2013年ベストアルバム(邦楽編) その1
昨日の洋楽編に続き、遅くなりましたが邦楽私的ベストアルバム10枚。今日と明日の2回にわけてお送りします。
10位 公園デビュー/赤い公園
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2012年にメジャーデビューしたものの、ギターの津野米咲の体調不良により活動休止となった女性4人組のバンド。タイトル通り、「再デビュー」的な意味合いのこめられた作品で、いわばアバンギャルドな側面とポップな側面を両立させた音楽性が魅力的。このアルバムもわずか30分程度の内容ながらも先の読めない展開が楽しめます。まだまだ伸びる余地も多く見受けられますし、2014年以降、さらなる傑作のリリースが予想される楽しみなバンドです。
9位 人間と動物/電気グルーヴ
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今年久しぶりに行った電気グルーヴのライブも素晴らしい内容でしたが、ニューアルバム「人間と動物」も素晴らしい内容でした。どちらも電気グルーヴとして卒のなさを感じさせる内容。特にアルバムでは、90年代に回帰したような歌モノとテクノ路線の両立がほどよく保たれている傑作。そういう意味では「真新しさ」はないのかもしれませんが、電気グルーヴというミュージシャンの魅力が存分につまった傑作でした。
8位 ダーティーサイエンス/RHYMESTER
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上期ベスト5の5位4位が同じようにここに並びました。上期の時も書いたのですが、9位の電気グルーヴ同様、RHYMESTERらしさがつまったアルバムで、きちんとファンの期待に応えた作品といった印象を受ける作品。ユーモアな内容から社会派な歌詞までバラエティー富んだ内容に、RHYMESTERの実力を感じさせる傑作でした。
7位 踊れ!踊らされる前に/ソウル・フラワー・ユニオン
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12月にベスト盤もリリースしたソウル・フラワー・ユニオン。6月にリリースされたミニアルバムである本作は、彼らとしては比較的珍しく、曲から彼らの今の日本に対する主張が強く感じられる作品で、それだけ今の日本に対する危機感の強さのあらわれでしょう。残念ながらその後、状況は改善するどころかますます悪化していますが、ソウル・フラワー・ユニオンが曲を歌いつづけれるうちはまだ日本は大丈夫でしょう!
6位 矢野顕子、忌野清志郎を歌う/矢野顕子
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上期ベスト5では企画盤的要素が強いので対象外、としたのですが・・・年間ベストではやはりベストアルバムの対象とすることにしました。名盤には変わりないので。下期に「名盤」が少なかったから、という理由は秘密。文字通り、忌野清志郎の名曲の数々を矢野顕子がカバーしたアルバム。キヨシローの魅力をきちんと残しつつ、矢野顕子の色にしっかり染められており、矢野顕子のキヨシローに対する愛情と、ミュージシャンとしての実力を感じさせるアルバムになっています。キヨシロー本人とのデゥオになっている「ひとつだけ」は泣けます!
10位から6位は以上。5位から1位は明日に!
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