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2013年12月 6日 (金)

ビートルズの往年のライブ盤

Title:On Air~Live At The BBC Volume2
Musician:The Beatles

ここ最近、毎年のようにビートルズがらみの「何か」がリリースされています。そのたびにそれなりのセールスを記録して変わらないビートルズ人気を感じさせるのですが、今回発売されたのは、1994年にリリースされた「Live At The BBC」の第2弾。60年代前半に、イギリスのBBCラジオで演奏したライブ音源をまとめたアルバムだそうです。

正直、ビートルズに関してとやかく言いたくても、世間にはこれでもかというほどのビートルズマニアがうようよしていて、ビートルズは好きだけど「マニア」というほどではない私くらいがゴタゴタ言っていても説得力がない気がします。そんな訳で、あまり気のきいたような感想は言えないのですが・・・(^^;;

演奏については60年代前半、まだまだ若々しかった頃の彼らの演奏なだけに、若手バンド特有の勢いを感じます。雑誌やらレビューサイトやらからの受け売りですが、「Volume 2」の選曲は彼らのルーツを探るようなカバーが多かったような第1弾に比べて彼らの代表曲も多く、オリジナルとの聴き比べを楽しめるような選曲になっている・・・ということです。音的には何曲かあきらかに音がこもっているような音の悪い楽曲もあったものの、概ね音は気にならず楽しめる内容になっていました。

ただし、アルバム全体としては「マニア向け」とまではいかないまでも「ファンズアイテム」といったアルバムだと思います。一番の要因は曲の間にはさまるトーク。このトークの量が第1弾から多く増えています。

トークが間に挟まることにより、まるでラジオのような感覚で聴けるのかもしれませんが、日本人にとってはやはり英語が聞き取れないだけにファンではないと楽しめないかも。もちろん国内盤にはこのトークを含めた全訳がついているのですが、微妙なニュアンスなどはやはりネイティヴにしかわからない感じが。

またボーナストラックとしてメンバー4人のインタビューがついていて、こちらももちろん貴重なのですが、やはり全訳片手ではないと楽しめず、熱心なファン以外はちょっと厳しいものがあるかも。ビートルズという名前と収録されている代表曲につられてベスト盤感覚で買うにはちょっと辛いアルバムで、そういう意味で「ファンズアイテム」としての要素の強いアルバムでした。

一方インタビュー含めて貴重な音源や瑞々しさすら感じられるライブ演奏を楽しめるという点では言うまでもないのですが、ファンなら満足できそうなアルバムだと思います。しかし、手を変え品を変え、次々とビートルズからみのリリースが続きますね。次は一体・・・?

評価:★★★★

The Beatles 過去の作品
LOVE

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