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2014年6月 9日 (月)

同時メジャーデビュー

以前、ここでも紹介した、今注目のHIP HOPバンド、ゲスの極み乙女。そのボーカルであり、作詞作曲を手掛けているのが川谷絵音なのですが、その彼が、ゲスの極み乙女。と同時並行で組んでいるバンドがあります。それがIndigo la End。この2組のバンドが、アルバムを同時にリリースし、同時にメジャーデビューしたということが話題となっています。

Title:みんなノーマル
Musician:ゲスの極み乙女。

Title:あの街レコード
Musician:Indigo la End

当たり前といえば当たり前なのですが、どちらも川谷絵音が手掛けているバンドだけあって、楽曲は似たような部分が多々あります。音の作り方というと、ゲスな極み乙女。はピアノを軸に、Indigo la Endはギターロックという違いはありますが、どちらも比較的、音を絞ったシンプルな音。澄んだ雰囲気のサウンドも魅力的ですし、どちらもちょっとファンクの要素を入れており、テンポよいリズムも魅力となっています。

またどちらもメロディーはどこか歌謡曲的な哀愁感漂うもの。Indigo la Endはもちろんですが、ゲスの極み乙女。も、ラップが基本でありながら耳馴染みやすいメロディーが楽曲に流れています。

ただ両者での違いも感じます。もちろんギターロックとラップという違いが一番大きいのですが、それと同時に感じる違いは歌詞。Indigo la Endでは切ないラブソングがメインとなっているのですが、ゲスの極み乙女。についてはどこか世の中を斜めから見たような歌詞がメイン。もっとも、Indigoでもそういう要素は感じますし、逆にゲスでも切ない歌詞も見受けられるのですが。

そしてもうひとつ大きな違いとして感じてしまうのはインパクトの差。正直言って、Indigo la End、それなりに聴かせるバンドです。ただ、普通のギターロックバンド、という枠組みを出ていません。一方で、ゲスの極み乙女。はラップというスタイルが大きなインパクトに。また男性2女性2というメンバーも一種のインパクトになっていますし、どこか醒めた雰囲気を感じるのも、今時のバンドらしく、ひとつの特徴となっています。

個人的には歌詞とかIndigo la Endの方が好きなんですけどね。でも一方で、売上や話題的にはゲスの極み乙女。が上回る、というのはとても納得。また、川谷絵音がこの2つのバンドの活動を今後どうやって進めていくのかも注目したいところ。どちらも、今要チェックなバンドなのは間違いないでしょう。

評価:
みんなノーマル ★★★★★
あの街レコード ★★★★

ゲスの極み乙女。 過去の作品
踊れないなら、ゲスになってしまえよ


ほかに聴いたアルバム

YOU/ART-SCHOOL

ART-SCHOOLの新作「革命家は夢を観る」ではラッパー環ROYがラップを披露。アジカンの後藤正文をプロデューサーに迎えるなど、新たな挑戦を感じます。ただ一方でアルバム全体としてはシンプルなUK直系のオルタナ系ギターロック。ちょっと切ない歌詞やメロも魅力的。ART-SCHOOLらしさがよく出ている、いい意味でシンプルなアルバムになっているように感じました。ただ一方で、インパクトあるキラーチューンはちょっと少なかったような印象も。

評価:★★★★

ART-SCHOOL 過去の作品
Ghosts&Angels
ILLMATIC BABY

14 SOULS
Anesthesia
BABY ACID BABY
The Alchemist

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アルバムレビュー(邦楽)2014年」カテゴリの記事

コメント

僕も両者のアルバムをききましたがインディゴの方が好きですね
ゲスもいいんですけど世界観ではインディゴが上だと思います
シンプルなギターロックが逆にとてもよく、メロディーに惹かれます
なかでも「名もなきハッピーエンド」は鳥肌立ちましたし
これは僕の独断と偏見ですがそのうちインディゴの方が大きくなると思います
うまく軌道に乗ればユニゾンみたいなポップバンドとして浮上しそうです

投稿: softman | 2014年6月10日 (火) 00時06分

>softmanさん
そうですか~やはりインディゴの方が、世界観的にはおもしろいですよね。ゲスはちょっと斜に構えすぎている感じがあって・・・。インディゴはちょっと楽曲のインパクト不足を感じたのですが、今後の成長に期待!といった感じですね!

投稿: ゆういち | 2014年6月11日 (水) 00時11分

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