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2013年12月24日 (火)

荒々しいトラックが強烈

Title:MATANGI
Musician:M.I.A.

デビュー作「ARULAR」は父親のニックネーム、2枚目「KALA」は母親の名前、3枚目「MAYA」は本人のニックネームと来て、3年ぶりとなる新作では彼女自身の本名をタイトルとした作品をリリースしてきました。

前作では、楽曲のバリエーションが増え、グッとポップになった作品をリリースしてきました。結果、アメリカのビルボードチャートでは初のベスト10入りを記録するなどヒットを記録し、一躍その名前を広めた反面、その内容については賛否を巻き起こしました。

今回のアルバムは、その前作に比べるとトラックもグッとシンプルになり、M.I.A.らしい作品に戻った感じのアルバムでした。特に前半は強烈で荒々しいビートに、彼女の鋭いラップが載るスタイルが聴いていてインパクト大。特にトラックの荒々しさはインドかアフリカあたりの現地で売られているようなカセットテープから流れてきそうな音にも感じられるほど。まさに最前線で戦う戦士といったイメージの、荒々しさを感じました。

そんな強烈なトラックの続く前半は、その内容に強く惹きこまれる内容になっていました。その後中盤は、The Weekndを迎えた「Exodus」のようなR&B色の強いナンバーや「Bad Girls」のようなポップ色も強い作品が並び、ここらへんはバラエティーに富んだ構成に感じました。

ただ正直なところ後半に関しては、前半のような強烈なビートも薄めで、ポピュラリティーも下がってしまいちょっと失速気味に。特に前半が強烈なインパクトを持っていただけに、後半の失速がちょっと目立ってしまった感じも。全15曲入り1時間弱の内容は決して長くはないのですが、もうちょっと絞ったほうがよかったのかも?その点、ちょっと惜しくも感じたアルバムでした。

とはいえ全体的にはM.I.A.らしさを強く感じたアルバム。賛否両論だった前作をちょっと気に入らなかった方でも本作は気に入るかも。で、次のアルバムタイトルは??

評価:★★★★

M.I.A. 過去の作品
KALA
MAYA

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