ベテラン男性シンガーが並ぶ
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
まず1位は韓流の女性アイドルグループが獲得。
今週1位は少女時代の初のベストアルバム「THE BEST」が獲得です。前作「LOVE&PEACE」に続く1位獲得ですが、初動売上7万4千枚は、その前作の12万9千枚からダウン。前作はアルバム購入者対象のライブが開催されるなどプロモーションに力を入れたこともあったのですが、ベスト盤で初動大幅減は、ファンが固定層に限られている事実を物語った結果になっています。
2位はケツメイシ「KETSUNOPOLIS9」。タイトルがアルファベット表記になって2作目。前作は初登場4位でメジャーデビュー以来はじめてのベスト3陥落となりましたが、本作では初登場2位で見事ベスト3復帰です。ただし初動売上5万枚は前作「KETSUNOPOLIS8」の5万6千枚からダウンでこちらは残念ながら下げ止まりませんでした。
そして3位以下にベテラン男性シンガーが並んだ今週のチャート。3位には初登場山下達郎「Big Wave(30th Anniversary Edition)」。1984年にリリースされた、もともとは映画のサントラ盤だったアルバムだそうです。そのリリースから30年がたった今年、リマスターアルバムとして再発。昨年、「MELODIES」「SEASON'S GREETINGS」もリマスターでリリースされましたが、それに続くリリースとなりました。ちなみに初動売上2万枚は、「MELODIES(30th Anniversary Edition)」の1万1千枚(6位)、「SEASON'S GREETINGS(20th Anniversary Edition)」の8千枚(11位)を上回ったのはかなり意外な印象・・・。
さらに5位には小田和正「小田日和」、6位に長渕剛「Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。 」とベテラン男性シンガーのアルバムが並んでいます。こちらのロングヒットはまだ続きそう。
ロングヒットといえば今週も4位にランクインしている「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック」。今週でなんと20週連続のベスト10入りを記録しており、これは映画サントラ盤としては史上最長記録だそうです(参考サイト)。売上も90万枚を突破しており、今週も1万6千枚売り上げているため、ミリオン突破も確実な状況。まさに社会現象ともいえるヒットを記録。ここ最近、エンタメ業界全体に元気がない中、異例ともいえるヒットとなっています。もっとも、エンタメ業界全体に元気がないだけに、ひとつヒットが出ると、雪崩を打ったようにみんなそのヒットに飛びつこうとする傾向が少なからずあり、「アナ雪」のヒットも、そんな「みんなが見ているから見る」みたいな雰囲気も感じてしまうのですが。
以下、初登場ベスト10入りは7位に「ドラゴンクエストⅩ 眠れる勇者と導きの盟友 オリジナルサウンドトラック」がランクイン。こちらも根強い人気を誇るテレビゲームのサントラ盤。ドラクエのサントラの前作「Wii U版 ドラゴンクエストX オリジナルサウンドトラック」が最高位27位だったのでまさかの躍進。今回のアルバムは、ドラクエXだけではなく過去のドラクエシリーズで使われた楽曲も収録されている影響でしょうか。
初登場最後。10位にはMACO「23」がランクイン。北海道出身のシンガーソングライターで、テイラー・スウィフトのカバー「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない~We Are Never Ever Getting Back Together(Japanese Ver.)」が話題となり着うた中心に人気を集めたシンガーのようです。こちらがメジャーデビューミニアルバムでいきなりのベスト10ヒットとなりました。
今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!
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