シングルは新譜ラッシュ
すっかり正月も明けたヒットチャート。シングルは新譜ラッシュ。ただし、アルバムはまだ新譜少な目のため、今週も同時更新です。
今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/
まずは1位はお決まりのジャニーズ系。関ジャニ∞「ひびき」が獲得です。TBSテレビ系ドラマ「Dr.DMAT」主題歌。いかにも今時のJ-POP的な雰囲気はGReeeeNあたりが歌っても不思議じゃない雰囲気?ジャニーズ系としてはいまひとつかも。3ヶ月連続リリースの第2弾で、初動売上20万6千枚は前作「ココロ空モヨウ」の19万2千枚よりアップ。ただ、前々作「涙の答え」の24万8千枚には大きく及びませんでした。
2位3位は珍しくロックバンドの新譜が並んでいます。2位にはサカナクション「グッドバイ」、3位にはFear,and Loathing in Las Vegas「Rave-up tonight」が並んでランクインです。
紅白初出場でも話題となったサカナクションの新譜は、紅白で聴かせたダンスチューンから一転、ミディアムテンポの聴かせるナンバー。映画「ジャッジ!」エンディングテーマ。2位は自己最高位ながら、初動売上2万2千枚は前作「ミュージック」の3万5千枚からダウン。ちょっと地味な雰囲気の曲調が原因か?Fear,and Loathing in Las Vegasはエレクトロサウンドを取り入れたサウンドが特徴的なハードコアバンド。この曲もヘヴィーなバンドサウンドながら、トランシーなリズムを取り入れていて、大きなインパクトとなっています。ベスト10入りは前作「Just Awake」に続き2作目。初動売上1万9千枚は、前作の1万2千枚から大きくアップし、初のベスト3ヒットとなりました。
続いて4位以下の初登場曲です。
4位は初のベスト10ヒット。男性ダンスグループDa-iCE「SHOUT IT OUT」がランクイン。男性5人のグループで、ダンスユニット、というよりもアイドルグループといった雰囲気。楽曲はよくありがちなEDM。これがメジャーデビューアルバムで、初動売上1万4千枚は前作「I'll be back」の6千枚(14位)からアップ。
5位に入ってきたのは元AKB48河西智美のソロシングル「キエタイクライ」。キマグレン作詞作曲のナンバーは爽やかなポップナンバーで・・・ちょっと夏向きな雰囲気じゃない?初動1万1千枚は前作「Mine」の1万8千枚からダウン。
6位はHR「エボリューションだ」がランクイン。福岡を拠点とするローカルアイドルグループなのですが、専用劇場で公演を実施していたり、完全にAKB48のパクり。楽曲もどこかAKB48っぽい感じ・・・(ま、女の子が大勢で歌えば、結局似たり寄ったりの曲になるんでしょうが)。初動売上1万1千枚は前作「全力ジャンプ!」の8千枚(11位)からアップし、初のベスト10入り。
7位にはヴィジュアル系バンドRoyz「LILIA」が入ってきました。ゴシックな雰囲気を前面に押し出したゴリゴリのヴィジュアル系。ただ、曲は比較的平凡なギターロックなのですが。初動売上1万枚は前作「EGOIST」の9千枚からアップし、初のベスト10ヒット。
8位初登場は人気男性声優蒼井翔太「Virginal」。以前はSHOWTA.名義でシングルをリリースしていたそうですが、ベスト10ヒットはこれがはじめて。高音を聴かせるボーカルが特徴的なポップナンバー。
最後にもう1枚アニメ系。葉月渚(代永翼)&竜ヶ崎怜(平川大輔)名義「TVアニメ『Free!』キャラクターソング デュエットシリーズ 002 葉月渚&竜ヶ崎怜(サマーハイテンション☆)」。テレビアニメ「Free!」のキャラクターソングで、今回はデゥエットソングシリーズの第2弾。デゥエットシリーズ001「七瀬遥&橘真琴(Always Here)」は最高位12位でしたので初のベスト10ヒットとなりましたが、初動売上9千枚は、その前作の1万3千枚よりダウンしています。
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
アルバムチャートも新譜は増えてきましたが・・・。
1位は三代目J Soul Brothersの「THE BEST/BLUE IMPACT」が4週連続で1位を獲得しています。
さて、今週も新譜は少なめ。とはいえ、今週上位にはシングルチャート同様、ロック勢の新譜の健闘が目立ちました。まずは2位。銀杏BOYZ「光の中に立っていてね」がランクイン。途中、シングルリリースがあったものの、アルバムとしてはなんと9年ぶりとなる新譜になります。今回、なんと2枚同時にアルバムをリリース。もう1枚はライブ音源を再構成した「ライブリミックスアルバム」の「BEACH」が4位にランクインしています。
2位の「光の中に立っていてね」の初動2万2千枚は、9年前のアルバム「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」の初動3万8千枚よりダウン。ただ、9年というスパンと2005年のCDの売上状況を考えると、わずか1万6千枚のダウンは驚くべき限りですし、それほど待っていたファンも多かったのでしょう。ところが、このアルバムを最後にメンバー4人のうち3人が脱退し、メンバーが峯田和伸のみになってしまった銀杏BOYZ。これからの活動はどうなるのか?気になります。
そしてロック勢がもう1枚。3位にDragon Ashの「THE FACES」がランクイン。こちらも約3年ぶりのニューアルバム。初動売上2万1千枚は前作「MIXTURE」の2万2千枚から微減。こちらも久々のアルバムで、かつここ最近、売上面では苦戦気味だっただけに、大健闘な結果に。
続いて4位以下の初登場ですが、まず8位に韓国の男性アイドルグループB1A4の韓国でリリースされたアルバム「WHO AM I」が輸入盤の売上でランクイン。初動売上は6千枚。直近の日本発売のアルバム「1」は初動2万枚だったので、さすがにこちらよりはダウン。
今週、新譜は以上だったのですが、ベスト10圏外からランクアップしてベスト10入りしてきたアルバムが2枚あります。まずは相変わらず根強い人気。イギリスのアイドルグループONE DIRECTION「MIDNIGHT MEMORIES」が先週の16位から9位にランクアップし2週ぶりにベスト10に返り咲いてきました。
さらに10位には、先日64歳でこの世を去ったやしきたかじんの2008年にリリースしたベスト盤「GOLDEN☆BEST やしきたかじん」がランクイン。4千枚というベスト10ヒットとしては少々寂しい売上とはいえ、根強い人気を見せる結果となりました。
今週のチャートは以上。ヒットチャートはまた来週の水曜日に!
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