1998年組
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
今週はデビュー同期組が1位と3位にランクインです。
今週1位を獲得したのはaikoのニューアルバム「泡のような愛だった」が獲得。約2年ぶりのニューアルバム。アルバムの1位獲得はこれで3作連続となります。ただし、初動売上は8万2千枚と前作「時のシルエット」の10万1千枚(1位)からダウン。ここ数作、16万7千枚→13万5千枚→10万1千枚→8万2千枚と下がり調子なのが気にかかります。残念ながら本作でも下げ止まりませんでした。
2位はあいかわらず強い「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック」を挟み、3位には椎名林檎「逆輸入~港湾局~」がランクインです。彼女が過去に他のミュージシャンへ提供した曲をセルフカバーしたアルバム。タイトルのつけ方が彼女らしいところ。初動売上は3万1千枚。前作の「浮き名」「蜜月抄」の2万1千枚(5位)、1万4千枚(6位)からアップしています。
ちなみにご存じの方も多いと思いますが、aikoと椎名林檎は同じ1998年にデビューしたミュージシャン。この年には他にも宇多田ヒカルやゆず、くるりといったミュージシャンがデビューしており、いわばJ-POPが最後の輝きを見せた年と言えるかもしれません。
なお、4位に「Ken's Bar III」がランクインしてきた平井堅も、彼女たちからちょっと遅れての2000年に「楽園」でブレイク。本当に、この90年代後半から2000年代初頭には今も人気の多くのミュージシャンがデビュー、ブレイクしており、いまから考えると、いい時代だったな、と思わせます。
話を戻して・・・ご存じ「Ken's Bar III」は、彼が定期的に開催しているカバー曲中心のライブのタイトルであり、こちらはそんなライブで披露されているカバー曲をおさめたアルバム。今回はサザンの「いとしのエリー」、カバーの定番「KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG」、ちょっとかわったところでは、ブラック・ビスケッツの「タイミング」などをカバーしています。初動売上は3万枚。平井堅の前作「JAPANESE SINGER」の6万枚(3位)からダウン。また、「Ken's Bar」としての前作「Ken's Bar II」の6万4千枚(2位)からも大きくダウンしてしまいました。
5位にはちょっと変わったバンドが。味噌汁's「ME SO SHE LOOSE」がランクイン。まあ、ぶっちゃけた話、RADWIMPSの変名バンドです。初動売上は2万6千枚。RADWIMPSの前作「×と○と罪と」が初動7万6千枚(2位)だったので、さすがにこちらからは大きくダウンしています。
6位初登場は韓国の5人組バンドFTISLAND「NEW PAGE」が入ってきました。初動2万2千枚は、前作「RATED-FT」の3万2千枚(2位)よりダウンしています。
アルバム初登場最後は7位。The Birthday「COME TOGETHER」。約2年ぶりとなるニューアルバム。初動売上1万4千枚は、前作「VISION」の1万6千枚(9位)から若干のダウンという結果となっています。
アルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に!
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