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2014年6月 6日 (金)

橋の下世界音楽祭2014 その2

その1から

Hashinoshita2014_3_2

↑メインステージの本丸ステージ

照屋まさおのゆんたく民謡ショー@草原ステージ

続いては草原ステージで照屋まさおという沖縄民謡の歌い手によるステージ。民謡ショーという名前の通り、トークと歌を交えてのユニークなショーといった感じのステージでした。

・・・なんですが、はじまって横になって聴き始めたはいいのですが、すっかり気持ちよくなって寝てしまいました(^^;;そんな訳で、序盤のトークと、沖縄民謡を1曲だけ聴いた段階から記憶にありません(笑)。ちょっと残念でしたが、夕方近くの草原ステージ、とても気持ち良かったなぁ(笑)。

HANGGAI@本丸ステージ

で、気が付いたら本丸ステージでHANGGAIのステージがはじまる直前。HANGGAIは北京在住のモンゴル族のバンド。かなりガタイのよい男性7人によるバンドで、多分街中であったら、絶対目を合わさないで避けてしまいそうな迫力のあるメンバーでした(笑)。

メンバー全員、モンゴルの民俗衣装を身にまといつつ、モンゴルの楽器を演奏しながら、エスニックなテイストあふれるロックを聴かせてくれます。いかにもモンゴルの大草原をイメージできそうなスケール感の大きなサウンド。かなりのド迫力で、野外のステージにもピッタリ来るようなへヴィーロックを聴かせてくれます。

ダイナミックでモンゴル的なエスニックさを感じつつも、その一方でメロディーは意外と日本人にもなじみやすいポピュラリティーがありました。そういう意味でもイメージ的にはちょっとスタジアムロック、(あまりポジティブな言い方ではないですが)産業ロックあたりのバンドと通じるような部分もあるかも。ちょっと大味かな、と感じる部分もありつつも、その大味がまた、大陸っぽさに一役かっているような雰囲気のあるバンドでした。

途中のMCはほとんどおそらく中国語でもなくモンゴル語で、意味不明(笑)。でも、なにか知らないけど盛り上がっていました(笑)。途中の「カンパイ!」という叫び声だけはわかりましたが。その迫力あるサウンドに思いっきり盛り上がったステージでした。

桑名六道a.k.a.ジャジャ岩城@草原ステージ

続いては再び草原ステージに。今度は桑名六道というミュージシャンのステージでした。彼がエレアコ1本抱えてのステージ。フォーキーで、ちょっとブルージーな作品をかなり力強い歌声で聴かせてくれたステージでした。

途中、いきなりギターとマイクの電源が切れてしまうトラブルなんかもあったのも、この日の電源が太陽電池の充電池のみのこのイベントならでは。今度もまた草原に寝転がりながら、心地よく力強い彼の歌声に耳を傾けました。

OKI DUB AINU BAND@本丸ステージ

そしてまた、本日のお目当ての一組、OKI DUB AINU BANDのステージへ。OKIのライブは、おととしのスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドで見たことがあり、とても素晴らしいステージでしたので、この日も楽しみにしていました。

前回見たときはOKIひとりでのステージでしたが、この日は「OKI DUB AINU BAND」名義で、バンドメンバーを率いてのステージ。1曲目は、メンバーの一人でアイヌ人でもある居壁太がアイヌの踊りを舞いながらのステージ。ただ一方でサウンドはおなじみアイヌの楽器トンコリを奏でながらも、エレクトリックなサウンドに強いリズムがメインとなるステージでした。

以前見たOKIのステージは、彼がひとりでトンコリを奏でながら歌を聴かせるステージでしたが、この日はパワフルなバンドサウンドを前面に出して観客を踊らせるステージ。ご存じ「サハリン・ロック」などを挟みつつ、アイヌ音楽を見事ロックに転換させたようなステージに、知らず知らずのうちに惹かれていくステージでした。

ライブはバンド名の通り、ダブの要素を入れたジャムっぽい演奏でステージ前のテンションは最高潮に。途中、謎の白人があわれて、マイクで何か叫びだす(その後スタッフにむりやり連れられて行った・・・)トラブルなんかがあったのですが、そんなもの物ともせず、ステージは進んでいきました。

とにかくアイヌ音楽とダブ、そしてロックを融合させた独特のサウンドに終始踊らされっぱなしのとても楽しいステージ。期待以上の素晴らしいステージでした。Hashinoshita2014_4

そして、OKIのステージが終わり、続いては阿波踊り・・・と思ったら、会場の後ろの方から賑やかな演奏が。足を運ぶと、すでに次の阿波踊り太閤連が、踊りはじめていました。(⇒暗くて良く見えなくてすいません・・・)

阿波踊り太閤連

最初は後ろの方から景気良い阿波踊りのリズムにのせて、太閤連のみなさんが本丸ステージの方へむかっていきました。

やがてステージ上で阿波踊りがはじまります。軽快なリズムにあわせて、文字通りの老若男女が阿波踊りを踊っていました。ステージの下でもすでに大盛り上がり。いまにもみんな踊りだしそうな雰囲気でした。

で、この後はステージ下でみんなで阿波踊り・・・となるのですが、私はここで時間切れ。用事もあったので、残念ながら会場を後にしました。うーん、阿波踊り踊りたかったなぁ・・・・・・。

そんな訳で今年で2回目の参加となった橋の下世界音楽祭。今年もまた、音楽が本来持っているパワーを全身に感じることが出来ました。しかし毎年、大衆音楽の魅力を感じることが出来るミュージシャンが参加して、本当に楽しいイベントで、心の底から楽しめます。特に投げ銭制といいタダだからでしょうか、親子連れがかなり目立ったイベントで、参加者も若い世代から年配の方もちらほら。非常に幅広い客層も魅力的でした。

このイベントを毎年続けているTURTLE ISLANDのメンバーの方には本当に頭が下がります(といっても去年も今年も彼らのステージは見ていないのですが(^^;;)。昨年に比べて、量質ともに間違いなく進化したこのフェス。来年もどんなミュージシャンに出会えるのか、今からとても楽しみになってくる、そんな素晴らしいライブでした。

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