ライブレポート2013年

2013年12月30日 (月)

2013年ライブまとめ

今年もあと2日。ということで、例年のライブまとめです。本当に1年、早いですね・・・。

1/20(日) チャットモンチー TOUR2013(Zepp Nagoya)
2/10(日) RHYMESTER「ダーティーサイエンス」発売記念ミニライブ&トークショー(CLUB SARU)
2/16(土) 米米CLUB a KOME KOME CLUB ENTERTAINMENT 2013 大天然祭~大漁歌い込み~(日本ガイシホール)
3/6(水) 電気グルーヴ ツアーパンダ(Zepp Nagoya)
5/11(土) 森、道、市場 2013(三ヶ根山ロープウェイ山麓駅跡周辺) その2
6/6(土) 橋の下音楽祭(豊田大橋下千石公園特設ステージ) その2
6/14(金) ソウル・フラワー・ユニオン 踊れ!踊らされる前に ~ミニアルバム発売記念ツアー(ell.FITS ALL)
8/24(土)25(日) スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド(富山県南砺市ヘリオス/フローラルパーク) その2  
9/9(月) BUMP OF CHICKEN 2013 TOUR 「WILLPOLIS」(日本ガイシホール)
9/12(木) JFL 20TH ANNIVERSARY LIVE FOR THE NEXT(Zepp Nagoya)
9/22(日) 中津川THE SOLAR BUDOKAN 2013(中津川公園内特設ステージ) その2 
10/5(土) ZIP AUTUMN SQUARE(久屋大通公園久屋広場)
11/25(月) ハルカトミユキ「シアノタイプ」発売記念 インストアイベント(タワーレコード名古屋パルコ店)
11/15(金) Phoenix Rising Asia Tour 2013 Nagoya(ボトムライン)
11/16(土) Peacetribe2013(岡崎公園一帯) その2
11/23(土) 黒木渚 2nd single「はさみ」発売記念インストアイベント(名古屋パルコ1階イベントスペース)
12/4(水) 矢野顕子 さとがえるコンサート2013(名古屋市芸術創造センター)

今年もたくさんの素晴らしいステージを体験することが出来ました。その中でベスト3は・・・

3位 UKANDANZ@スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド

今年も参加しました、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド。どのステージも素晴らしかったのですが、その中でも特によかったのがUKANDANZのステージ。エチオピア音楽にロックの要素を取り入れたダイナミックな演奏が迫力満点。変拍子も取り入れたりして、複雑なリズムに最初は立ちすくんでしまったのですが、徐々に身体が動き出し、気がついたら踊りまくっていたステージでした。

2位 電気グルーヴ@ツアーパンダ

以前から、ワンマンライブがあったら是非とも足を運ぼう、と思っていた電気グルーヴ。久しぶりのワンマンライブだったのですが、予想通り、いや予想以上に楽しいライブでした。相変わらず楽しいトークを間に挟みつつ、しかしサウンドはしっかり聴かせて踊らせるステージ。まさにエンタテイメント性満載のステージで、3時間近い長丁場ながら、あっという間のステージでした。

1位 チャットモンチー@TOUR2013

そして今年のベストライブは、今年のライブ初めのライブ。「2ピースの極み」ともいうべき基本2人だけでのステージだったのですが、その演奏力の高さに圧倒。2人が「お引越し」という言葉通り、場所を入れ替えつつ様々な楽器を演奏したライブなのですが、どの楽器の組み合わせでも見事な演奏を聴かせてくれた、2人の息がピッタリあったステージ。ロックバンド、チャットモンチーとしての実力を再認識させられたステージでした。

他にもRHYMESTER、米米、在日ファンク、ZAZEN BOYS、知久寿焼、ソウルフラワー、MARIANA BARAJ、ANTONIO LOUREIRO、OLIVER MTUKUDZI&THE BLACK SPIRITS、せっちゃん、トライセラ、泉谷しげる、System7、U-zhaan、宮内優里、矢野顕子・・・と、素晴らしいステージが多かったなぁ。ちなみに、今年はフェスもいろいろ行きましたが、ベストはやはり8月の中津川THE SOLAR BUDOKANかなぁ。来年も開催されたら是非とも行きたい!来年も、また多くの素晴らしいライブに足を運びたいです。

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2013年12月22日 (日)

今年のライブ締め

矢野顕子 さとがえるコンサート2013

会場 名古屋市芸術創造センター 日時 2013年12月4日(水)19:00~

Yano

まだ12月に入ったばかりでちょっと早いのですが、今年最後のライブ(予定)に行って来ました。矢野顕子の毎年年末恒例の「さとがえるコンサート」。矢野顕子のライブを見るのは、イベントなどを含めても全くのはじめて。12月に足を運ぶのに、何かいいライブはないかなぁ、と調べていたら、このさとがえるコンサートを見つけ、はじめて足を運んでみました。

今回のライブは「エレファントホテル」全曲演奏というコンセプトでのライブ。1994年にリリースされたアルバム「エレファントホテル」を、MATOKKUというバンドをゲストに招いて、今回のライブですべての曲を演奏しようという試みだそうです。「エレファントホテル」はリアルタイムで聴いたことはなく、今回、これを機にはじめて聴き、このライブに臨みました。

会場の芸術創造センターに行くのも今回はじめて。自分の列は前から9列目で、予想以上にステージに近い。それもありじっくりとステージを眺めて楽しむことが出来ました。この日のステージは、ピアノやドラムがドンと置かれたほか、使い道が不明な楽器らしきものが妙にたくさんステージ上に載っていました。

やがて開演予定時間を10分ほど過ぎると矢野顕子、そしてこの日のゲストMATOKKUが登場。矢野顕子が中央のキーボードに向かうと、まずアルバム「エレファントホテル」の1曲目「愛があれば?」からスタートしライブがはじめりました。

Yano2

序盤はさらに「ME AND MY SEA OTTER」と続き、まずはアルバム通りの展開で進んでいきます。ただ、楽曲のアレンジは原曲とは大きく異なりました。最初の2曲に関してはリズムマシーンを導入。打ち込みのリズムでエレクトロテイストの入ったアレンジになっており、楽曲の雰囲気はグッと今風なものとなっていました。

ライブは、矢野顕子がステージ中央で歌ったり、ステージ下手に置かれたピアノで弾き語りをしたり、そこにMATOKKUのメンバーの演奏が加わったり、さらにドラムのサポートも入ったりと、1曲ごとに様々なスタイルで聴かせてくれました。1曲毎に矢野顕子のMCが入りつつ、のんびり進んでいくステージ。矢野顕子のMCもまた、おっとりとした天然風味のMC(笑)。途中、楽譜を持っていくのを忘れたり、段取りを勘違いしたりと、間違いも多かったのですが、本人は至ってマイペースで、彼女いわく「これも初日ならでは(笑)」。

その後は「サヨナラ」「街」などをピアノ弾き語りで聴かせながらも、間には「リラックマとわたし」のような新曲も披露。ちなみに途中のMCでは、MATOKKUのメンバーが演奏する不思議な楽器も紹介していました。ひとつはテルミン、これはおなじみですね。もうひとつは、ステージ上に置かれた使い道が不明な楽器で、これはオンド・マルトノというフランス生まれの電子楽器だそうです。テルミンもオンド・マルトノも電子楽器なのですが、打ち込みのサウンドとはまた異なる、無機質な雰囲気と暖かみを同居させた不思議なサウンドを聴かせてくれました。

Yano3

中盤ではサンバ調の「PIPOCA」で、ドラムまで入ったフルメンバーで盛り上がり、後半は「OH DAD」「STRING OF PEARLS」をピアノの弾き語りで聴かせてくれました。

後半には、「にぎりめしとえりまき」の昔話風の歌詞を、和風なメロにのせ、さらっと歌いのけ、彼女のボーカリストとしての実力をあらためて見せつけ、「夢のヒヨコ」ではかわいらしいボーカルを聴かせてくれます。そして「すばらしい日々」。ご存知ユニコーンのカバーなのですが、この日もフリーキーに、そしてパワフルに自由に歌う彼女のボーカルに聴きほれるステージ。もう完全に矢野顕子の曲になっていました。本編最後は、アルバムでも最後の曲「てぃんさぐぬ花」で締めくくり。この曲もバンド全員が出ての演奏だったのですが、矢野顕子本人も、南米の太鼓(名前は忘れた・・・)をたたきながら、演奏を盛り上げていました。

もちろんその後はアンコールへ。アンコール1曲目は「ISETAN-TAN-TAN」というタイトル通り、10月にリリースしたばかりの伊勢丹のオフィシャルソングを披露。そしてラストは、「名古屋といえば中央線」という曲紹介のあと、おなじみTHE BOOMのカバー「中央線」で締めくくり。彼女の包容力あるボーカルでしんみり聴かせつつ、ライブは終了。約2時間のステージでした。

今回、矢野顕子のステージは完全にはじめて。かなり期待していたステージだったのですが、まさに期待通りの内容でした。彼女のボーカルは原曲のフレーズをおもいっきりはずしつつ歌うのですが、それても全く楽曲が破綻しないのはやはり彼女の実力なんでしょうね。フレーズははずしまくるのに、ボーカルには安定感があり、なによりも声量があり、生で聴くと、彼女はとんでもなく歌が上手いなぁ、ということを再確認できました。

今回「エレファントホテル」全曲演奏というコンセプトだったのですが、楽曲はどれもアレンジを大きく変え、原曲のイメージとは異なった雰囲気の曲もチラホラ。MATOKKUの電子楽器を用いた暖かいけどちょっと不思議な雰囲気の演奏も魅力的でしたが、それ以上に即興性の強い矢野顕子のボーカルが実に魅力的。「エレファントホテル」が再構築されていく様子をリアルタイムで楽しめる、そんなステージでした。

また彼女のおっとりとした、ちょっと不思議ちゃんも入った天然なMCもおもしろいなぁ。そのため、会場にもまったりとした独特の空気が流れていたステージでした。そんな空気を楽しみつつ、あっという間の2時間。素晴らしいライブでした。矢野顕子のステージ、やはりとてもいいですね!また足を運びたいです。

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2013年12月13日 (金)

ソロじゃなくてバンドだよ

黒木渚 2nd single「はさみ」発売記念インストアイベント

会場:名古屋パルコ1階イベントスペース 日時:2013年11月23日(土) 17:00~

先日のハルカトミユキに続き、インストアライブに足を運んできました。ハルカトミユキは、タワレコに買い物に行ったところ、偶然ライブに遭遇したのですが、今回は当初から予定して足を運んだライブ。黒木渚というミュージシャン、実はこの段階で全く音は聴いたことなかったのですが、最近、いろいろと話題に聴くバンドなだけにせっかくの機会なのでライブを、と思い見に行きました。

この黒木渚というミュージシャンは、女性ソロシンガーのような名前ですが、3人組のバンドの名前。ちなみにボーカルの名前も黒木渚だそうです。ボーカル名=バンド名のバンドといえば、マリリン・マンソンやサンタナとかがいますが、日本では珍しいかも。

今話題のミュージシャンということもあり、ライブスペースにはビックリするぐらいの人だかりが。名古屋パルコ1階のイベントスペースでのライブは何度か見たり、あるいは通りがかったりしたことがあったのですが、その中では一番の観客数だったかも。その注目度合いがわかります。

ほぼ5時ピッタリにイベントはスタート。メンバーが登場となりました。この日はアコースティック形式でのライブ。ただメンバー3人以外にもサポート2人がついて計5名という、なかなか大所帯なステージでした。

そしていきなりライブがスタート。もちろん曲を聴くのははじめてなのですが、最初の曲はおそらく歌詞から類推してデビューシングル「あたしの心臓をあげる」だったと思います。アコースティックでのアレンジでしたが、楽曲はオルタナ系ロック。パワフルなボーカルはちょっと椎名林檎や鬼束ちひろあたりを彷彿とさせる感じがしました。

その後に演奏したちょっと寓話のような歌詞が印象的だった曲は椎名林檎に、続くバラードナンバーについては鬼束ちひろを思い出させるような雰囲気・・・と書くと、まるで林檎や鬼束のフォロワーのように思われますが、それはあくまでも雰囲気のレベルで(^^;;ボーカル黒木渚の力強いボーカルが印象的なナンバーでした。

ここでようやくMCで、簡単な自己紹介をはさみ、続いてはこの日のライブの主目的となるニューシングル「はさみ」へ。こちらはバラードナンバーながらもどこか歌謡曲っぽい雰囲気もあり、耳なじみやすいナンバーになっていました。

さらにその後のMCでは、「名古屋ではしるこサンドが流行っているんでしょ?」という話題や、「名古屋のお客さんはライブの時にみんないい顔をしている」なんていうネタ。卒のないMCといった感じで、までデビュー間もないバンドながらもこなれているような印象を受けました。

そして最後にもう1曲。いままでは聴かせるナンバーが主体だったのに対して最後は軽快なポップナンバーへ。客を盛り上げて・・・というほどではなかったのですが、最後は楽しい雰囲気で締めくくり。全5曲30分程度のステージが終わりました。

黒木渚の楽曲はこの日はじめて聴いたのですが、印象としてはよく出来たロックといった感じ。アコースティック編成だったのですが、「アコギ1本」みたいな形ではなくギターやベースにキーボードも入る編成でバンド編成でのライブ。そんなこともあってか、パワフルな曲調は完成度も高く垢抜けた印象を受けました。

ただ一方で、上に書いた通り、椎名林檎だとか鬼束ちひろだとかいうイメージが横切るような部分があり、そういう意味では、もっと黒木渚だけの個性もほしいかなぁ、と思った部分も事実。まだデビューしたばかりのバンドなのでこれからってところかなぁ。今後の活躍に期待したいです!

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2013年12月 3日 (火)

Peacetribe2013 その2

Peacetribe3

その1より

A Hundred Birds Trio feat. TeN@ECHO STAGE

←ECHO STAGEを外観から
映画の後、再びECHO STAGEに戻ると、既にA Hundred Bird Trioのステージがはじまっていました。A Hundred Birdsはオーケストラバンドだそうですが、この日はそのうち3名、Key. タケウチカズタケ Dr. 井戸本勝裕 G.田村成紀が「Trio」として参加し、プラス、ボーカルのTeNが参加するステージとなっていました。

最初、ステージに到着した時は、ボーカルTeNを除いた3人のみでのステージ。ドラムスとギターでダイナミックな演奏を聴かせつつ、キーボードのサウンドをからめたジャムサウンド。リズミカルなテンポのよい演奏を楽しむことが出来ました。

TeNはジャーマンっぽい雰囲気の衣装で登場。曲も最初はちょっと呪術的な雰囲気のナンバー。ただ、一度彼女が引っ込みジャム演奏をはさみまた登場して披露したナンバーは、至ってポップでテンポのいいディスコナンバー。いままで座ってみていたのですが、この曲では思わず立って踊りだしてしまいました。

その後もTeNが参加したボーカル曲はちょっとベタさも感じるポップなナンバーが多く、思った以上に聴きやすいナンバーが続きました。ボーカルもかなりパワフルなものを聴かせてくれて印象に残り、リズム隊3人のみの演奏とボーカル曲とでバラエティーの富んだステージが楽しめました。

AO YOUNG@TAOYO VILLAGE

続いての宮内優里までまた時間があったため再びメイン会場に戻りました。やがてメイン会場の中に設置されているTAOYO VILLAGEというステージでライブがスタート。登場したのはAO YOUNGという男性ミュージシャンでした。

彼がアコギを抱えつつ、バンドを率いてのステージ。基本的にシンプルなロック。楽曲によってはレゲエやブルースなどの要素を挟みつつ、歌詞の内容は社会派だったり、比較的ストレートな内容。イメージとしては斉藤和義に近いイメージだったかも?

比較的メロディーはシンプルで、歌詞についてもいかにもロックシンガーらしい青い感じの歌詞があったりと、良くも悪くもよくあるタイプといった印象。骨太なサウンドやブルースの要素を取り入れた楽曲などそれなりに楽しめたのですが、ちょっと物足りなさも感じました。

宮内優里@ECHO STAGE

そしてECHO STAGEのトリを飾ったのは宮内優里。彼一人だけのステージで、たくさんの機械とデジタルパーカッションを前に、ギターを抱えた彼が演奏をするスタイルでした。

途中、MCではその彼の前に並べられた多くの機械も説明してくれました。ループサンプラーという機械で、ひとつの音を録音するとループさせて無限に演奏し続けてくれるサンプラーだそうで、その場でトライアングルやマラカス、ピアニカなどを録音して実演してくれました。

そんなサンプラーを多用しつつ、彼自身はエレキギターを弾きつつのステージ。基本的に「エレクトロ」にカテゴライズされるのでしょうか。サンプルなどを多用したインストのメロディアスに聴かせるナンバーがメイン。ただ、基本的に暖かい雰囲気の楽器を主にサンプリングしているため、どこか優しさを感じられるメロディーが印象的でした。

この日は星野源がボーカルで参加した「読書」を、もちろん星野源なしで披露したり、その他コーネリアスがギターで参加した曲をコーネリアス抜きで披露したり(笑)、途中、サンプルなしの彼のギター1本の演奏となる曲を聴かせてくれたり。どれも優しい雰囲気の魅力的なポップソングでとても楽しいひと時を過ごせました。

Peacetribe4

MCもなかなかユニークで人柄もよさそう。ちなみに上の写真はMCで「私は写真を撮るのは自由ですから」と語っていたので撮らせてもらいました。

 

そんな訳で、今年おそらく最後となる野外フェス。ライブはなかなか魅力的なミュージシャンが揃っていて、とても素敵なイベントでした。特にU-zhaanと宮内優里がよかった!どちらもまた是非ともライブに足を運びたくなりました。

ちょっと残念だったのが、CHILLOUT ROOM HANAの場所とやっていることがわかりにくかったこと。せっかくライブとは違って「考えさせる」イベントだっただけに、もうちょっとわかりやすい場所だったらよかったのに・・・。

店もたくさん出ていて、屋台もおいしそうな店ばかりで、とても楽しく1日を過ごすことが出来ました。ちょっと残念だったのは、ECHO STAGEが飲食禁止で、ビールを飲みながらのんびり、ということが出来なかった点。これはおそらくこのイベントだからというわけではなく、もともとこの施設が飲食禁止だったんでしょうね。仕方ないけど、ちょっと残念でした。

あと、11月中旬ということで寒かった(笑)。まあ、これについては私がもっと暖かい格好をしていけばよかったのですが(^^;;

というわけで、楽しいイベントでした。もっとも、場所的に公園の中でのイベントなので「雰囲気を楽しむ」という感じのイベントではなかったので参加する面子次第になってしまうのですが、また、面子がよければ来年も足を運んでみたいです。

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2013年12月 2日 (月)

急遽、参戦

Peacetribe2013

会場 岡崎公園一帯 日時 2013年11月16日(土)

おそらく今年最後となる野外フェス。当初は行く予定はなかったのですが、先日行く予定だった、「森、道、市場」が台風の影響で中止となり、「これで今年のフェスは終わりってのも寂しいなぁ」と思い、もともとちょっと気になっていたイベントだったので、急遽参戦することにしました。

Peacetribe1

↑メイン会場。各種雑貨などの店や、屋台が並んでいました。まずはメイン会場へ。ちょうど昼過ぎで、最初のお目当てU-zhaanまではちょっと時間があったため、腹ごしらえ。前日の雨で足場はぬかるんでいたのが玉に瑕でしたが、それなりの賑わいを見せ、屋台もおいしそうな店がズラリ。アルコールもちゃんと販売していて、ビール片手にハンバーガーをおいしくいただきました。

U-zhaan@ECHO STAGE

1時半になったので、ECHO STAGEこと岡崎城二の丸能楽堂でタブラ奏者U-zhaanのライブへ。会場についてたら、まだ前の櫻井響のステージの最中でしたが、すぐに終わり、そのままU-zhaanと入れ替わり。セットチェンジなしでライブがスタートしました。

「ソロで演奏しろ、と言われているんですが、シンバル奏者にシンバルだけで演奏しろって言われているようなもんですよねぇ」

なんていうユーモラスなMCからライブはスタートしたのですが、演奏はインドの民族楽器、タブラのみの演奏。しかし、静かながら音で語っているような演奏に思わず聴き入ってしまいました。

途中、MCでタブラについての解説。ひとつひとつの音に名前があるそうで、その説明をした後、インドの古典の名曲を、ということでその曲名が

「ティキテキナテテティティトトナティティ」・・・・・・みたいな音の名前をそのまま曲名にしたようなタイトル(笑)(もちろん、この曲名、全然正確ではありません。なんとなくこういう雰囲気ということで)。それも一瞬で終わる感じで、演奏した後、「この名曲感、わからないかなぁ~」と言っていましたが、正直、わかりません(笑)。

でも、その後演奏された「夏の夕立」をテーマにした曲は、夕立の雨の音や、その中、鳴り弾きく雷の音をタブラで表現した演奏で、まさにその風景が目に浮かぶような演奏。うん、これは名曲とわかりましたよ。その演奏に聴き入ってしまいました。

その後はヒューマンビートボクサーの櫻井響との共演。U-zhaanのタブラの演奏を、櫻井響がそのままヒューマンビートボックスで真似するような演奏もあり、そのテクニックに聴きほれるステージ。事実上、パーカッションだけのステージでしたが、歌心があり、とても心惹かれるステージでした。

U-zhaanのステージ、はじめて見たのですが、とても素晴らしかったです!!以前から名前は知っていて気にはなっていたのですが、これだけ素晴らしいとは。また是非ともライブを見てみたいです!
(・・・と思って調べてみたら、U-zhaanって、元ASA-CHANG&巡礼のメンバーなんですね。彼らのライブなら見たことありました。あのASA-CHANGと向かい合ってタブラを演奏していたのが彼だったのか・・・・・・)

Peacetribe2

GOCOO@ECHO STAGE

次のお目当てGOCOOまでちょっと時間があったので、またメイン会場に戻り、ラーメンとビールで腹ごしらえした後、再びECHO STAGEへ。次のGOCOOは男女11人の和太鼓ユニット。会場に戻ると、ステージ上狭しと、数え切れない量の太鼓が並んでいました。

↑ちなみにこちらはメイン会場にいた謎のゆるキャラ。左は大府市の特産「木の山芋」をモデルにしたゆるキャラのいもメン、右は岡崎のゆるキャラ味噌崎城だそうです。謎だ・・・・・・。

ただ、時間になってもなかなかライブがはじまらない・・・。ようやくライブがスタートしたのは30分後。うーん、ちょっと待ちくたびれてしまいました。しかし、はじまったらまさにその太鼓のリズムに圧倒されるステージ。激しいリズムの応酬に目が釘付けになっていまいました。

途中、メンバーが狐のお面をきて、怪しい踊りを踊りながらパフォーマンスを繰り広げるちょっと芝居っぽい曲などもあり、和太鼓のみのステージとはいえバリエーションもありそのステージを楽しむことが出来ました。和太鼓のみのステージといっても、よくありがちな村の青年団が繰り広げられる和太鼓の演奏とはちょっと違い、エキゾチックな雰囲気の漂う、とライバル的な要素も感じられるステージ。実は彼らのステージは2005年にも見て今回8年ぶりとなるのですが、前回と同様、その独特なパフォーマンスにひきつけられたステージでした。

映画『ヒマラヤを越える子供たち』@CHILLOUT ROOM HANA

GOCOOのライブを途中で抜け出して、ちょっと興味があったのがCHILLOUT ROOM HANAこと巽閣という集会所で行われていた映画上映。チベットからヒマラヤ山脈を越えて亡命する子供たちを描いたドキュメンタリー。チベットでは、中国政府による弾圧のため、子供たちがチベット語での教育を行えないため、毎年多くの子供たちがヒマラヤ山脈を超えてインドに亡命。インドに設置されているチベット語の学校での教育を受けているそうです(ただ、それも北京オリンピック終了後、中国政府の締め付けが厳しくなり、亡命者数は減少しているそうです・・・)

ただ、会場についたら観客が私を含めて4、5人程度・・・寂しい・・・(^^;;場所もわかりにくかったし、せっかくの企画なのでもう一工夫あればよかったような。映画は命がけでインドに亡命してくる子供たちの姿をありのままに捉えており、日本だと、無邪気に暮らしている子供たちが過酷な状況におかれている事実に胸が締め付けられるような内容でした。詳しい感想を書き出すと、長くなってしまいそうなので、映画の公式サイトと、この日の主催者団体のサイトを紹介しておきます。是非とものぞいてみてください。チベット問題について深く考えさせられる映画だと思います。

Escape Over the Himalayas ヒマラヤを越える子供たち
http://www.tsg-kiku.com/eoth/

STUDENTS FOR A FREE TIBET JAPAN
http://www.sftjapan.org/

その2

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2013年12月 1日 (日)

音の洪水に圧倒されました。

Phoenix Rising Asia Tour 2013 Nagoya

ROVO and System7

会場 ボトムライン 日時 2013年11月15日(金)20:00~

Phoenix

2011年にお互いの楽曲をカバーし合うアルバム「Phoenix Rising」を発売した日本の人力トランスバンドROVOとイギリスのテクノユニットSystem7。そのジョイントライブが行われました。

もともと、今回のライブに行きたいと思ったきっかけはそんな彼らが2011年に行ったジョイントライブの模様を収録し、配信限定でリリースされたアルバム「PHOENIX RISING LIVE in KYOTO」。ROVOとSystem7のサウンドの融合に鳥肌モノだったこのライブ盤を聴いて、もしROVOとSystem7のジョイントライブがまた行われるなら駆けつけなくては!と思っていました。そしてついに待望のジョイントライブ開催!!もちろん、事前にリリースされた「Phoenix Rising LP」も購入し、この日のライブにかけつけました。

ROVO

この日は、まずROVO、System7それぞれのライブを行った後、両者のジョイントライブが行われるスケジュール。会場は8割程度の入りで、思ったほどの混雑ではありませんでした。ただ、ライブを見たり、踊ったりするにはちょうどよい感じの客の入りでしたが。

予定を10分強オーバーしたところでROVOが登場。ROVOのステージは昨年のフジロック以来。もちろん、ROVO単体でのステージも非常に楽しみにして来ました。

ライブは長尺の4曲で40分程度の内容。ダイナミックなバンドサウンドをテンポよく聴かせるトランシーなサウンドは相変わらずのステージ。ただ、個人的にこの日のライブ、何度か見たROVOのライブの中で一番の出来だったのでは??と思うほどのステージでした。

特にツインドラムのサウンドに圧巻。もちろんツインドラムのサウンドが鳴り響くステージはいつも通りなのですが、ボトムラインという狭い空間ではそのドラムのリズムがより腹に響き迫力が増していました。時々入るトライバルなパーカッションのリズムもまた非常に心地よく、ドラムのサウンドに耳を奪われるステージでした。

余談だけど、そのドラムスの2人はご両人とも髪の毛をスキンヘッドにしていたのも大きなインパクトでした(^^;;

さらにこの日はライブ初日ということもあって、全く疲れのないいい意味で軽く音楽を楽しんでいるような雰囲気が伝わってきたステージでした。なんというか、変な力みもなく、バンドの息もピッタリ。せめぎあうような緊張感というよりも、一緒にスペーシーな空間を作り出して楽しんでいる、そんな雰囲気が漂うステージ。これはやはりツアー初日ならでは、という感じでしょうか。そういう意味でも、いままで見たROVOのライブの中でベストの内容では?と感じたステージでした。

System7

そんなROVOのステージに圧倒されつつ、続いてはSystem7のステージへと続きます。そしてなんと驚くことに彼らのライブ、ROVOのステージをさらに上回る素晴らしいステージを見せてくれました。

まずステージ上にはメンバー2人が登場。その前にはリズムマシンにマックのパソコンがセット。2人でリズムマシンやシーケンサーをいじりながらのステージで、基本的には王道ともいえる四つ打ちのテクノが非常に踊りやすいリズムを作り出していました。

ただし、そんな中、ロックテイストが強かったのが彼らの特徴。途中、メンバーの一人、スティーブ・ヒレッジはギターを抱えて、ノイジーなギターサウンドを楽曲に入れてきたり、あるいはビートもとてもヘヴィーでノイジーなものを入れてきたり、ロック風のダイナミズムさを入れていて、これがまた身体にダイレクトに響き渡りました。もうカッコいいの一言でした。

で、この日はじめて知ったのですが、彼ら、メンバーの一人は女性なんですね・・・(^^;;なんか、女性メンバーのミケット・ジラウディーが、楽曲にあわせて妙に色っぽく踊るのもこの日のステージで印象に残りました。

彼らも40分程度のステージだったのですが、途中、ビートの強いナンバーをテンポをどんどん速めて煽る煽る(笑)。もう、会場は興奮のるつぼと化したステージで、おそらくこの日一番盛り上がっていたようにも思います。私も思わず腕を振り上げつつ、思いっきり踊ってしまいました。身体にダイレクトに響くリズムがとても心地よいステージで、難しいこと抜きで踊りまくれるサウンドがとてもインパクトがありました。System7、予想以上に素晴らしかった!また彼らのライブがあれば、是非とも足を運びたいです。

ROVO and System7

そして、System7が終わると、待望のROVOとSystem7のジョイントライブ。決して広くないボトムラインのステージ上に、ROVOとSystem7のメンバーがひしめき合う、賑やかなステージとなりました(笑)。

基本的に楽曲は最新アルバム「Phoenix Rising」からのナンバーがメインで、ROVOの演奏を主軸としてSystem7が加わるようなスタイル。そのためROVOのサウンドよりも分厚い、まさに音の洪水に、終始圧倒されるようなステージでした。

System7のメンバーは、リズムマシーンを駆使したエレクトロなリズムを作り出す・・・かと思えば、主にスティーブ・ヒレッジはギターを演奏、ミケット・ジラウディーはエフェクターをいじって、ノイズを作り出していました。

そんなサウンドももちろん十分に楽しめたのですが・・・正直言ってしまうと、事前に期待していたほどではなかったかなぁ。いや、ライブの内容としては申し分なく楽しめたんですけどね。でもライブアルバム「PHOENIX RISING LIVE in KYOTO」で感じたレベルには残念ながら及ばなかったように思います。

結局、System7のメンバーがギターとノイズで演奏に加わっていたため、ROVOの演奏の延長線上みたいになって、System7との融合という側面がちょっと薄れたのが大きな理由のような気がします。また、このジョイントについてはライブ初日の影響でしょうか、まだROVOとSystem7の融合がチグハグな部分もあったように思いました。

ただ一方、何曲かはSystem7が主軸となり、エレクトロなリズムマシンでトランシーなリズムを作り出した曲があったのですが、こちらは文句なしに鳥肌モノ。特にSystem7のエレクトロなサウンドと勝井祐二のバイオリンの音色の融合がなんともいえず緊迫感あるサウンドを作り出していて、非常に耳を惹きました。

ROVOとSystem7のジョイントは、今後ツアーが進むにつれ、徐々によくなっていきそうだなぁ。この日のライブも後半になるに従いチグハグさがなくなり、最後アンコールもあったのですが、徐々に両者で作り出すスケール感あふれるスペーシーなサウンドに身体が自然に動き出してしまう魅力的なサウンドを聴かせてくれました。

そんな訳で、最後のジョイントライブはアンコールを含めて1時間半程度。終わったのは11時半ちょっと前。ROVOも素晴らしかったのですが、それ以上にSystem7がよかったなぁ。両者のジョイントは予想していたほどではなかったものの、十分楽しめたステージでした。かなりボリュームのあるライブで、ヘトヘトにつかれましたが、とても充実した時間を過ごすことの出来たステージでした。

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2013年11月25日 (月)

久々のインストアライブ

ハルカトミユキ「シアノタイプ」発売記念 インストアイベント

会場:タワーレコード名古屋パルコ店 日時:2013年11月9日 14:00~

久しぶりにインストアライブを見てきました。タワーレコード名古屋パルコ店で、先日、メジャーデビューアルバム「シアノタイプ」がリリースされたばかりのハルカトミユキという女の子2人組のユニット。名前は知っていたのですが、曲を聴いたのはこの日がはじめてでした。

・・・といっても、狙ってライブに来たわけではなく、ちょうどCDを買いにタワレコに来たところ、彼女たちのライブがスタートしたところ。特に注目の、という感じではなかったのですが、名前は聞いたことありましたし、せっかくだから、というちょっと消極的な理由でライブを見てみました。

ライブはメンバー2人のみのステージ。普段はバンド編成だそうですが、この日はハルカのアコギと、ミユキのシンセのみのステージ。アコースティックの・・・といっても、シンセで様々な音を出してのステージだったのでアコースティックライブではなかったのですが、シンプルなアレンジでのライブになりました。

ハルカトミユキの2人は、CDジャケットで見るといかにも今風な女の子2人という雰囲気なのですが、本人たちを見ると、大変申し訳ないのですが、全く垢抜けていない(^^;;クラスの片隅でおとなしくしていそうな文系の女の子2人といった雰囲気でした。ライブはアルバム「シアノタイプ」のタイトル曲である「シアノタイプ」からスタート。その後はMCとなったのですが、これがまたたどたどしい内容で(笑)。昼には天むすやえびふらいのサンドイッチ、昨日の夜に名古屋入りしたのですが、この時は味噌煮込みを食べて、名古屋を満喫していますという、名古屋にいると何度も似たような内容を聞くようなMCでした(笑)。

その後は同じく「シアノタイプ」から「長い待ち合わせ」「ナイフ」と続き、最後は1st EPにもなった「Vanilla」で締めくくり。30分弱のステージでした。

楽曲はちょっとフォークミュージックの影響も感じられるロック。待ち人がなかなか来ない状況での心境を歌った「長い待ち合わせ」など、ちょっと物悲しい雰囲気があり、聴かせる歌詞が大きな武器に感じたのですが、その一方、メロはちょっとインパクトが弱かったかなぁ。最後に聴かせてくれた「Vanilla」は楽曲の広がりもあり、それなりにインパクトがあったけど。

あと、MCもそうなのですが、良くも悪くも垢抜けなくて、ちょっとステージ慣れしていないのが印象的。ちょっと初々しいと思っちゃうのはおじさん的な発想ですが(笑)。ただ、ここらへんは今後場数を踏めば成長していきそう。

そういう意味では、これからのミュージシャンかなぁ、といった印象を受けたライブでした。これからの成長に期待したいところです。

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2013年10月13日 (日)

人気ラジオ局のお祭り

ZIP AUTUMN SQUARE

会場 久屋大通公園久屋広場 日時 2013年10月5日(土)

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毎年秋、名古屋のFM局ZIP-FM主催で行われるイベント、ZIP AUTUMN SQUAREに行って来ました。この手の在名マスコミ主催のお祭りは、大抵番組の公開録音がメインになるのですが、ミュージシャンのライブがメインとなり、屋台やフリーマーケットのゾーンもあり、ちょっとした「フェス」っぽい感じになっている点、ZIP-FMとしてのこだわりを感じます。

ただ、会場は久屋公園の一角だけで、思ったよりちょっと狭い・・・。屋台も数件程度ですくなめ(かつ焼きそばを売っている店が2、3件も・・・)。まあ、場所は繁華街栄のど真ん中で、いくらでもおいしいレストランがあるので、屋台もなかなかもうからないのでしょうが。

イベント自体は10時からスタートだったのですが、私はお目当てのミュージシャンにあわせて12時頃に会場入りしました。で、私が会場に到着したのは、ちょうどお目当ての秦基博のライブがスタートする前だったのですが、ミュージシャンの紹介として登場してきたのが、ZIP-FMの人気MC、ジェイムス・ヘイブンス。個人的に、生ジェイムスを見れたのは結構うれしかったりして(笑)。

秦基博

そして秦基博が登場。この日は自らアコギを抱え、キーボードの人と2人のみでのステージでした。登場したら、黄色い歓声があがったのが失礼ながらちょっと意外・・・(^^;;

ライブは「言ノ葉」からスタート。基本的にしんみりと聴かせるステージで、優しい雰囲気の歌声とアコースティックなサウンドが会場に響きます。アップテンポな「グッバイアイザック」では手拍子で会場は軽く盛り上がり、その後は「Girl」で再びしんみり。最後はキーボードの人が下がり、彼ひとりのみになり、アコギ1本で「鱗」で締めくくりました。

秦基博のライブははじめてだったのですが、アコースティック編成ということもあり、とても素直なステージだったなと思いました。声にしてもアレンジにしてもメロにしても万人を振り向かせるような感じではないのですが、その声に耳を傾けると知らず知らずにはまっていく、まあ、秦基博の曲自体CDで聴いてもそんなイメージなのですが、ライブもまさにそんな印象そのもののステージでした。

Salley

次に登場したのは、Salley(サリー)という男女2人組のユニット。まだデビュー間もないそうです。かわいらしいボーカルの声が印象的で、軽快なアコースティックポップを聴かせてくれました。

この日はタワレコ限定シングル「green」や2日に発売されたばかりのシングル「その先の景色」をなどを演奏してくれたのですが、その中で「各駅停車」という曲がフォーキーな要素も入ったちょっと切ないポップスで、なかなかよかったです。

指田郁也

続いては指田郁也という男性ソロミュージシャン。ピアノ1本でのステージで、楽曲はバラードメイン。AORの王道を行くような楽曲で聴かせる大人のポップといった感じでしょうか。MCでは、自分は鉄道ファンであって、タモリ倶楽部に出たことが自慢といっていました(笑)。ZIP-FMの番組も音楽と鉄道をかけあわせた番組だそうで、ちょっとおもしろそう(笑)。この日も披露してくれた「バラッド」がドラマ主題歌になっていたり、次の名古屋のワンマンライブがダイヤモンドホールという大きめの会場だったりして、「売り」に出ているミュージシャンという感じでしょうか。この日聴かせてくれた曲はいい曲だと思ったのですが、ブレイクするにはもうちょっとインパクトもほしい感じも・・・。

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山崎あおい

そして続くは山崎あおいという女性シンガーソングライター。彼女のアコギ+アコギ+キーボードの3人編成でのステージ。彼女はちょっと小柄な感じでした。

アコースティックで爽やかに聴かせてくれたのですが、楽曲としてはいわゆるガールズポップといった感じ。バンド編成ならもっと元気で明るいスタイルということになるのかな?まだデビュー間もない大学生シンガーだそうで、まだまだこれから、といったところでしょうか。

で、この後、吉田山田、THE UNITEDと続くのですが、一度会場を離れ栄近辺で買い物。戻ってきたら、THE UNITEDの最後の曲が演っていました。THE UNITEDはイギリスのアイドルグループ。楽曲はいかにもアイドルポップといった感じのエレクトロポップでした。

家入レオ

個人的にお目当て2人目の家入レオ。さすがに人気のミュージシャンとだけあって、この頃には会場はかなりの混雑になってきました。この日はアコースティック編成でのライブ。彼女のライブを見るのはこれがはじめてです。

ライブは「Bless You」からスタート。かなり感情的な動作を見せるようなパフォーマンスは楽曲から受けるイメージ通りといった感じ。その後、今度リリースされる新曲「太陽の女神」も披露してくれましたが、こちらはミディアムテンポの聴かせるナンバーで、彼女としてはこれといったキラーフレーズはなく、ちょっと地味な印象がありました。

最後は「Shine」で締めくくり。他のミュージシャンと同様、約30分のステージ。彼女の歌に関しては、かなり安定感もあり卒ないといった感じ。上手いとは思うけど、いい意味でも悪い意味でも優等生的に感じました。一方、MCが18歳という年齢とは思えない落ち着いた大人びたものだったのも印象的。楽曲の歌詞が年齢なりなのと対照的に感じました。

会場は、かなり多くの観客が集まっていましたが、熱心なファンというよりは「名前の知っているミュージシャンが出ているから見ておこう」みたいな観客が多かった印象がありました。

次のKはまたあまり興味がなかったので、再び栄に買い物へ。最後のSPYAIRがはじまる直前に会場へ戻ってきました。

SPYAIR

地元名古屋出身の4人組ロックバンド。この日はアコースティック編成で、ボーカルとギターの2人だけの登場。アコギ1本での演奏となりました。会場には彼らお目当てのファンも多く、黄色い歓声があがります。この頃には、後ろまで観客がビッシリ。

大ヒットした「現状ディストラクション」や「虹」などを披露してくれたのですが、オリジナルをそのままアコギアレンジにした感じのステージで、後ろでヘヴィーなバンドサウンドが鳴っている前提のボーカルと、静かなアコギがちょっとチグハグだった印象も。あまりSPYAIRとしての良さを出せていなかったようなステージでした。

最後はアンコールもあったのですが、トータルでは30分程度のステージ。武道館ライブを成功させたり人気上昇中の彼らですが、アコースティック編成のステージを見る感じだと、まだまだこれから。もっともバンド編成だと、どんなステージを見せてくれるのか興味はありますが・・・。

そんな感じで、ライブは19時で終了。帰路につきました。1組あたり30分というステージで、それも全アコースティックの編成。ライブの「ダイジェスト版」といった感じで物足りなさは否めませんが、ラジオ局のお祭りで、無料のイベントということを考えると贅沢はいえない感じ。ただ、せめて1組2組くらいはバンド編成では無理だったのかなぁ。

個人的にライブよりも、生のジェイムス・ヘイブンスを見れたことがこの日一番うれしかったことかも(笑)。幕間のつなぎで入る彼のトークも、下手なライブより楽しめたし(笑)。会場は思ったより狭い感じで、屋台も少なめだったのはちょっと残念ですが、栄での買い物などを兼ねればそれなりに半日楽しめたイベントでした。

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2013年9月30日 (月)

中津川 THE SOLAR BUDOKAN その3

その2より

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←こちらの写真はメインステージです。

子供ばんど@REDEMPTION STAGE

続いてはサブステージで、おととし再結成し、今年25年ぶりとなるアルバムをリリースした子供ばんどのステージ。子供ばんどについては、タレントや俳優として活躍している(最近は以前ほど見かけなくなってしまいましたが・・・)うじきつよしが以前いたバンド、ということだけ知っていて、どんなバンドなのか全く知らず、個人的にちょっと「謎のバンド」みたいなイメージがありました(笑)。で、全く音を聴いたことない状態でステージを見たのですが、これが予想以上に素晴らしいステージでした。

バンドサウンドはかなり骨太で、ハードなロック。ただ、一方で意外とメロディアスだったり、バンドサウンドは比較的シンプルだったりと、どちらかというとオルタナティヴロック的な要素も強く感じる演奏で、活動していた時期は80年代なのですが、80年代的な匂いはあまり感じず、むしろその後の90年代以降の要素を強く感じました。

うじきつよしもテレビのバラエティーや俳優としてみせる顔とは全く違う、「ロックおじさん」といった感じ(笑)。完全にロッカーとしての顔になっていました。ただ、途中のMCはかなりユーモラスで、ここらへんはタレントとして活躍していた彼らしい感じ(笑)。

90年代以降、長く活動を休止していたとは思えないような現役感もあるステージで、正直、予想していたよりもはるかに良いステージでした。これは是非ともCDでも聴いてみたいし、ライブにも足を運んでみたいです。

MANNISH BOYS@REVOLUTION STAGE

そして続いてはメインステージに戻り、斉藤和義と中村達也のユニット、MANNISH BOYSのライブに。最初はMUDDY WATERSの「MANNISH BOY」が流れる中、ライブがスタート。「MANNISH BOYSのテーマ」からはじまりました。

前半は、斉藤和義のギターと中村達也のドラムだけのステージ。せっちゃんのライブは先日見たばかりですが、彼のギターはあきらかにその時よりもヘヴィー。中村達也のドラムは迫力あるヘヴィーなものというよりは、丁寧にビートを刻んでいるという印象で、せっちゃんのギターとはりあっている、というよりも2人でともに音楽を作り上げている、というイメージ。ただ、2ピースの演奏ながらも迫力あるサウンドを作り上げていて、2人の演奏だけで魅せられてしまうステージでした。

中盤の「ないない!」ではせっちゃんと中村達也のパートがチェンジ。強烈な社会批判の歌詞が特徴的なこの曲ですが、ライブでは途中、曲が中断。「このたび内閣総理大臣に就任した中村達也です」という挨拶から、ちょっとしたコントに。「リニアもたくさん電気を使うように再稼動を」と中村達也が言ったり、せっちゃんが、例の東京五輪招致のプレゼンにかけて「世界にむけてよくもあんな嘘を」と言ったり、かなり強烈な皮肉をコントのように繰り出していました。

その後はベース+キーボードに堀江博久が参加。タイトな前半と比べて、音に厚みの増したステージに。さらに「あいされたいやつらのひとりごと」では、ご存知名古屋弁が曲に出たり、名古屋の有名店が歌詞に盛り込まれたりする曲なのですが、さほどそこに歓声がわかなかったのはちょっと露骨すぎるから?それとも名古屋じゃなくて岐阜だから??ただ、途中にワンフレーズだけ「ずっと嘘だった」をせっちゃんが歌った時は会場が一気に沸きました。そして最後はまた「MANNISH BOYSのテーマ」で締めくくり。50分に及ぶステージが終わりました。

さてMANNISH BOYSのステージ、途中にあまりMCも入れず、一気に突っ走るようなライブでした。先日見たせっちゃんのステージが、まったりとした雰囲気だったのに対して、こちらは尖ったようなイメージのステージ。社会批判も強烈な曲が多いMANNISH BOYSですが、ステージでも社会に対する強烈なメッセージが印象的な、熱いステージでした。

岡本真夜@RESPECT STAGE

そんなMANNISH BOYSのライブから一転、RESPECT STAGEのトリを飾る岡本真夜のライブは、ロック主体のメンバーの中でちょっと異色とも言えるラインナップ。この日は、彼女の弾き語りとアコギ1本での聴かせるステージとなりました。

ライブはいきなり広末涼子に提供した懐かしい「大スキ!」のカバーからスタート。その後も「Alone」、さらにアコギ1本だけで「宝物」「Will…~未来へのプレゼント」と90年代の彼女の曲が続き、懐かしい気持ちになりながら、その歌声に耳を傾けます。その後の「Smile」では、途中のパートを観客に歌わせたりして、会場を盛り上げていました(ただ、歌わせるパートがちょっと難しくて、ギターの方にも突っ込みを入れられていました(笑))。

最後は「みんなもきっと聴きたかった曲」ということで再度ピアノ弾き語りでおなじみの大ヒット曲「Tomorrow」へ。サビの部分ではみんなで大合唱となりました。この日はハードなロックの曲ばかりを聴いてきましたが、やはりこういうポップもいいなぁ、としんみりした気分になりながら、ステージは幕を下ろしました。

岡本真夜のライブ、基本的に1曲1曲の間にMCの入る、まったりした気分のステージでした。岡本真夜ははじめてライブを見たのですが、ほんわかしたとてもかわいらしい方でその雰囲気が会場にまで伝わっていました。ロックフェスの中で毛色の違う彼女でしたが、ステージには予想以上に多くの方がつめかけていて、「Tomorrow」ではみんな合唱。なんだみんなやはりポップも好きなんだ、ということも感じました。

ちなみにRESPECT STAGEの横ではライブペインティングということで画家の方がリアルタイムで絵を描くパフォーマンスを行っていたのですが、そこのステージに乗って、4、5歳くらいの小さな子供が2、3人、岡本真夜の曲にあわせておもいっきり飛び跳ねて踊っていたのがすごくかわいらしくて印象に残りました。この日、一番ほんわかした出来事だったかも。

THEATRE BROOK@REVOLUTION STAGE

そしてこのフェスの大トリを飾るのが主催者佐藤タイジ率いるTHEATRE BROOK。岡本真夜のステージと重なっていたため終盤から参加となりました。ちょうどステージに来た時は、ゲストコーラスの堂珍嘉邦が呼び出されたところ。彼がコーラスに参加し1曲披露した後、最後に彼らの代表曲「ありったけの愛」。歌詞の「その上の太陽は ありったけの愛だけで出来てると思いませんか?」というフレーズが、まさにこのフェスにピッタリのナンバー!この曲では、このフェスの参加者が次々とステージに登場!OKAMOTO'SやSOIL、ACIDMAN、MANNISH BOYSの2人やうじきつよし、山口洋や武藤昭平、冷牟田竜之に畠山美由紀、さらにさきほどまでライブをしていた岡本真夜も登場。まさに最後を締めくくるのにふさわしい賑やかなステージになりました。

最後を締めくくる佐藤タイジのMCでは、「来年も絶対やります!」と高らかに宣言。会場は盛り上がり、幸せの気分の中、このフェスが幕を閉じました。

そんな訳で、21日22日の2日間にわたるロックフェス中津川THE SOLAR BUDOKAN。幸運なことに、2日間、全くの雨も降らず大成功のうち幕を下ろしました。ちなみに、ライブが終わったちょっと後にいきなりゲリラ豪雨のような大雨が会場を襲ったとか(私は既にバスに乗り込んだ後でした)。このタイミングの良さといい、実に恵まれたフェスだったと思います。

今回、はじめてのフェスだったのですが、正直、ほとんどマイナス面が見つからないほど、会場の雰囲気、観客のマナー、トイレ、食事、運営その他諸々、文句のないフェスでした。観客の多すぎず少なすぎず。行きも帰りもバスはほとんど待たずに(ただ行きのシャトルバスは時間によっては1時間程度の待ちになったみたいですが)ストレスをほとんど感じませんでした。

今回は太陽光でロックフェスという趣旨で行われたイベント。和田唱や山口洋などもMCで言っていたのですが、やみくもに「反対」を叫ぶのではなく、代替案を提示してポジティブな雰囲気を出しているという点も、このイベントの雰囲気をよくしている大きな要素だったと思います。

また、それに加えて、参加したミュージシャンの面子も絶妙。OKAMOTO'Sや黒猫チェルシーのような期待の若手から、トライセラ、ACIDMANのような中堅、ベテラン勢もBUCK-TICKのような30代40代あたりにアピールできるミュージシャンから、チャボ、泉谷しげるような、もっと上の世代のミュージシャンまでバラエティーに富んでいて、かつ、どのミュージシャンも実力派揃い。正直、最初発表されたラインナップを見た時はちょっと地味かな?とも感じたのですが、どのステージも大満足。いろいろなフェスに足を運びましたが、これだけ「ハズレ」のないフェスも数少ないかもしれません。

そんな幅広いラインナップを反映してか、観客層もかなり広かったのも印象的。10代の若者から、20代30代、さらには家族連れも多かったですし、この手のフェスでは珍しい、50代あたりの観客もチラホラ。まさにすべての世代が楽しめるイベントになっていました。

個人的にいままでいろいろなフェスに足を運びましたが、フジやサマソニ、エゾロック、ここ最近はまっているスキヤキあたりを含めても、会場の雰囲気、運営の良さ、ライブの素晴らしさ、トータルで考えても、私がこれまでに行ったことのあるフェスの中でも指折り上位に入るフェスだったと思います。こんな素敵なフェスが、地元から比較的気軽に行けるような場所で開催されたことがとてもうれしくなりました。是非、来年も開催してほしい!来年も是非とも足を運びたい、そう思ったフェスでした。

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2013年9月29日 (日)

中津川 THE SOLAR BUDOKAN その2

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その1より

←こちらは当日の会場地図とタイムテーブル。クリックすると拡大します。

TRICERATOPS@REDEMPTION STAGE

そして続いては、この日一番のお目当て、TRICERATOPSのステージ。トライセラのライブは正直、かなり久しぶり。このフェスの参戦を決めた要因のひとつが、彼らが参加していたことでした。

この日のステージは、いきなり「FEVER」からスタート。鉄板のナンバーで会場を盛り上げます。さらに「Future Folder」に、新曲「氷のブルー」。新曲は、かなりブルージーなナンバーで、一時しんみりとその演奏に聴き入ります。

その後、機材トラブルがあったみたいで、ちょっと長めのMCに。和田唱のカッコつけたMCは相変わらず。ドラムスの吉田佳史が名古屋出身なので、「中津川は小学校の頃、林間学校みたいなのに来て以来2度目です」というMCに、軽く拍手が起こったり(笑)。ちなみに、同じ名古屋出身の中村達也も、前日、同じことをMCで言っていたとか。そうだよねぇ、名古屋出身者にとって、中津川といえば、小学校の時に行くキャンプですよねぇ(笑)。

さらに続く「Fly Away」は大好きなナンバーのひとつなので聴けたのがうれしかった!「BELIEVE THE LIGHT」はちょっと意外な感じもしたのですが、ゴリゴリのギタープレイを前に出したアレンジに、バンドらしさを前面に出せる曲ということからの選曲でしょうか。そしてラストは「トランスフォーマー」で会場を盛り上げてライブは終了しました。

久々のトライセラのライブでしたが、やはり楽しい!サブステージという小さいステージだったのがちょっと寂しかったのですが、ライブバンドとしての実力をあらためて認識できたライブでした。7月のワンマンに行こうかどうか迷って、結局、このフェスがあったので見送ったのですが・・・また彼らのワンマンには足を運ばなくてはいけないですね!

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山口洋(HEATWAVE)@RESPECT STAGE

トライセラが終わると急いでRESPECT STAGEへ(右の写真)。RESPECT STAGEは、ステージが斜面になっていて、のんびりと芝生の上に座りながら楽しめるステージになっています。ステージに到着したのが16時ちょっと過ぎ。ライブスタートが15時50分だったのですが、もう「次が最後の曲です」というタイミングでした・・・。

でも、その最後の曲が、一番聴きたかったご存知「満月の夕」。ソウルフラワーのバージョンよりも、もっとゆっくりソウルフルな雰囲気。歌詞も結構違っていました。短い時間でしたが、芝生の上に座って、彼の歌声にしばし聴き入ってしまいました。ほとんどライブは見れず残念でしたが、「満月の夕」が聴けて、とても満足することが出来ました。

ACIDMAN@REVOLUTION STAGE

その後もちょっと会場をブラブラしていたのですが、結局はメインステージのACIDMANへ。彼らのライブを見るのもかなり久しぶり。3ピースバンドながらも、かなりの分厚い音を奏でる迫力あるステージが印象的。結局見たのは2曲くらいでしたが、爆音が会場をつつみ込む、圧巻されるステージでした。

泉谷しげる@REDEMPTION STAGE

そして続いては泉谷しげるのステージ。その知名度からか、サブステージながらもかなりの観客が集まっていました。泉谷しげるのライブはもちろんはじめて。音自体もほとんど聴いたことなく、最初はフォーキーなステージになるのかなぁ、と思ったのですが、実際にはじまると、これがなんと楽曲はバンドを率いてのかなりハードでヘヴィーなロック。その年齢を感じさせない迫力のステージにビックリしてしまいました。

さらにそのステージでおもしろかったのはその偽悪的なMC。最初のメンバー紹介ではメンバーがソロパートを弾きだすと、それを「電気の無駄」といきなり止めて「俺より目立つな」と言ったり、1曲目を終わると「次が最後の曲です」といきなり言い出し、観客が「え~」と反応すると「俺だって、次の仲井戸麗市を見たいんだ!」と叫んだり(笑)。さらに、「みんな曲にあわせて飛べ!」という号令のもと、みんなで一緒のタイミングでジャンプすると曲を止め、「無理にあわせるな!北朝鮮じゃないし!」と言い出したり、とにかく最初から最後までユニークなMCで観客を笑わせ、わかせていました。

後半、彼の曲では唯一知っていた「春夏秋冬」を演った時も、最初、みんなで手拍子しだすと曲をストップさせ「手拍子するな!これはじっくり聴く曲なんだ。そんなんだから田舎のロックフェスって言われるんだ」なんてことを言い出したり(笑)。でも、演奏の方は最初から最後まで若手には負けない迫力のあるロックンロールを聴かせてくれました。もう、大ベテランの彼でしたが、現役どころか下手な若手に負けない若々しさを持っていることが実感できたステージでした。

さらに途中、「写真を撮ってブログに載せるの面倒だから、みんな俺のこととってブログに載せろ!」なんてことを言い出して、大撮影大会に(笑)。そのコメントを真に受けて、アップしました↓もし、問題があったらお手数ですが、ご連絡ください。

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仲井戸"CHABO"麗市 with THEATRE BROOK@REVOLUTION STAGE

そして続いては、そのチャボのステージ。この日はTHEATRE BROOKを率いてのステージでした。泉谷しげるのライブで熱狂した後、またビールと軽いおつまみを調達しに行ったため、序盤はちょっと見れず。私がステージ前についた時には、「上を向いて歩こう」をちょうど歌いだしたところでした。RCサクセションのカバーバージョンでの披露で、最後には「永六輔、中村八大、坂本九、・・・忌野清志郎!」とその名前をあげ、観客を沸かせました。

その後は、「こんな天気のいい日に雨の歌を歌うのはなんなのですが」といいながら、ストーンズの「Rain Fall Down」のカバーや「ガルシアの風」などを挟んだ後、やはり一番盛り上がったのは最後でしょう。なんとHEATWAVE山口洋や、OKAMOTO'Sのオカモトショウ、TRICERATOPSの和田唱などをステージ上に呼び寄せ、みんなでRCサクセションの「雨上がりの夜空に」を熱唱。会場は一体となり大盛り上がりとなりました。この時は私も会場前方にかけつけ、一緒に熱唱。感動的な瞬間でした。

その3

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