栄ミナミ音楽祭 その2
その1より
シューク・フラッシュ!@矢場公園
その後はそのまま矢場公園に。続いて登場してきたのはシューク・フラッシュ!。米米CLUBの女性パフォーマーグループ、シュークリーム・シューに、キーボードのフラッシュ金子を加えた米米の派生ユニット。シュークリーム・シューのふたりは、フリフリの服をきて、アイドルみたいなスタイルでの登場となりました(笑)。
楽曲は、昔の歌謡曲のようなメロディーに、ソウルやファンクの要素を加えたような歌謡ファンクで、路線的には米米CLUBと似たような方向性。基本的にはシュークリーム・シューの2人が、アイドルよろしくステージでかわいらしいダンスを披露しながら歌うスタイル。途中、カールスモーキー石井作曲の「出産の歌」みたいなコミカルな曲もあり、コントのようなMCも間に入ったりして、まさに米米同様のエンターテイメント性あふれるユニークなステージでした。
最後には、観客全員が振付を教わりダンスをして盛り上がったりして、本当に楽しいパフォーマンスを見せてくれました。ここらへんのエンターテイメント性はさすがといった感じですね。また、是非とも彼女たちのステージは見てみたいです!
中村あゆみ@矢場公園
そして続いては中村あゆみの登場。おそらく、知名度という点ではこの日一番で、会場も後ろの方までギッシリと人がつまりました。彼女が登場すると会場も一気に盛り上がります。そして、登場1曲目からいきなり代表曲「翼の折れたエンジェル」からスタート。一気に最高潮になります。
彼女のステージはこの日はじめてみました。イメージとして失礼ながら「過去のシンガー」というイメージが強かったのですが、ボーカルに全く衰えがなかったのが一番驚かされました。全盛期のイメージと同じくパワフルでハスキーなボイス。ある意味、年齢を重ねてさらにすごみが出てきたように感じます。ただちょっと残念だったのは、「翼の折れたエンジェル」はカラオケでの披露だった点。そこはちょっと残念でした。
もう1曲、最新アルバムから「紬 -tsumugi-」をカラオケで披露した後は、ギターの鎌田ジョージがアコギ1本かかえてのアコースティックスタイルでのステージ。ここでは、小田和正の「言葉にできない」のカバーも飛び出しました。
とにかく会場はかなりの盛り上がりで、いまだに熱心なファンを多くかかえているんだな、ということを実感しました。特に会場後列には、大きな旗を振っているファンもいて、その熱心さをうかがわせます。最後は坂本冬美に提供した「アジアの海賊船」を披露。彼女自身もハッピを着て、お祭りのような雰囲気の曲で、この時、その大きな旗を振っていたファンもステージ上に呼び出され、大盛り上がりでステージは終わりました。
南佳孝@矢場公園
そして最後に登場してきたのが南佳孝。本人のアコースティックギターとピアノのサポート2人のみのアコースティックなステージになりました。この日は最高気温30度を超える5月としては暑い日だったのですが、このころは夕方となり、心地よい風が会場に流れ込みます。
そんな夕方の時間帯にピッタリの、心地よいAORを聴かせてくれる、まさに「大人のステージ」を聴かせてくれます。彼の代表曲「スローなブギにしてくれ」もしんみりと歌い上げます。その後も「涙のステラ」「プールサイ」「スコッチ・アンド・レイン」「Midnight Love Call」などを歌い上げ、会場では彼の歌声とそのメロディーに聴き入りました。
さらに薬師丸ひろ子に提供した「スタンダード・ナンバー」からラストはこれまたおなじみの「モンロー・ウォーク」で終了。最後は会場全体でみんな立ち上がり、盛り上がりつつステージは終わりました。
本人曰く「ヒット曲2曲で40年」と言っていましたが、なにげに他のシンガーへの提供曲でのヒット曲も多く、この日も聴いたことあるような曲がメインの構成。それもあって、南佳孝はアルバム「摩天楼のヒロイン」くらいしか聴いたことないのですが、それでもかなり楽しむことの出来るステージでした。
そんな訳で、すべて終了したのは6時半ころ。この日は天気がとても良く、昼間はちょっと暑いくらいだったのですが、夕方になり少々涼しくもなってきた中、家路につきました。様々なミュージシャンのステージが楽しめたこの日のイベント。正直、玉石混合なところもあるのですが、それでもアノインテッド~以降の矢場公園のステージに立ったミュージシャンたちはさすがですね。GW明けの休みの1日を有意義に過ごすことが出来た、とても楽しいイベントでした。
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