシューゲイザーというよりもネオアコテイスト。このアコースティックなサウンドもまた素晴らしい。そして後半は待ってましたとばかりのシューゲイザー路線にはまりまくり。アルバム全編とてもキュートでポップな作品に仕上がっており、なによりも「壺にはまった」という表現がピッタリくる作品でした。
さて、今年のベスト3は以上。どれも間違いなく傑作だと思うのですが・・・・・・・ただ、全体的には今年の上半期、ちょっと小粒感が否めなかったような感じもします。ColdplayやKASABIANのような大物ミュージシャンのリリースも続きましたが、正直、ベスト盤候補になるほどの傑作ではなく、不作気味に感じてしまった今年の上期ベスト3でした。
他の候補としては・・・
PURE HEROINE/LORDE
MUSIC FROM AND INSPIRED BY 12 YEARS A SLAVE
(邦題 「それでも夜は明ける」ミュージック・フロム&インスパイアド・バイ・ザ・フィルム)
A Long Way To The Beginning/SEUN KUTI&EGYPT80
あたりでしょうか。あらためてベスト3をまとめると
1位 Days Of Abandon/The Pains of Being Pure at Heart
2位 Into The Lime/The New Mendicants
3位 Lazaretto/Jack White
下期はこれ以上の傑作を期待したいところなのですが・・・。
ちなみに過去の洋楽ベストアルバムは・・・
2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 年間 上半期
2011年 年間 上半期
2012年 年間 上半期
2013年 年間 上半期
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