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2014年4月16日 (水)

SMAPが手堅く1位獲得

今週はアルバムチャートの初登場が少な目のため、シングルアルバム同時更新です。

今週のシングルチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

今週1位はSMAPのニューシングル「Yes we are」が獲得。さかいゆう作曲のバラードナンバーで両A面の「ココカラ」はなんとTRICERATOPS和田唱作詞作曲。ただし、こちらもロックンロールナンバーではなく、ミディアムテンポのメロウなポップスになっています。初動売上は13万8千枚。前作「シャレオツ」の20万7千枚(1位)から大きくダウンです。

2位はSEKAI NO OWARI「炎と森のカーニバル」。昨年の夏、同タイトルの野外ライブとライブツアーが行われましたが、こちらもそんなライブの雰囲気を引き継ぐようなファンタジックな雰囲気の楽しいナンバー。初動売上6万6千枚は、残念ながら1位を獲得した前作「スノーマジックファンタジー」の10万枚からダウンです。

3位は先週1位乃木坂46「気づいたら片想い」が2ランクダウンでこの位置です。

続いて4位以下初登場ですが、まずは4位。おなじみ水森かおり「島根恋旅」がランクイン。初動1万5千枚は前作「伊勢めぐり」の1万2千枚(8位)からアップ。相変わらず何の面白味もない様式化された演歌に地名を入れただけの「ご当地」路線。

5位から7位はアイドルグループが並びました。5位は男性アイドルグループDa-iCE「TOKI」、そして6位7位は女性アイドルグループ、6位Tokyo Cheer2 Party「進め!フレッシュマン」7位愛乙女★DOLL「High Jump!!」と並んでいます。

Da-iCEはK-POP風のアップテンポナンバー。初動売上1万5千枚は前作「SHOUT IT OUT」の1万4千枚(4位)から若干のアップ。Tokyo Cheer2 Partyははちゃめちゃな路線はももクロあたりを参考にしたのでしょうか。初動売上1万1千枚は前作「いいじゃん!」の8千枚(8位)よりアップ。愛乙女★DOLLは90年代J-POPの王道路線で雰囲気的には前作に続きアニソンっぽい雰囲気。初動売上1万1千枚は前作「蒼い空を望むなら」の1万4千枚(9位)よりダウンです。

8位は人気女性声優小倉唯と石原夏織によるユニットゆいかおり「LUCKY DUCKY!!」がランクイン。初動売上7千枚。8作目のシングルで初のベスト10入り。ただし初動売上7千枚は前作「Shiny Blue」(16位)から横バイで低水準のチャートに助けられた模様。

初登場最後9位はヴィジュアル系バンドvistlip「Period」が入ってきています。2011年リリースの「SINDRA」以来5作ぶりのベスト10ヒット。楽曲は、90年代のヴィジュアル系を思い出すような正統派のビートロック路線。初動売上7千枚は前作「CHIMERA」(13位)からこちらも横バイになっています。


今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

こちらは2週連続。

今週1位は、先週1位福山雅治「HUMAN」が4万3千枚を売り上げて2週連続の1位を獲得。2位には「アナと雪の女王 オリジナルサウンドトラック」がワンランクアップで2位(ただし売上は2万6千枚から1万8千枚にダウン)。さらに3位にはMay J.「Heartful Song Covers」が先週6位からランクアップ。初登場から3週目にして初のベスト3入りとなりました(ただし売上は2万枚から1万4千枚にダウン)。

初登場最高位は4位。STAR☆ANIS「TVアニメ/データカードダス アイカツ! ベストアルバム Calendar Girls」。ゲーム「アイカツ!」とそこから派生したテレビアニメで使われる楽曲で収録したベスト盤が、初動1万2千枚でこの位置にランクインです。

続く初登場は7位。人気女性声優喜多村英梨「証×明 -SHOMEI-」がランクイン。これが2作目のアルバムで2作連続ベスト10入り。ただし初動売上は9千枚で、前作「RE;STORY」の1万6千枚(5位)を大きく下回ってしまいました。

8位にはロックバンドTHE BACK HORN「暁のファンファーレ」が入ってきました。初動売上は7千枚。直近は昨年9月にリリースしたB面ベスト「B-SIDE THE BACK HORN」で、こちらの初動6千枚(19位)よりアップ。オリジナルとしての前作「リヴスコール」の1万1千枚(10位)からは大きくダウン。厳しい結果となりました。

9位は「黒子のバスケ DRAMA THEATER 3rd GAMES 『すれ違っているかもしれません』」。タイトル通り、人気アニメ「黒子のバスケ」のドラマCD。ドラマCDとしては2012年11月の「黒子のバスケ DRAMA THEATER 2nd GAMES『それがボクたちのバスケです』」以来1年5か月ぶりというこの手のアイテムとしてはちょっと珍しいスパンの長さ。初動売上6千枚は、その「2nd GAMES」の1万4千枚(10位)の半減以下という厳しい結果になっています。

最後10位にはロックバンドザ・クロマニヨンズのシングル集「13 PEBBLES ~Single Collection~」がランクインです。彼ら初となるシングル集で5月にはカップリング曲集「20 FLAKES ~Coupling Collection~」もリリース予定。初動売上は6千枚で、直近のリリース、ライブ盤「ザ・クロマニヨンズ ツアー 2013 イエティ 対 クロマニヨン」(11位)からほぼ横バイ。直近のオリジナル「YETI vs CROMAGNON」の1万7千枚(4位)からは大きくダウンです。

しかし、ザ・クロマニヨンズもすでに8年目。ヒロトとマーシーは、ブルーハーツもハイロウズも10年で畳んでいます。クロマニヨンズはここに来て初のライブ盤を出して、シングル集を出してカップリング曲集を出して・・・ひょっとして、これは・・・・・・。

今週のシングル&アルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

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コメント

バクホンの新作売上激減はショックです
先行シングル「シンメトリー」が今までのバクホンにない感じの曲だっただけに出すタイミングを誤ったかも・・・
それでも何気に4作連続TOP10入りなのでいい方と思いたいです

投稿: softman | 2014年4月16日 (水) 23時51分

ゆういち様 こんばんは

どのタイトルも前作と比較して
売上ダウン、で消費税の影響が
気持ちの面で出たのかもしれません。

それにしても
ドラマCDがチャートインするようになったのですね。

投稿: GAOHEWGII | 2014年4月17日 (木) 17時59分

>softmanさん
バクホンは前々作から前作にかけては売上が安定していたので今回の急減は残念です。固定ファンを確保していたとは思うのですが・・・とはいえ、まだまだ根強い人気のあるバンドなのは間違いないと思いますよ!

>GAOHEWGIIさん
確かに消費税の影響もあるかもしれませんね・・・。
ドラマCDは最近はたまにランクインするようになりました。やはりアニメ系の固定ファンは強いといった感じでしょうか。

投稿: ゆういち | 2014年4月28日 (月) 00時35分

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